高崎句会はコロナ禍で誌上句会を続けています。
今回の投句者は、田口もとい、竹中たかを、横澤七五、星野睦悟朗、大沢覚、田島悦子、湯本良江、天野敏香、山津隆雪、宮崎正男、宮崎一子、黒崎和夫、簗瀬みちよ、亀山夕樹子、滝沢博美、荻原亜杏、勢藤潤の17名でした。これまでで最高の参加人数ですが、少しづつでも参加者が増えればと思っています。雑詠の句評は掲載していませんが、ユニークな句評を楽しんでいます。課題吟「足音」と「限る」全員共選の結果は、
「足音」
人気なく夜道を歩くハイヒール 一子 1
足音が回診知らす担当医 覚 1
バタバタとタップを踊る痴話喧嘩 悦子 1
タッタッと新聞届く朝未き 博美 1
一帯一路漏れて来る靴の音 和夫 1
ヒタヒタとついてくるのは父だった みちよ 2
足音で聞き分けできる闘病記 和夫 2
足音を聞き分け母の育児録 亜杏 2
リハビリへ一歩踏みしめ又一歩 隆雪 2
春が来たスキップをしてやって来た もとい 2
第四波コロナの足音すぐ隣 みちよ 2
足音を消して転んでばかりいる 潤 3
老犬が主の気配に気付かない 夕樹子 3
足音が駆ける嬉しいこと持って 潤 3
白鵬へ引退迫る足の音 覚 3
足音でジイはわかるぞどの孫か 睦悟朗 3
全人代 十四億人の踏絵 たかを 3
花火見て黙る二人に下駄の音 良江 4
早世の子の足音が忘られず 亜杏 4
春一番ためしたくなるハイヒール 隆雪 4
足音で機嫌のわかる恋女房 正男 4
感染の足音聞かず花見酒 敏香 5
失敗はしない女のピンヒール 夕樹子 5
足音に出る人生の浮き沈み たかを 6
ワクチンの足音徐々に近くなる 七五 6
足音を聞けば高なる恋心 良江 6
父さんの足音待って夕ごはん 博美 6
言い負かした友の足音去ったまま 睦悟朗 7
足音に寝てる振りする午前様 悦子 7
悪いことわかってる子の忍び足 正男 8
足音で分かる花まる貰ったな もとい 9
足音もなく寄ってくる認知症 敏香 9
「限る」
女として限られた性生きる幸 亜杏 1
弱いのは期間限定あなただけ 敏香 1
味噌汁の味の決め手は手前味噌 夕樹子 2
熱燗も冷も地酒で歳重ね 睦悟朗 2
二日酔い特効薬はおらが水 夕樹子 2
生を享けここで老いてく現在地 たかを 2
限定品優越感が手を伸ばす みちよ 2
吸う場所が狭められてるタバコのみ 七五 2
分別に人間が出るゴミ袋 たかを 3
限定の時間でせかすコマーシャル 一子 3
残り火で出来る遊びは限られる 隆雪 3
おばさんを限定で釣るテレショップ 悦子 4
月下美人一夜だけだが魅せられる 博美 4
限られたお金で生きる楽しい日 亜杏 4
白人に限る思想のある怖さ 良江 4
今日限り改めますと言う男 正男 4
令和では美人薄命死語になる 博美 4
限界を超えても自助を求められ 敏香 5
限界を超えて五輪を掴み取る みちよ 5
友達は呑兵衛がいい注ぎ注がれ 睦悟朗 5
ラブレター賞味期限が添えてある 潤 5
「今日限り」毎日叫ぶテレショップ もとい 6
羊羹は虎屋に限る下戸の弁 一子 6
七度五分あってでられぬコンサート 七五 7
ずっと妻なんて限りませんあなた 潤 7
賞味期限切れていますと言う鏡 覚 8
限定の文字が財布を開かせる 良江 9
我慢にも限度があると縄のれん 覚 9
後がない決断迫る汚染水 もとい 10
・ (勢藤潤 記)
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