高崎句会はコロナ禍で誌上句会を続けています。
今回の投句者は、田口もとい、竹中たかを、横澤七五、星野睦悟朗、大沢覚、湯本良江、天野敏香、山津隆雪、宮崎正男、宮崎一子、黒崎和夫、簗瀬みちよ、亀山夕樹子、滝沢博美、田島悦子、勢藤潤の16名でした。1月8日(土)から通常句会を再開します。
課題吟「振り返る」と「切ない」全員共選の結果は、
「振り返る」
コロナ禍の制止振り切る路上飲み 和夫 1
ラブレターこんな時代もあったとか 隆雪 1
いやなことさっぱり忘れ独り酒 正男 1
失恋を思い起こせば胸つまる 博美 1
振り返りゃ家族はみんな我が道を 潤 1
軟派かと振り返見ればスマホ声 良江 1
原因がわからぬままに仲直り 隆雪 1
運鈍根神に任せた道標 一子 2
母の道実家整理で振り返る 良江 3
振り返る青春は皆セピア色 もとい 4
写真整理笑顔爆発してた頃 夕樹子 4
振り向けば挫折の跡が生臭い 七五 4
卒寿坂あっという間の昼下がり 正男 4
道草の馬齢重ねて日は沈む 一子 5
思い出に浸るアルバムセピア色 覚 5
起承転誇るものなく結近し 睦悟朗 5
振り向けばだあれもいない一人旅 敏香 5
振り返るだけで通じる古女房 七五 6
振り返る余裕ができた七合目 敏香 6
神様に叱られながら書く自伝 みちよ 7
金婚かぁよくぞここまで来たもんだ 睦悟朗 7
すれ違う美女を男は振り返る 覚 7
空白の日記破れた恋のあと 潤 8
指折って鬼籍の友を振り返る たかを 8
振り返る猫の目線に負けた僕 もとい 8
日記帳タイムスリップして遊ぶ 夕樹子 9
振り返り母さん探す参観日 たかを 10
「切ない」
好きですが好きと言えない手もふれず 隆雪 1
話してもまた話してもすれ違い 夕樹子 1
急逝の友見送る夜の小糠雨 博美 1
もうダメか裸を見ても火がつかぬ 隆雪 1
中年の切ない恋を笑う友 良江 2
ご用済みなってさ迷う汚染水 七五 2
野良の猫ワタシどうして野にいるの 博美 2
親友の告白何と同じ彼 みちよ 2
株下がり老後の金が風邪をひく 七五 3
盲目の独り歩きに知らん顔 正男 3
訳もなくため息が出る秋の暮 もとい 3
トリアージ切ない医師とされる人 敏香 3
化粧品変えても顔は変わらない 夕樹子 3
卓袱台に一家の顔が揃わない たかを 3
幼な児をなぐるおやじのニュース聞く 正男 3
ドラフトに戦力外は押し出され 覚 3
独り居に珈琲二杯入れてみる 潤 4
切なさに酔えばひばりのみだれ髪 もとい 4
闊歩した山山今はただ仰ぐ 睦悟朗 5
お別れもできぬ切ないコロナの死 敏香 5
虐待死写真の笑顔切な過ぎ 良江 5
逃げまどう掲げた平和狙う銃 一子 5
酒さかな次次医師がノーと言う 睦悟朗 5
熱湯に幼児がみた鬼の顔 一子 5
赤い靴買ったがコロナ通せんぼ 悦子 6
コロナ禍の手さえ握れず逝った父 みちよ 6
AIが貴方ハ不要デスと言う たかを 7
激痛に耐える我が子と代われない 和夫 7
面会がかなわず会えたのは遺骨 覚 8
遺影さえ小さくなった家族葬 潤 9
紛争の中の空ろな子の眼 悦子 10
(勢藤潤 記)
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