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    川柳マガジンクラブ十四字詩句会(第71回) 会報

 第71回川柳マガジンクラブ十四字詩句会が令和3年3月24日に東京都北区王子「北とぴあ」にて開催された。出席者はお世話役の井手ゆう子さん、五十嵐淳隆さん及び植竹団扇、大谷仁子、葛飾凡斎、佐藤美文、早川若丸各氏、星野睦悟朗の8名、欠席投句は沢辺祥子、志田則保各氏の2名だった。

コロナの影響で1月例会は中止だったので、11月以来の会だったが、席題などはやめて短時間で済ませた。それでも久しぶりに会って盛り上がった。

当日の句評会の自由吟及び宿題の入選句は次の通り。

Ⅰ、句評会▽「自由吟」

各自一句ずつ事前に投句したもので全員が2点句1句、1点句2句選んだ。頭の数字は互選で獲得した得点です。

 お布施包んで参るお彼岸    仁子

2 新型コロナ人が大好き     凡斎

  美文「人しかかからないことをうまくまとめた」

2 切手シール化味も忘れて    ゆう子

  わからなかった人は、作者や選句した団扇さんの話から、伝統的な

切手は糊を舐めることが多かったことを詠ったとわかった。

2 九回裏を逆転もなく      美文

  凡斎「早めに大勢が決まると興が薄れる」

睦悟朗「終わりに近づいた人生を詠ったのだろう」

3 元気な胸毛妬むいただき    祥子

  句が分からない、と疑問符を付けた人が3人もいた。

睦悟朗「頭髪と胸毛のこと。支配するホルモンが違うから、頭髪が

薄い人は髭や胸毛などが濃い傾向がある」

「てっぺん、と言えばわかったのに」の声があった。

3 ポストコロナへ描くパノラマ  淳隆

  作者「コロナの暗い句ばかり多いので、あえて詠んでみた」

4 止まぬ接待カッパえびせん   団扇

  現役時代の「接待」の苦労話などが出て盛り上がったが、役人と分かり

にくいとの声もあった。

4 ただ飯食いは役人の趣味    則保

  若丸「もはや趣味とはすごい皮肉」

4 自粛にふえる見たい会いたい  若丸

  まったくねえ、と共感の声。

8 食いしん坊が妻に飼われる   睦悟朗

  「他にとりえがない」「いじらしい」「先に亡くなられると困る」など

様々な声あり。

Ⅱ、宿題

宿題は「頼る」で星野睦悟朗の選だった。

選者「介護の句が多かった。よい句もあったが相打ちで全部外した」

〔佳作〕 

1 張り手頼みで綱を維持する   淳隆

2 足腰のためカカトクッション  若丸

3 サプリメントに頼る華奢な子  ゆう子

4 スマホの迷路すがる孫の手   祥子

5 杖を頼りに励むお百度     団扇

〔秀作〕

1 五輪ゴリ押し頼るワクチン   凡斎

2 スマホ頼りに辞書は隅っこ   ゆう子

3 健康寿命銭が物いう      則保

〔特選〕

手づる求めて卒アルを繰る     祥子

選者「卒アルは卒業アルバム。課題に対して面白い見付け」

〔軸〕

生き字引よりスマホピコピコ    睦悟朗

 

Ⅲ、今後の予定

第72回 令和3年5月19日(水)

宿題「爽やか」

北トピア 807号室

第73回 令和3年7月28日(水)

宿題「街」

北トピア 807号室

第74回 令和3年9月22日(水)

宿題「傘」

北トピア 807号室

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