第七十三回川柳マガジンクラブ神戸句会報告
二〇一八年七月十九日 (木)たちばな研修センター
出席者 順不同 敬称略
毛利きりこ 長島敏子 河合受身
城戸幸二 こやまひろこ 宮崎美知代 吉井扇久
盧光来 井上登美 田中おさむ 村上しげ子
末盛ひかる 石川憲政 市川 一(初出席)
計十四名
席題 「ゆれる」 市川 一 共選
佳作 コンチキチ思い出が揺れ街が揺れ 敏子
君が好き揺れる気持ちは隠せない おさむ
冷風に揺れるピアスの軽やかさ 登美
くやしさに揺れる私の狭い胸 美知代
揺れる度台車の傷を思い出す 幸二
あなたへのゆれる想いに不眠症 ひろこ
ブランコのてっぺんに君のまぼろし ひかる
秀句 オレンジの三日月明日も猛暑とか きりこ
蜃気楼暑さに揺れる世界地図 きりこ
特選 母と子がゆれる木陰のハンモック しげ子
(選者評:さわやかな懐かしさに母子の愛が充ちている。
「題」はハンモックで決まり)
軸 凪の日も微妙にゆれる船が好き 一
席題 「ゆれる」 宮崎美知代 共選
佳作 安倍一強の足元ゆらすのは誰か 敏子
今夜どう未練たっぷり休肝日 しげ子
よこしまな心がゆれて喝入れる 扇久
金と美女出会うと男すぐ揺れる 光来
ぶすな令嬢と美人の娘から迫られる 憲政
揺れているやるのやらぬのカジノ法 おさむ
コンチキチ思い出が揺れ街が揺れ 敏子
秀句 古希過ぎて惑う心を諌めてる 受身
平常心ゆらぐ真夏の大豪雨 ひろこ
特選 百年後も揺るぐことなく君愛す 光来
(選者評:素敵ですね。こんなこと言われたいですね。なんてロマンチクな方でしょう)
軸 悔しさに揺れる私の狭い胸 美知代
宿題 「惑う」 河合受身 共選
佳句 銀行の粗品ごときに惑ってる 光来
ウインクの相手はもしかしてワタシ 敏子
渡りきれば戻れないかも知れぬ橋 憲政
自慢無く出欠惑うクラス会 美知代
虚と実の狭間で惑う傍観者 ひろこ
玄関に見知らぬ美女が立っている 光来
惑いから覚めると影が消えていた 敏子
秀句 今更にまだ惑いおり我が余生 しげ子
たこ糸が切れて人生迷いだす 扇久
特選 戸惑った間に逃げた青い鳥 登美
(選者評:タイミンで決まる幸・不幸をうまく詠んでいると選びました。)
軸 日本語の衰退嘆く語彙の河 受身
宿題 「惑う」 こやまひろこ 共選
佳作 濁流に逃げ惑ったか牙の跡 美知代
ほろ酔ってジグソーパズル一時間 きりこ
もう恋はしないわたしを惑わせる おさむ
終生を惑いぬく気の川柳 一
父母の墓我が永眠の郷何処 受身
今更にまだ惑いおり我が余生 しげ子
戸惑った間に逃げた青い鳥 登美
秀句 渡り切れば戻れないかも知れぬ橋 憲政
銀行の粗品ごときに惑ってる 光来
特選 惑いから覚めると影が消えていた 敏子
(選者評:ああでもないこうでもないと優柔な私.気がつく時遅し影まで消え
たとは!)
軸 虚と実の狭間で惑う傍観者 ひろこ
句評会 *「気になる句」に△をつけることにしました。
一番下の数字はその数です。
ライバルの毒かもしれぬ酒を飲む 石川憲政 6点 2
丁寧に育てた筈の子は無音 河合受身 4点 1
穏やかな顔だそれそれ今のうち 井上登美 2点 1
花火へと浴衣の金魚泳がせる 宮崎美知代 7点 2
すぐ逃げるようにと椅子は浅く掛け こやまひろこ2点 3
さくらんぼ種飛ばしっこ爺の勝ち 田中おさむ 0点
悔い数多たらふく食ったベルト穴 村上しげ子 5点
六月の梅雨明け何か恐ろしい 毛利きりこ 2点
さっきの絵ピカソと知らずけなしてた 盧 光来 3点
のし上がるつもりライバルバネにして 長島敏子 5点 1
池の水抜いて雑念消してゆく 吉井扇久 2点 2
受け止める覚悟シャリシャリかき氷 末盛ひかる 8点
早乙女の泥足まぶし夏は来ぬ 城戸幸二 3点
四十にして惑い家族の総スカン 市川 一 6点

近況報告など
▼七月十八日より二十二日迄兵庫県平和美術展を開催中。時事川柳六句
を色紙に書いて出展しています。
▼マッサージの補助券が神戸市から届きました。最速友人の行きつけを紹介し
てもらい一時間マッサージと鍼を受けました。鍼灸師が同年で話が合いました。
▼今月の「すばる」の句会で自販機にお金を入れたのにジュースが出てきませ
ん。電話をかけると現金書留で百十円送ってきました。
▼今朝車のバッテリーを交換した。デーラーで三万七千円、オートバックスで
二万七千円、アマゾンで購入すると一万四千円。コンピューター初期化の問題
▼六月三十日次男家族とブルーベリー狩りに行った。私は初めての体験で自然
な姿勢が楽でよい。
▼後期高齢の免許更新大変だった。先ず講習の予約が中々取れなかった。認知
症検査が主で三十分で終了。次の予約は八月だがこれも予約が大変。
▼娘が結婚して家から出た。わかっていたけれどもものすごく淋しい。今まで
何につけてもオシャベリしていた相手が居ない。猫にグチを聞いてもらう毎日
▼先日高齢者の「卓球を楽しむ会」に参加。八試合の内二勝した。久しぶりの
緊張感、血沸き肉躍った一日、よく眠れました。
▼気持ちが落ち込んでいたけれど孫のサッカー応援で晴れました。
▼軽くて小さくて気に入っていた電子辞書が忽然と消えた。どこ探しても見つ
からぬ。摩訶不思議。もうどの店もあのすぐれ物は売っていない。残念無念。
▼大災害の前の四国へ七日家族十人で私の誕生日に一泊旅行した。みんなが心
こもった豪華なカードをくれ感激した。
▼先週土曜日に三宮そごう屋上のビアガーデンに行きました。階段を踏み外し
ましたがスリ傷で済みました。
▼ベランダの屋根の下に燕が巣を作った。取り除くタイミングが遅れて卵五個
産んでしまった。その後二週間、見たら赤ちゃんになっていた。ひ孫みたい?
今後の予定
第七十四回例会
八月二十三日(木) 職員研修センター
宿題 「飼う」
*原則第三木曜日ですが当月はこの日に変更になりました。ご注意。
平成三十年九月以降の宿題(予定・変更もありうる)
九月:滑る 十月:かゆい 十一月:残念 十二月:追加
報告者 城戸幸二

東京から初参加の市川氏にも参加いただき
納涼懇親会を開催。
昭和天皇が神戸に来られた時玉座のもうけられた部屋です。
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