第145回 川柳マガジンクラブ東京句会
第145回川柳マガジンクラブ東京句会が平成30年12月9日に東京都文京区「駒込学園」にて開催されました。出席者はお世話役の植竹団扇、松橋帆波さん及びいとうさとこ(伊藤聖子)、大谷仁子、大平小鈴、小野六平太、加藤品子、菊池順風、佐道正、菅野直訓、高田以呂波、高塚三郎、辻直子、唯夕、丸山芳夫、丸山松枝、水野絵扇の各氏と星野睦悟朗の18名、欠席投句は長谷川渓節の1名でした。
初参加の伊藤聖子(本会の柳名はいとうさとこ)さんは川崎市中原区在住で現代川柳かもめ舎の会員です
当日は、「忘年お楽しみ会」として会場でお弁当の昼食をとりながら歓談後、宿題の選、披講と特別企画(中七川柳、川柳かるた取り)の催しが行われました。
Ⅰ、宿題
宿題は「今年のニュースから」で松橋帆波さんの選でした。わかりにくい句は帆波さんの解説付きで、1年を思い出しました。
「前抜き」
山と川連合軍で襲われた 直訓
三ヵ月たっても続く安室ロス 睦悟朗
恥ずかしくてベトナム旅行延期する 団扇
忖度の字は教科書で教えない 正
二度目にも会えそうな五輪万博 絵扇
ゲートウェイに落ちてはいない皮財布 団扇
「佳作」
ニュースにもならぬ二人の川柳さん 松枝
三度目の不正直です消費税 絵扇
裏口は入り口にしかない医大 渓節
副業を持てと会社が指導する 芳夫
土曜日のたびチコちゃんに叱られる 睦悟朗
世の動きそだねーだったのか師走 三郎
とんだもんだ富田林の警察署 松枝
大仏様は知らない奈良観光判定 唯夕
ススキノをブラックアウトさせた夜 順風
「秀句」
裕也よりロックンロール樹木希林 唯夕
ユニクロの父が手を引くアルマーニ 正
二刀流英和辞典に載るらしい 正
「特選」
百年も生きる気力を問う日本 聖子
初参加のいとうさとこさんが特選に輝きました。
「軸」
ステップはピコ太郎からDAPUMPへ 帆波
DA PUMP は今年歌と踊りで「USA」が大ヒットしたグループですが、参加者の中には知らない方もいらっしゃいました。
Ⅱ、お楽しみ会
1、第一部 中七川柳
▽その一 愛の詩○○○○○○○□□□□□
上五が「愛の詩」の句箋に全員が思い思いの下五(□□□□□)を書き、渡された別の人が中七を作る。
「秀句」
愛の詩読んでるだけで腹が減る 松枝
愛の詩ここよそこだよサロンパス 三郎
愛の詩まるめ込められ泥団子 順風
「軸」
愛の詩嫉妬の炎干物焼く
▽その二 □□□□□○○○○○○○舞台裏
下五が「舞台裏」の句箋に全員が思い思いの上五(□□□□□)を書き、渡された別の人が中七を作る
「秀句」
ジャイアンツ奢りに散った舞台裏 小鈴
選挙戦かけずり回る舞台裏 松枝
狂いそう本心聞いた舞台裏 仁子
「軸」
真打が咽薬呑む舞台裏 睦悟朗
▽その三 メダリスト〇〇〇〇〇〇〇□□□□□
「秀句」
メダリストメダルをなくし雲隠れ 六平太
メダリスト一億狙う大記録 睦悟朗
メダリスト母校訪ねる思いやり 順風
「軸」
メダリスト良いとこ撮りで振り返る 品子
▽その四 □□□□□〇〇〇〇〇〇〇クリスマス
「秀句」
暗い記事後の嬉しいクリスマス 直訓
柚子の風呂一人は愛しクリスマス 小鈴
独り言かなえてくれるクリスマス 松枝
「軸」
仏間にて白黒の薔薇クリスマス 聖子
今月は丸山松枝さんが、宿題投句3句中2句、中七川柳4題中3題で入選という大活躍でした。
2、第二部 川柳かるた取り
松橋帆波さんが作られたかるたを8人ずつ2組に分かれてそれぞれ、松橋帆波さんの読みを聞いて取り合った。
かるたは次のようなものです
読み札 俺に似よ俺に似るなと 取り札 子を思ひ
麻生治郎の句
読み札 ひんぬいた大根で道を 取り札 おしえられ
古川柳
お手つきは罰なし。最後の2枚は、作者を早く当てた人が取る。
1組は小鈴さんが14枚でトップ。2組は14枚で睦悟朗がトッでした。
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