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令和3年3月も紙上句会となりました。

参加者21名 植竹団扇、大谷仁子、大平小鈴、小野六平太、菊地順風、小浜南子 佐道 正、首藤忠平、外澤とくろう、唯夕、高田以呂波、高塚三郎、田中四六郎、辻 直子、長谷川渓節、星野睦悟郎、松橋帆波、丸山芳夫、宮川令次、横澤七五、吉田みいこ

自由吟句評会

課題吟報告と続きます。

悪さした子稲妻光りヘソ隠す 南子

評価 たしか私もそうでした。七五

作者 雷様はヘソを取るという昔からの言い伝え。怖いことがあり子も育つのかなと。

わきまえる心に寒い未来地図 七五

状況をわきまえ、きちんと生きている人にとって、このままコロナ禍が続いたら、お先真っ暗。ウイルスとの戦いは、ずーっと続くのでは。イヤダナァー。直子

情報化時代で何でも分かったような気分になってしまうと、夢や冒険心がなくなる、ということと読みました。将来はサラリーマンになる、なんて子供ができたり。

睦悟朗

評価 以呂波

次点 「わきまえない女」の怒りは見えない句。団扇

次点 別れた男が又舞い戻ってきたのか?興味深いシチュエーション。正

賞味期限見て安心をして食べず 正

食べるじゃなくて食べずがいい。とくろう

良くある話です。そうかまだ大丈夫だと言ってまた冷蔵庫などにしまい込んでしまう、何となく、当たり前のような、おかしいような様子が目に浮かぶ。三郎

我が家でも「あるある」睦悟朗

賞味期限見て、安心して食べるのかと思いきや、チンチロリンのカックン!食べない!意外性の面白さがある。下五が効いている。直子

賞味期限って曲者です。丁度良い味で食べられることではないのですね。単に食べても大丈夫のことなのですが、変なことで安心してしまいますね。六平太

次点 私の友人に、賞味期限が過ぎているから安心して捨てる、という人がいました。残っているなら大丈夫、すぐ食べずとも。南子

次点 安心して食べる。安心して食べない。不安で食べない。不安でも食べる。選択肢はいくつも。芳夫

おかえりと迎え入れたい恋がある  小鈴

久しぶりに抱く恋心。こんな気持ちに全身が「おかえり」を言う。芳夫

楽しい妄想は自由です。唯夕

愛や恋などすっかりご無沙汰の身としてはうらやましい限りです。「おかえり」の表現がいいですね。令次

評価 順風

作者 若さゆえ未熟のままサヨナラした恋。今ならうまくいく気もして☆

ケセラセラロダンの首が重くなる 直子

なるようになると思いたいが現実はね。四六郎

「考える人」はよく目にしましたが、「ケセラセラ」だったら逆にロダンの首が重くなるという表現に、納得というか、だんだんきょうかんしてくるような気がします。

三郎

疑問 なんとなく、分かったような気にさせる句。団扇

疑問 なるようになれと開き直って、首が軽くなるのならわかるのですが、重くなるのは何故なのでしょうか。

小鈴

疑問 ケセラセラと思ったら首が軽くなるのでは?

睦悟朗

ひとりでは生きられないと突っ込まれ 三郎

納得するしかない。南子

次点 モテ自慢ですか?介護ですか?唯夕

単純に、一人の力で一人を生きることが無理なのが人間という生き物。ところが、デジタル機器で、一人でできることが増えたような錯覚に陥ってしまい、生身の能力を、買いかぶってしまうような時代のしんどさ、窮屈さを思いました。帆波

欠伸した猫についついお付き合い 唯夕

どちらが先の欠伸でも気楽な間柄。四六郎

評価 渓節

猫が欠伸をする様子は平和そのもの。情景が浮かびます。みいこ

我が家も同じです。猫との付き合いが増えた今日この頃です。令次

次点 よくあることですね。七五

パン二つ買って一つを食べ残し 四六郎

目が欲しくても、だんだんそうなるんですね。七五

見栄もあるのでしょうか、なかなか一つだけは買えませんね。六平太

食べたいパンを二つ買って、一つ食べたらもうお腹いっぱい。食べ残しに老いの悲哀を感じてしまいます。みいこ

鍋の湯気ヤカンの湯気に満たされる みいこ

判りませんでした。七五

湯気というものは、不思議と人の心を和ませてくれます。乾燥より湿気の方が、生き物にとってはストレスが少ないのでしょう。帆波

作者 台所から立ち込める湯気は、子供のころから無意識に満たされ癒されていたような気がします。今もやはり同じです。

〇ハラで昭和の男叩かれる 睦悟朗

セクハラだけではないですね。団扇

評価 嫌な世の中になりました。七五

ハラスメントハラスメント、略して「ハラハラ」な時代です。帆波

井戸端がズームになって生き返る 令次

「ズーム」を日本語にすると「井戸端」芳夫

コロナ以来ズームでの会議が流行っている、井戸端のような臨場感はないけれど、繋がることは出来る。みいこ

すぐ集えるし、飛沫は飛ばないし、抜けたいときは退室ボタンですぐ。これはハマりますよね。小鈴

記録が残るとヤバそうです。唯夕

井戸端会議とズームを比較した見付けが面白い。正

評価◎ 以呂波

次点「生き返る」というほど生き生きしているだろうか。団扇

次点 体験しましたがテレビ電話ほどには盛り上がりませんでした。睦悟朗

婦人ディミモザの日とは粋だねえ 忠平

ほんとにネーミングが粋ですね。私もミモザの花束を貰ってみたい。小鈴

次点 情報提供の意義はあるが、下5はもう一歩突っ込んでも。団扇

ご意見 day=デイでは?睦悟朗

願い事言う間を待たぬ流れ星 六平太

評価 渓節

そう簡単に願い事は適えられないと言うことね。仁子

次点 実際にも願い事はなかなか叶いません 四六郎

次点 流れ星を見ただけでも奇遇。言えぬものです。

南子

3月14日の流れ星は、ずい分長かったようです。七五

ご意見 先日関東南部で観察された「火球」は持続がとても長かったらしい。睦悟朗

棒切れを持つと構える男の子 帆波

たしかに息子もそうでした。棒を持つと武士モードに。

小鈴

男の子はやっぱりチャンバラをやっていてほしい。

とくろう

これが「らしさ」ですネ。七五

今の子もそうかはわかりませんが。睦悟朗

男の子らしくて頼もしい感じですね。仁子

鬼滅の刃もそうだが、男の子は刀が好き。スターウオーズも最後は斬り合い。正

評価 順風

疑問 森さんですね。唯夕

作者 鬼滅の刃が大ヒットしましたが、それ以前から、男の子は棒切れを持つと、どうゆう訳か戦闘態勢になるのですね。不思議です。女の子は、お人形を持つと、お母さんと同じ口調で愚痴をこぼします。

地(じ)の文のようにラジオをつけている 芳夫

無音の世界よりリラックス出来ます。四六郎

作者の意図と違うと思いますが、サイモンとガーファンクルの(七時のニュースきよしこの夜)を思い浮かべました。とくろう

生活のベースに(テレビではなく)ラジオがあるということですね。同感です。令次

評価 以呂波

評価 順風

次点 ながら勉みたいなことかしら。BGの方が適切か。睦悟朗

疑問 BGMならば「地」がピタリ。落語ならどうですか。団扇

疑問 わかりそうで分からない。盛り上がりに欠けるラジオなんでしょうか。小鈴

疑問 まるっきりわかりませんでした。直子

疑問 上手な句だと思うが、地の文というラジオの比喩が今一つぴったりこない。正

風評も風化も怖い原発忌  渓節

原爆忌でなく原発忌。団扇

この答えは何十年先になるのでしょうか。七五

風評も怖いけど、風化してしまうのはもっと怖いですね。共感します。みいこ

3.11にちなんだ句。現状を見事に言い当てている。

本当にそうですね。正しく語り継ぐ大事さを思います。

南子

次点 ヒロシマ・ナガサキで被爆した日本は、核兵器や放射能の惨禍を身をもって体験した。フクシマの原発事故の汚染ゴミもいまだ解決できない。無責任な再稼働などの折、風評も風化もしない。させない。最も怖い。三郎

よくぞ無事マスクのままに笑い合う とくろう

コロナ感染の大変な世になった。マスクは欠かせない。親しく飲みながら語り合い、食事さえもままならないとは。引きこもりがちな暗い気持ちから、互いの無事をいたわり、マスクしたまま笑い合う現実を改めて思い知った。三郎

ウイルスは何処に居るか判らない、こんなに長い時間無事でいられることは幸運とか言いようがない。まさに無事を笑い合うです。六平太

次点 渓節

猫の轢き逃げに犬のお巡りさん 団扇

交通マナーの悪い現代を童話で表しているのね。仁子

次点 芳夫

猫がひき逃げされた状態ですね。猫がひき逃げしたのではないですね。犬のお巡りさんは、くんくんと嗅いでいるだけです。捜査のしようがないのです。救急車も呼ばれないのです。帆波

無駄は無し無趣味無欲で恙無し 以呂波

欲を出せば裏返し。恙無しが光って見えます。南子

次点 なかなか凡人にはできないです。七五

次点 ぴか一の努力賞!睦悟朗

疑問 この人は何のために生きているのでしょうか?生きてることそのものが無駄な人の様に感じてしまう。

と六平太

基本「無い」という事柄は「無い」「存在しない」ということでしょう。人に意識がある限り、無は存在しません。この句の中の五つの「無」の微妙な違いに感心しました。帆波

脳とろけ句作も駄目だ泡(あぶく)たつ 仁子

とろけて泡が立つということは、それなりの温度で温まっているということです。枕草子の「春はあけぼの。やうやう白くなりゆく山際」を思わせる表現。とろけて、泡立っている「脳」という点で、広く理解できる作品でしょう。帆波

小六に大人ふりかけかけてやる 順風

心身ともに大人になれ。「大人ふりかけ」商品化するとよい。芳夫

小六の選択が頷ける。団扇

ありがとう。孫も太字で礼を言う。七五

小学生最後のあっけない幕切れに、大人が工夫を凝らし、思い出色をつけてあげたのでは。直子

父親と、永谷園愛を感じます。唯夕

評価 渓節

疑問 永谷園の大人のふりかけの宣伝では「おとなも子供も満足のふりかけです」とあるからどうってことない?  でもこの句はそろそろ大人になるようにはっぱをかけたり、教えたりしことを詠っているのかしら。睦悟朗

 

課題吟「流行」星野睦悟朗選

「佳作」

パンデミック驕る人類戒める 渓節

ベストセラー読んだそばから売り払い 四六郎

フォークソングで中締め古希のクラス会 正

無人駅アニメの聖地人溢れ 四六郎

横文字のはやり言葉が身につかぬ 令次

ツーブロックは宮内庁御用達 帆波

ほっとする流行り廃りのない夫で みいこ

外ハネの流行り寝ぐせと注意する 小鈴

違和感のいつかなくなる黒マスク とくろう

ヒット曲五輪がらみが見当たらず 帆波

「秀作」

ナウいがナウい頃には僕もナウかった 団扇

時節柄くしゃみ我慢の花粉症 順風

若者のしゃべり言葉が生む新語 令次

「特選」

おばあちゃんからもLINEでメール来る 正

軸 ロングミニどうせ流行は繰り返す 睦悟朗

 

課題吟「ストップ」長谷川渓節選

「佳作」

オーダーはすぐストップのおうち酒 令次

教え魔が手取り足取りゴルフ場 六平太

ヤケボックイ火が付き消火手立無し 以呂波

警察が待ち伏せている停止線 帆波

百均にないから買うのあきらめる 睦悟朗

赤信号長く感じる初デート 唯夕

ストップが一歩遅くてハトの糞 小鈴

中断した夢の続きは見られない みいこ

輪が五つ転がり出して止まらない とくろう

停電の度に泣き出す冷蔵庫 七五

「秀作」

抜け道の信号すぐに赤になる とくろう

失恋の心に効かぬ痛み止め 令次

ガスの火を止めたか脳に聞いてみる みいこ

「特選」

捨てないで多分電池が切れただけ 直子

軸 ウイズよりストップコロナ策が要る 渓節

 

課題吟「乾く」唯夕選

「佳作」

山火事が暴れ出してる温暖化 七五

乾きすぎ発火寸前夫婦仲 正

あちこちに疑似餌ころがる乾いた世 直子

どろどろの恋は干しても生乾き 令次

予報士が洗濯する日指定する とくろう

コンベアに載って乾いてゆく時間 直子

春風になみだ乾かしご卒業 小鈴

乾き物だけの花見の土ぼこり とくろう

紙オムツ穿いて乗り込むビアホール 芳夫

開かれて日干しにされるなんて 鰺 芳夫

(なんて日だ、も一案)

「秀作」

保湿剤常用してる夫婦仲 順風

湿り気の調節をして鳴らす指 芳夫

金魚みたいな影干し下着姿消え 順風

「特選」

君と会いビビッと来たよ静電気 とくろう

(一番にビビッと来ました)

軸 新コロナ看破出来ない乾燥期 唯夕

 

課題吟「丼」植竹団扇選

「佳作」

白魚丼ごめんなさいと言って食べ 順風

丼飯食べなくなって米余り 正

牛丼も紙の器の出前館 六平太

ミニ丼が蕎麦定食に幅聞かせ みいこ

一膳の基準が違う食べ盛り 以呂波

うな重はうな丼よりも畏まり 芳夫

お隣は上天丼だ負けている 四六郎

七万円丼飯じゃないだろう 帆波

ステーキ丼接待漬けが付いてます 順風

勝負の日敵もカツ丼食べている 睦悟朗

「秀作」

カレーライスよりもそば屋のカレー丼 芳夫

鮭イクラ乗せてもならぬ親子丼 正

泣いているチンチロリンと柿右衛門 唯夕

「特選」

復興支援にウニ丼を食べに行く 七五

軸 札はどんぶり銭はざるへと棲み分ける 団扇

 

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