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9月の高崎句会は誌上句会で行いました。今回の投句者は、田口もとい、竹中たかを、星野睦悟朗、大沢覚、湯本良江、天野敏香、簗瀬みちよ、滝沢博美、田島悦子、三浦拓也、勢藤潤、宮崎正男、宮崎一子の13名でした。全員共選の結果は、

「心配」  

子の暮らす異国の天気見るテレビ    悦子   1
ニンゲンが燥ぐと進む温暖化      潤    1
平和ボケ虎視眈眈に狙われる      一子   1
叩いても判らないまま買うスイカ    睦悟朗  2
ケセラセラ今日を楽しむ老い暮し    敏香   2
ピンコロを望むが出来ぬ身の整理    良江   2 
目が覚めりゃ心配の種さがす妻     もとい  2
心配を重ね苦しむ親心         正男   2
心配をしても無駄だとあきらめる    正男   2
心配はいらぬと言ってそれっきり    悦子   3  
心配が募る小包重くなり        拓也   3
心配になったら電話して欲しい     潤    3
金あるか母の手紙に五千円       敏香   3
雲一つ浮かべば傘を持って出る     覚    3
いい妻になってね母の箇条書き     みちよ  4
心配な嫁に心配されている       たかを  4
少子化で日本の明日が不透明      博美   5
微熱ある彼女と夕べしたキッス     もとい  5
杞憂した核が現実味を帯びる      たかを  5
三十路の子まだ気にかける古希の母   博美   5
百寿まで生きては困る預金残      睦悟朗  6
あれこれと心配性の旅カバン      みちよ  7

「原点」  

ボクは見たばあば救ける消防士     みちよ  1
家系図を辿るとサルが顔を出す     潤    1
原点は姫と思ってしゃんと生き     良江   1
エコノミック・アニマルの素米の飯   たかを  2
あの世には持って行けぬと欲は捨て   敏香   2
花好きはアザミの花が咲く浴衣     博美   2
参道の茶屋売る品は下着まで      拓也   2
変化球より原点はストレート      覚    2
原点に戻ると風は凪いでいた      潤    2
贅沢は言うまい戦後飢餓だった     覚    3
創業の苦労を知らぬ三代目       もとい  3
信じてるそんな瞳に僕ころり      睦悟朗  3
幼児期のお砂場で得た生きる術     敏香   3
プーチンが忘れた柔道の心       悦子   3
親の業カルト二世が恨み溜め      一子   3
若かった希望の二字で生きてきた    一子   3
明日また頑張るぞーと酒二合      睦悟朗  5
人類のルーツを探るはやぶさ2     みちよ  5
褒められた記憶が心広くする      良江   5
ノーモアー八月の空きのこ雲      たかを  6
おはなしの読み聞かせから本の虫    博美   7
「ふるさと」を歌って終えるクラス会  もとい  7

(勢藤潤 記)

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