昨日は風がすごい音を出していました。雨もすこし音を伴います。現在では「こんにちは~」より先にピンポーンがなります。これは人の訪れです。何かが訪れる時、必ず音を伴うようです。
恋の訪れは、ときめく胸の高鳴りでしょうか。
「おとずれ」の「おと」は音。昔は気配や噂、相手からの便りや返事まで
すべて「音」だったようです。「ずれ」は「連れ」ではないかといわれています。昔の人は今よりもっと自然の音に敏感だったのでしょう。いつも耳を澄ましていたのかも知れません。春も様々な音を連れてやってきます。雪解け水の瀬音、杜鵑の忍び音、木々の葉擦れ・・・。昨日は木々の葉擦れがというか梢の樹ずれでしょう。これからどんな音があるでしょうか?
そんな音を聞きながら「つくばね集」の選句をしていました。ほかに新聞選がありました。以下は前回のものです。
トリクルは安倍の神話と成り果てぬ 節
アベノミクス金は天下に滴らず 伸二
(評)「富める者が富めば、貧しい者にも自然に富が浸透(トリクルダウン)する」との考えを主軸とする資本論」。アメリカのレーガンが採用レーガノミクスといわれた。アベノミクスは庶民までしたたらないのです。そこでフランス人ピケティの【21世紀の資本論】が人気です。
カレンダーホワイトデーに花丸よ 琉海
泣きながら千切った写真多喜二の忌 康祐
(評)3月14日はクッキーデイともいいチョコのお返し。2句目蟹工船でプロレタリア作家小林多喜二は1933年2月20日29歳で獄死。歳時記には春の季語として多喜二忌。
被爆者の手帳が証す七十年 實
しみじみと戦はノーと野中さん 峯二
マッサンも戦の恐さ訴える 泰子
(評)聖戦と称し神国日本不敗を叫び焦土へ!70年前です。特高警察の怖さはマッサンも。戦はしてはいけません、忘れてもなりません。野中さんのよう語り継ぎましょう。
病む我を誘い合う友ありうれし泣き 美子
被災地に幸せ戻れブーメラン 征之
一杯の白湯に幸せ凍てる朝 亨
新幹線知らない父は国鉄マン 信夫
イスラム国昔の日本真似ている はじめ
父戦死トリクルダウン授からず 紀伊子(つくばね句会「おまけ」の軸)
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