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   第141回 川柳マガジンクラブ東京句会 

  第141回川柳マガジンクラブ東京句会が平成30年8月12日に東京都文京区「駒込学園」にて開催されました。出席者はお世話役の植竹団扇さん、松橋帆波さんおよび大谷仁子、大平小鈴、小野六平太、かがみやえこ、菊池順風、こうせい、佐道正、菅野直訓、高塚三郎、高田以呂波、唯夕、土屋喜代子、松橋帆波、丸山芳夫、丸山松枝、水野絵扇各氏と星野睦悟朗の18名、欠席投句は、辻直子、長谷川渓節、宮本游子各氏の3名でした。

当日の題、選者、入選句などは次の通りです。

Ⅰ、自由吟互選と句評会

句の上の数字は3句ずつ選んだ互選の得票数です。ゼロ票句は植竹団扇さん、松橋帆波さん、佐道正さんらがコメントしました。発言者の前に?をつけたのは、疑問等があって発言した人です。

ひまわりに書き込む夏の時間割    芳夫

 正「しゃれた句だと思う」

団扇「ひまわりの絵の時計に書き込む」

帆波「本当のひまわりかと思った」

多くの人が何かわからなかったが団扇さんが正解でした。

作者「ひまわりは丸い。夏休みの予定表を書かされるのになぞらえた」

  落ちているよりも物騒墜ちて来る   団扇

 作者「こういう句は句会等に出しても取られにくい。句評会に出せば表に出る」

  熱中症急襲されてなるものか     こうせい

 帆波「10万人以上とか。今年はファン付きの作業着でも間に合わない」

作者「コーヒーなどは危ない。機能性ドリンクを飲みます」

  若い娘のタトゥーを入れた後ろ頸   仁子

 正「W杯で日本人以外タトゥーが多かった」

帆波「メッシが豊島園に来たら入場禁止だろうか」

団扇「刺青と彫り物は違う。うなじだとかはいい。後ろ頸が面白い」

作者「若い子が入れているのを見て驚いた」

  首相の名かすめて獣医おっ建てる   三郎

1 思いやり うっかり忘れ胸チクリ   やえこ

 三郎「よくあることで。思っているつもりなのに・・・。なんとなくチクリと来る」

帆波「相手のことを忘れ、と自分のことを忘れ、の二通りに取れる」

作者「自分が思っているつもりで作りました」

正「痛むよりチクリがいい」

1 東大宴会西大災害          唯夕

 以呂波「時事吟を漢字表現しうまい」

?芳夫「大宴会がわからなかった。また東大とも読める」

 (注)自民党の宿舎内で飲みニケーションをやった。気象庁が危険の予兆を発表しては

いたが問題な時点ではなかった。その様子を一部の議員がSNSなどでばらまいた。

西日本が大変な状況になり、噛み付かれた。こうなると時点のずれなんかそっちのけ

のけしからんという論調に押された。

作者「オームのサインをした大臣がいたり、さつき氏の酔った姿が出て来たり」

1 百歳を待たず命の戸を閉める     喜代子

 ご自身が10年間もお世話したお年寄りの事だそうですが、読み手に伝わりませんでした。

1 取り巻きの作り笑いに苦笑い     直子

 この句も読み手に伝わりにくかったが作者は欠席でした。

2 蚊をたたくような仕草のような盆踊り 順風

2 新婚よ生産性へ腰を振れ       帆波

 仁子「結婚したら子供を期待」

順風「国会議員の発言が問題を起こした」

団扇「LGBTへの理解が」

作者「時事。産めよ増やせよを反省していない」

2 お隣のばあちゃん消えた家族葬    六平太

 作者「流行っているが。個人は家族だけのものではない。あとから家族が大変なこともある」

2 母親の再婚願い孫自立        絵扇

2 本当に褒めてはいないアンコール   松枝

 そうそうの声多数。

正「本当は、の方が良い」

2 いい湯だなスマホは家に置いたまま  睦悟朗

 銭湯かな、という声も出ました。ドリフも遠くなりにけりで「いい湯だな」は温泉に直結しませんでした。

3 ため息の数は書けない介護録     小鈴

 やえこ「数えきれないほどの・・・があらわれている。介護録には書けないことがある」

唯夕「今回三つとも介護を選びました。親父の介護を小学生の時に2年くらいやりました。介護をしていて本当だなあと思う。溜息なんてものじゃなかった。共感」

順風「そういうものでしょう」

作者「今の私の状態。母。すべてお任せの状態。過去のことは水に流してやっている。川柳にすることで力になる」

3 大往生介護保険は使えない      游子

 もったいない、でもピンコロがいい、などに対して

正「もともとみんなで出して他人のために使うもの。日本人は嫌うが、使わないが普通」

游子「母が91歳で亡くなった。やっとこんな不謹慎な句が作れるようになった」

5 一寸だけ付き合い酒が午前様     直訓

 なぜか女性が3人選びました。

5 青春歌謡高齢者しか歌わない     正

 選んだ5人もそれ以外の人も納得。

帆波「今は短歌にもジャンルがない。青春そのものをジャンルにした歌がない」

作者「歌謡曲自体は今はない」

6 杖よりも足が先行く杖デビュー    以呂波

 選んだ6人は、よくわかる、そんなものかも、などなどのコメントでした。

 6平太「一見それらしいけど違う。実際と違う」

6 Tシャツに噛み付いている二段腹   渓節 

 思わず噴き出した、文句なし面白い、思わず噴き出した、一読で面白いなどのほか、わが身をふりかえるコメントもあった。

作者「電車の中の観察です」

Ⅱ、宿題

宿題は「わく」で小野六平太さんの選でした。

選者「いろんな句があって楽しかったです」

「佳句」

触らせぬ妻のスマホに湧く疑念      睦悟朗

前奏でワクワクの青い山脈        唯夕

枠の中留まりたくて嘘をつく       喜代子

ワクワクと百均巡り模様替え       やえこ

見込まれて枠を嵌められ固められ     以呂波

長い列惑星見よう地球人         仁子

迷惑な雨だふたりはびしょぬれに     こうせい

甲子園攻守ぶつかるワクワク感      こうせい

汽車の窓ごと風景を持ち帰る       芳夫

男女別合格枠に湧く疑念         団扇

ふさいでも閉ざしても湧くものがある   三郎

ゲートイン馬に助走は許されぬ      団扇

「秀作」

核兵器禁止言えない米のワク       喜代子

ワクワクが減った心に油注す       喜代子

理事長枠鉛筆なめて点加え        順風

「特選」

風呂は沸きお湯は沸かない40度     正

「軸」

スポーツ枠テストペーパーサインだけ   六平太

Ⅲ、五分間吟

最後に宿題でトップだった佐道正さんの選で5分間吟を行いました。題は「打つ」でした。

「佳句」

トントンと日野の二トンと床を打つ    帆波

幼児の思わぬ知恵に膝を打つ       以呂波

打ち水で気温を下げる猛暑日に      松枝

バランスをくずし膝打ち血は流れ     仁子

うっちゃっておけない日々を介護妻    仁子

麺棒で頭を打つと瘤が出る        団扇

子へエール最後の夏に立つ打席      小鈴

髪型を変えて軽やかキーボード      小鈴

飲む打つ買うやっていません白い粉    順風

バンドでも進めればいい恋ごころ     小鈴

「秀句」

弾くではなくパチンコは打つという    順風

打って踏んで叩いてコシのあるうどん   帆波

辞任した会長を打つボクシング      唯夕

「特選」

またバントですかとしょげる二番打者   芳夫

「軸」

コールドゲーム打ってる方も嫌になる   正

Ⅳ、難解句鑑賞

王子様みたいにグリーンのポルシェ  赤松ますみ

 あり得ないものに乗ったら王子様になれるかも。変な王子様。目立たない。真っ赤なポルシェや白馬でないもので迎えに来てほしい?

むらさきも黒も仲間にしてしまう   赤松ますみ

 紫と黒は暗色、寒色に近いので細かいことは言わないで仲間にする?

空き缶に意地悪などは通じない    たむらあきこ

空き缶君一緒に家まで帰ろうと蹴りながら歩く?

したたか?  無神経?

 

Ⅴ、9月句会

日時 : 平成30年9月月9日(日)   12時30分開場  13時開始

事前に句評会用の自由吟を1句お送り下さい。(既発表句でも可)

㋐新葉館宛の場合 期限:10日前まで

新葉館のホームページをご覧ください。

㋑松橋帆波宛の場合 期限:できるだけ1週間前までに

郵送 〒125-0061 葛飾区亀有1-13-1-407   Fax 03-3604-7328

メール honamikp61@gmail.com

場所 : 駒込学園

内容 : ① 句評会

② 句会

宿題「惜しい」 3句

③時間があれば席題で五分間吟など

 

Ⅵ、10月句会

日時 : 平成30年10月14日(日)

内容 : ①句評会

②宿題 「更新」 3句

③時間があれば席題で五分間吟など

 

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