2009年12月21日(月) 取手市福祉会館
参加者 13名 坂倉敏夫 中村裕子 本荘静光 岡部洋子 葛西清 高橋まさ
鈴木広路 児玉幸子 大谷仁子 山口 幸 木村昭栄(欠席投句)
(世話人)太田紀伊子 林比左史
定着した「暖冬」という言葉が嘘のように世界に大寒波が襲来している。日本も6年ぶりの大雪とのことで北国は吹雪の中にいる。西高東低の気圧配置がここ1週間ばかり続いている。会員のなかには風邪をひいたり、体調を壊したりで急遽欠席者もでた。
今日は「川柳マガジン社」(新葉館出版)の竹田麻衣子さんにおいでいただき挨拶もいただく。 急遽の欠席者が出たものの12名の参加となった。開始前に「つくばね番傘」の会長である太田紀伊子氏より20周年大会への協力お礼とその大会の模様が報告された。
本日の句会は3分吟「年賀状」を岡部洋子さん、4分吟「電車」を本荘静光さん、宿題「記憶」を「つくばね番傘」編集長の葛西清氏にお願いした。サロンでは「川柳マガジン12月号」から「時事川柳で振り返る09」を太田紀伊子さんに解説してもらう。
以下句評会で評判になった句。
三万の自殺者がいて世は進む 坂倉敏夫
世は進む・・・が何ともやるせない。自殺者を見込んでいるのか。交通事故で亡くなる人より圧倒的多い。自殺の手段が電車への飛び込みに集中したのは電車を止められて迷惑を被った人が多いのだろう。あげくJRの対応、私鉄の対応まで話が発展した。
あっさりとボツ快心の自信作 本荘静光
句会に参加している方への励まし、慰めの句。みなさんが同じ気持ちを抱いて句会終了後退席しているとすれば安心した。非常に爽快で気持ちの良い句との評もあり。
包丁を片手にケータイへ吠える 太田紀伊子
包丁の恐怖も吠える恐さもこの句からは感じられない。ただ「ケータイ」の偉大さが伝わってくるのみ。IT主義の私には現代の最大の武器は「ケータイ」である。
飲み代が多過ぎますと妻仕分け 木村昭栄
「仕分け」などと簿記の用語が世の中を闊歩している。もう少し早ければ今年の「流行語大賞」に選ばれたかもしれない。国の予算の仕分けはさて置き、自分の身のまわりには自分で仕分けしなければならないものも沢山ありますね。
欠伸にもこんな顔ある終電車 児玉幸子
涎をたらし、あげく鼾をかいて、口をあけて、隣りの人の肩に首を乗せて・・・と清浄ではみられない顔が遅い電車のなかに見られます。遊び疲れ、飲みつかれ、さまざまですが泥酔者をねらう「スリ」にはくれぐれもご用心。
3分間吟「年賀状」 岡部洋子 選
秀 虎の絵を描いた年賀が猫の絵に 鈴木広路
秀 子を囲み満面笑みの年賀状 山口 幸
秀 はじめての孫にもらった年賀状 大谷仁子
特 あと何回私は書くの年賀状 山口 幸
4分間吟 「電車」 本荘静光 選
秀 飛び乗った電車後ろへ走り出す 坂倉敏夫
秀 新幹線飛行機よりも早く着き 太田紀伊子
秀 電車には一人の自由時間ある 児玉幸子
特 仕事終え化粧を落とす終電車 鈴木広路
宿題「記憶」 葛西 清 選
秀 妻の愚痴記憶にないと逃げまくる 木村昭栄
秀 還暦の遠い記憶にある童話 本荘静光
秀 虫喰いの記憶がうまるクラス会 高橋まさ
特 魔女だった記憶スポンと抜けている 岡部洋子
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