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川柳マガジンクラブ茨城句会   2009年4月句会報告
2009年4月20日(月)取手市福祉会館
参加者 14名 坂倉敏夫 児玉幸子 鈴木広路 本荘静光 高橋まさ 興津嵐坊 
山口幸 岡寿男 大谷仁子 野良くろう 木村昭栄 葛西清
(世話人)太田紀伊子 林比左史

 季節の移ろいは早いものである。今年の桜は開花宣言から満開まで日数がかかったが開花中好天に恵まれいつになく「じっくり花見」が出来たように思う。私は今年土浦市真鍋小学校の桜を見ることが出来た。万難を排し「絶対にみてやる」の気持でその大樹に対面した。同じ桜でもそのはなびらひとつひとつに歴史を感じさせるような桜であった。さて、茨城句会4月例会は利根川河川の緑増す景色を眺めながらの句会となった。今回はゲストもなくレギュラーメンバーでの開催。即吟の選は野良くろうさんと高橋まささん。宿題「アンテナ」は太田紀伊子さんにお願い。サロンでは川柳マガジンさんの「ユーモア川柳」をとりあげ太田紀伊子氏の解説を交えてのレクチャーとなった。以下句評会の話題作です。 

観光用と承知か水車よく回る       本荘 静光
 景色としては郷愁をさそう。水はちょろちょろでもモーターでまわっている。特に米を搗いているわけでなく観光招致のため健気に働いているのだろう。あわれさも感じるがおかしさも感じる句。水車を擬人化してとらえている。

輪の中で一抜けニ抜けできぬ質      高橋 まさ
 自分と同じ性格を詠んでいるので共感したと言う人がたくさんおりました。(ホント?)
ある女性から最近この「一抜け」ができなくて役員を引き受けた経緯報告がありました。

遠巻きにでものぞきたい青テント     太田紀伊子
 二つの解釈がありました。ひとつはホームレスさんの青テントの中の優雅な(?)生活を覗いて見たいという解釈。もうひとつは殺人現場を覆っている青テントの中を覗いてみたいというミステリアスな解釈。怖いもの見たさ。句評会はひとつの句を広げます。

老舗前ガマ口ムッと言ったまま      野良くろう
 なぜガマグチは老舗の前でムッとしたのでしょう。老舗の高価なブランドを買うのに誇らしげにガマグチを広げた時代もありました。今の生活のなかではそれもままならす老舗は高価で食べ物も必ずしもおいしくない。今の不況を詠んでいる句でもあります。

病床の窓で新芽に励まされ        林 比左史
 鉢植えの芽か、窓外の木々の芽か、病室の鉢植えは敬遠されるから窓外の木々の芽であろう。闘病生活で私も早く新芽を出して復活しなけらばならない。

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