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 今年の夏の収穫の一つは、手作りコーヒー牛乳の美味しい味を覚えたことだった。
 例年、夏の暑い日は氷を入れた牛乳を無性に飲みたくなる。大体暑さがピークとなる昼下がりや夜の風呂上がりの時である。生乳を飲み過ぎると下痢になったりするので、お腹に優しい低脂肪や値段の少し安い成分調整や乳飲料の表示がされている1ℓ紙パックをスーパーで買い求める。冷たいままで飲む場合、これらは生乳と同じくらい美味しい。但し、電子レンジなどで温めた場合は、味が確実に落ちる(あくまで私の個人的な感想であるが)。
 さて、夏場は牛乳の他にやはり1ℓ紙パックのコーヒー牛乳もよく飲む。これも安売りをする場合があるので、そういう時に陳列棚で目にすると必ず買う。これも氷を入れて飲めば美味い。
 今年はインスタントコーヒーの粉が余っていたので、自分でコーヒー牛乳を作ってみる気になった。若い時分(4、50年前)のインスタントコーヒーは牛乳に入れて搔き混ぜてもなかなか溶け辛かった。その記憶が強く残っていたので、最近の冷たい水や牛乳でも簡単に溶けるインスタントコーヒーのことはよく知らなかったのである。
 いざ、牛乳にコーヒーの粉を入れると見事に溶けるではないか。さらにガムシロップを入れて搔き混ぜる。一口飲んで、感動的な味わいに満足した。これが病みつきになり、猛暑日が続く日は必ず自家製コーヒー牛乳を飲んだ。紙パックのコーヒー牛乳の方は買うことをあっさり止めた。美味さが断然違う(これもあくまで私の個人的な感想であるが)。
 そんな日々を送り始めたら、学生時代に下宿仲間と牛乳といろいろなジュースを混ぜて飲むやり方を半分遊びのように試していたことを思い出した。よくやったのが、下宿近くの自動販売機で500㎖の紙パック牛乳が売られていたが、牛乳の隣にはやはり500㎖のオレンジジュースが並んでいた。それぞれを1本ずつ買い、コップの中へ混ぜ合わせて入れる。牛乳とジュースの割合で微妙に味わいが変わってくる。最初は懐疑的だったが、みんながおもしろそうだとまねをするようになり、下宿の中で一つのブームになった。
 全く以て暢気な連中である。そして、そんなことをして扇風機も無い四畳半の部屋の夏休み生活をやり過ごしていたのである。

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