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  川柳マガジンクラブ東京句会 第137回例会

 第137回川柳マガジンクラブ東京句会が平成30年4月8日に東京都文京区「駒込学園」にて開催されました。出席者は、お世話役の植竹団扇及び大谷仁子、大屋喜代子、小野六平太、菊池順風、菊池眼鏡、こうせい、佐道正、菅野直訓、高田以呂波、唯夕、辻直子、丸山松枝、丸山芳夫、宮本游子の各氏と星野睦悟朗16名、欠席投句は加藤品子、高塚三郎、長谷川渓節、松橋帆波の4名でした。

なお、当日はお世話役の松橋帆波さん欠席、植竹団扇さんは最後にお顔を出されただけでしたので、進行は佐道正さんと星野睦悟朗が行いました。そのため細かい記録はできませんでしたので簡単に報告いたします。

当日の題、選者、入選句などは次の通りです。

Ⅰ、自由吟互選と句評会

句の上の数字は3句ずつ選んだ互選の得票数です。ゼロ票句へのコメントは佐道正さん、星野睦悟朗が行いました。

目も鼻も手も口ほどにものを言う   六平太

?正「なんで鼻?」

作者「鼻もものを言います」

卒業は年金までの道標        直訓

この広い空の下から覗く穴      三郎

 普通の天を覗くのに対して、作者は足元にいろんな物や事があるなあと覗くのだという説明

でした。

お月さまレンズ観測夢砕く      仁子

カレンダー破るけだるい新年度    直子

 よくわからない、なぜけだるいのかという声があり、作者は新しくいろんな行事が目に入るから、

だということでした。

1 被害者はとても不愉快愉快犯     正

1 初物が好きで黒船カーリング     品子

  黒船とカーリングの間で切るのだろうか、と疑問が出ましたが作者お休みで分かりませんでした。たぶん昔は黒船、最近はカーリングのみんながワイワイする、ということだろうと推定しました。

1 二刀流武蔵・ルースを唸らせる    渓節

2 下北と下北沢の風のこと       帆波 

2 そんなもんやて老々介護あーあ    唯夕

2 石一つ蹴飛ばし今日を過去にする   睦悟朗

3 有難う笑顔になれる魔法です     順風

3 遠国の戦火は見ない程の視野     游子

3 正直に言えば気楽になれるのに    喜代子

3 なんか怖周りに人が皆スマホ     こうせい

3 雨宿りよりも暢気な日向ぼこ     団扇

4 湯加減はいかがとおでん種に聞く   芳夫

4 ごめんなさい「開」のつもりが「閉」を押し

                    以呂波

4 触れあった膝と膝から春の恋     眼鏡

6 交番に片手自転車出前する      松枝

  交番には交番へがいいかも、という意見が出ました。

Ⅱ、宿題

宿題は「副作用」でこうせいさんの選でした。

「佳句」

相互乗り入れに遅延が飛び火する     芳夫

読書とは劇薬ときに害になる       眼鏡

ダイエットカロリー甘味ですぐ挽回    喜代子

老いふたりだんだん増える独り言     三郎

愛の妙薬ちょっと気になる副作用     仁子

鈍感でさっぱり効かぬ鼻薬        以呂波

副作用身体いやいやしてる時       順風

しゃべり方までふくよかな声楽家     松枝

ここだけの秘密がバレる副作用      三郎

毛が生える副作用故モノになり      帆波

「秀作」

百薬の長からあくる日の謀反       芳夫

多数決小さな角が擦れ合う        游子

型に嵌めあたら逸材押し潰し       以呂波

「特選」

恋をしたらしい突然笑い出す       芳夫

「軸」

副作用治すためにとまたクスリ     こうせい

Ⅲ、五分間吟

最後の宿題トップだった丸山芳夫さんの出題及び選で5分間吟を行いました。題は「お茶」でした。

「佳句」

お茶の水博士加藤茶よりお茶目      団扇

一服が今日の初めの合図なり       喜代子

真っ黒な瞳お茶目な仕草する       游子

喧嘩した後に出てきた苦いお茶      睦悟朗

オーイお茶缶の俳句にいやされる     六平太

煙草時温かいお茶召し上がれ       順風

お茶するは昔の口説き文句です      正

お茶漬けにあまり玉露は使わない     正

退屈な夜長お茶引く心持ち        游子

酒飲んで茶飲み話をして帰る       団扇

やるせない恋をしてるね茶が旨い     直子

「秀句」

今の子は急須のお茶を知りません     喜代子

番茶飲む緑茶と別の音で飲む       団扇

もう少しここにいたいと思うお茶     直子

「特選」

売り出すか茶柱入りの缶のお茶      六平太

「軸」

甘茶よりビールがいいとお釈迦さま    芳夫

 Ⅳ、難解句鑑賞

最後に難解句の鑑賞を行いました。 色々な意見が出ましたが、ほんの一部紹介します。

沈黙の底が接点だったのか      梶田陸男

二人とも黙り込んでしまう。その辺が折り合うところだったか。あるいは傷をなめ合った。・・・

抱かれたくなる不意打ちのロック   時実新子

急にバーンとロックンロール。ロックされて覚悟を決める。オンザロック。やはりロックンロールかな。・・・

嵐の夜とうとう家を出たバケツ    濱山哲也

バケツは便利に使える。そんな立場にされた人がとうとう出て行った。バケツが風で飛んで行くように。バケツは女性?・・・

わけあってバナナの皮を持ち歩く   楢崎進弘

バナナでなくその皮なのが怖い話。この句以前も出た。

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