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お年玉は、もともと年の賜物という意味だそうです。神様にお供えしたお餅などを、お下がりとして分け与えたのが始まりだといいます。そんな思いから、正月を迎える準備にも力が入り、いろいろなしきたりが生まれたのでしょう。

旧暦では1月から春が始まります。外はまだまだ寒くて、春には程遠い気候ですが、新しい年を迎える華やぎは初春という言葉にふさわしいですね。一月の異称といえば睦月です。これは,睦び親しむ月という意味のようです。一年お始まりを、家族仲良く、笑顔で過ごすことが出来れば、この一年もきっと素晴らしい年になることでしょう。

めでたしは「目出度し」「芽出度し」と書くこともあるようですが、語源は「愛で」に「甚し」がついた「愛で甚たし」です。「愛づ」とは心がひきつけられるという意味で、美しいもの、素晴らしいもの、かわいいものに深い愛情を寄せる気持ちを表します。そしてその状態が甚出しいことを意味します。祝福の言葉として定着したおめでとうはそんなとっても「愛したい」気持ちが込められた言葉なのですね。喜ばしい、美しい、見事だ、おいしいなど、広い意味で「めでたい」という言葉は使われてきました。

「おめでたい人」も結局は、愛すべき人です。おめでとう。いう方も言われる方もうれしくなれる、素敵な言葉ですね。

赤飯は吹いてくるさえめでたそう     岸本水府

いい話ばかり集める屠蘇の膳         紀伊子

娘婿三段重を持ってくる           同

4世代一堂に課す祝い膳           同

令和2年正月膳は九名で           同

 

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