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  川柳マガジンクラブ東京句会 第134回例会       

第134回川柳マガジンクラブ東京句会が1月14日に東京都文京区の「駒込学園」にて開催されました。出席者はお世話役の植竹団扇さん、松橋帆波さん及び阿部清明、安藤紀楽、大谷仁子、かがみやえこ、神楽茶化遊創、加藤品子、菊池順風、菊池眼鏡、こうせい、佐道正、菅野直訓、関玉枝、高田以呂波、高塚三郎、辻直子、土屋喜代子、長谷川渓節、丸山松枝、丸山芳夫、水野絵扇、ゆめか、お客様の草地の各氏と星野睦悟朗の25名、欠席投句は小野六平太、唯夕、横沢七五の3名でした。

お正月の特別企画として最初にお弁当と飲み物で懇談しました。

お客様の草地さんは乱鬼龍氏の脱原発テント青空川柳会で句をやられている方です。

当日の句評会の様子及び宿題の題、選者、入選句は次の通りです。尚お世話役さんが駄菓子などの賞品をいつもより多く用意して盛り上げてくださいました。

Ⅰ、自由吟互選と句評会

句の上の数字は3句ずつ選んだ互選の得票数です。ゼロ票句などには植竹団扇さん、松橋帆波さん、佐道正さんがコメントしました。発言者の前に?をつけたのは、疑問等があって発言した人です。

異常時代老眼波乃子供迄       以呂波

・・・スマホ労眼という言葉があるそうです。

  狛犬のあうんの風に聞く暮らし    三郎

正「あうんの風って何だろう」

帆波「サンスクリットのアーン。すべて網羅する」

団扇「仁王様と同じ」

作者「お参りして写真を撮りながら、どんな暮らしの人がいるのかなあと思う」

忖度をされて確信犯になる      品子

正「わかったようでわからない」

紀楽「された側が確信犯(政治家)。忖度されるのは当たり前だと思っている」

帆波「確信犯は悪いと思っていないでいる。でも今は悪いと思ってやっているのを言う」

渓節「辞書は両方載っている」

作者「軽く作った。一般に事実と思っているから忖度される」

携帯に乗ってシニアもとんでいる   直子

正「みんなが持っているから、と思う。よくケータイと書く」

帆波「携帯、シニア、とんでいる――使い古されているものが並んでいるから票が入らなかった」

作者「もう少し深く読んでほしかった。私はガラケーだが。秘密のものという感覚。ケータイの秘密の場所だけでとんでいる」

新記録餅の所為にし苦笑い      喜代子

・・・体重のこと。

小泉八雲ジャパンブルー何思う    ゆめか

・・・最初シャパンブルーと提示されましたが、作者はジャパンブルーで出したとのこと。ジャパンブルーという言葉について、いろいろガヤガヤありました。

睦悟朗「いろいろ出てもサッカーの話題は出ませんでした。サッカーの日本代表はサムライブルーと呼ばれ、ユニホームはジャパンブルーの色なのに。この会では山とサッカーは点が入りません」

作者「(天然藍を使った)ブルーもいろいろあって、それを外国の人が紹介していて、小泉八雲もやっています」

(筆者注)この句の作者は小泉八雲ゆかりの島根県の出身です。

(筆者注)Hatenaブログの三木学著述から引用

日本古来からの天然染料研究の第一人者である、染色家の吉岡幸雄は、『日本の色を歩く』の中で、明治8年(1875)に政府の招聘で来日したイギリスの科学者、アトキンソンが『藍の説』という文章に「日本に来て全国至るところで藍色の衣装をみる」と書いていると述べている。アトキンソンは、藍色を「ジャパンブルー」と記したという。

さらに、吉岡は、明治23年(1892)に来日した、小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)も、『神々の国の首都』において、着物からのれん、法被に至るまで、藍を染料とした濃紺が使われていること記述している例を挙げている。

1 拉致問題糸口見えず進む歳      順風

1 ボタンのサイズ競う米朝       団扇

1 譲られた席に素直に腰掛ける     松枝

・・・まだお若いでしょう、という声がありました。

1 栗きんとん栗を探しているゲーム   眼鏡

喜代子「今年(昨年末のこと)栗の甘露煮を買ったら5粒しかなかった。それを栗きんとんの下の方に隠した」

作者「喜代子さん、言っていただきありがとう」

1 怪我したらお辞めなさいと言う職場  絵扇

やえこ「シビアな世界だなと思った」

作者「社食ってみんなブラック。痛くて手が上がらかった。辞めた」

団扇「思っていても言わず、さらっと仕上げた」

1 裸木で文句あるかと力瘤       清明

1 今朝もまた明るく浮かぶいいうんこ  仁子

眼鏡「選ぶのに勇気が要りましたが」

帆波(今日の弁当を食べながら)「介護の場合、子供の場合、ありますよね」

作者「食事の方がいるのにすみません。腸は大事。それを判断するが、浮かぶ方が良い」

2 一円のパチンコ玉がウサはじく    七五

?清明「一円のパチンコとは」

・・・ほかにもかなり一円のパチンコを知らない人がいました。

こうせい「100円では10個とかだったのに、これは憂さ晴らしによい」

玉枝「むかし一回やったがすぐなくなった。今は一円で遊べるんだなあと思った」

2 事故多発でも販売中止しない餅    正

渓節「発想が面白い」

直訓「事故多発とは、表現が面白い」

松枝「同じです」

帆波「園で餅つきをやるのは食中毒の問題がありヒヤヒヤものです」

作者「異物がちょっと入っても回収。餅は喉へつかえても販売される」

2 大小はあれど誰にもある悩み     玉枝

・・・当たり前なのに句に詠まれるとなるほど思うと4名からありました。

2 食っちゃ寝の十一連休豚太り     遊創 

2 雲隠れしたはれのひに涙雨      紀楽

2 やりとげた八海山がしみわたる    やえこ

作者「私の中では高級なお酒なので(特別な時に飲みます)」

2 戦争が平和平和とやってくる     草地

游子「北がいつどうなるか」

直子「いいなあと思った。平和平和がいいと思った」

団扇「古今東西の真理」

紀楽「積極的平和は怖い」

作者「結構こういうことがある」

3 掛違いしたボタンから責められる   睦悟朗

3 父を焼く金を下ろしにコンビニへ   帆波

・・・作者は暮れにご尊父を亡くされました。

4 愛のジャブとかく亭主は出し渋る   六平太

睦悟朗「男は口に出さない。いい句だと思った」

清明「共感できた。亭主は一般的に面倒がる。奥様の立場からの句」

こうせい「亭主族はこんなものだろうと思う。共感した」

渓節「愛のジャブが巧み」

・・・作者は当日流感でお休み「こんな句を詠むから熱が出る」と冗談もありました。

5 見詰められ回り始めるかざぐるま   唯夕

芳夫「女優のポスターとか見詰めていると見詰められているように思う」

品子「恋の始まりをかざぐるまに持ってきたのが良い」

渓節「品子さんのおっしゃる通り」

松枝「同じです。これから恋が始まる」

やえこ「読んで胸が騒ぎました」

団扇「かざぐるまがかな書きなのがいい」

5 アイドルにゃなれそうもない団子坂  渓節

以呂波「よく団子坂を見つけた」

品子「むかしは魅力があったが」

玉枝「アイドルになるようならいいが、団子坂を上れなくなってはアイドルは無理」

紀楽「乃木坂、けやき坂にこれを持ってきたのが」

順風「乃木坂ではファンが絵馬を書いてます」

団扇「(この句は)この会だから面白い」

帆波「坂道ガールズが流行っているんで」

作者「褒めていただいた通り。暮れにテレビを見ながら坂で一句作った。出すならこの会だろうと思った」

・・・「アイドルにゃ」の「にゃ」について賛否両論がありました。すこしくだけてこの句ではいいのでは、とも。

7 子を守る昔はあった十個の目     直訓

・・・選んだ7人の方以外からもたしかにそうだったとの声がありました。向こう三軒両隣、という声も多く出ました。

7 年明けていつも思うは今年こそ    こうせい

・・・この句も選んだ七人が全くそうだ、と共感しました。

作者「年末には反省していません。自分自身あまり反省しません。年が明けてから今年は・・と考える」

8 出席を取るように見る年賀状     芳夫

睦悟朗「うまく作られた」

こうせい「書いて来るのをチェックしている」

以呂波「差し替えている。「出席を取るように」が面白い」

遊創「2〇〇〇枚出しているが、旧正月に来たものに出している」

紀楽「「ように」を使った句としてはうまい」

順風「学級担任みたい」

眼鏡「目に浮かぶよう」

作者「去年の正月に作り(出すならこの会と思って)一年置いておいた」 

Ⅱ、宿題

宿題は「射す」で松橋帆波さんの選でした。

「佳句」

紅白の福田こうへい後光射す       眼鏡

西向きの部屋の善し悪し夏と冬      芳夫

二時間の陽射しが大事布団干す      絵扇

陽射し浴び煌めいていた濡れ落ち葉    直子

月光が庭を演出銀閣寺          以呂波

高層化日照時間短縮化          以呂波

マスコミの視線が射さる国技館      清明

のどを射すコカコーラ青春だった     直子

日が射さぬ秋田金沢美人の地       眼鏡

西日射す部屋のゴーヤが良く育つ     玉枝

魔が射して似合わぬ主婦になりました   直子

セクハラへ魔がさしたとは言わせない   玉枝

我が目射す彼は近眼愛じゃない      遊創

窓に射す冬の光はみかん色        こうせい

初日の出如何にかしたい人ばかり     品子

「秀作」

初日の出浴びる高尾の国際化       七五

太陽が紙をつきさす色眼鏡        松枝

この国の始めからしてストリップ     芳夫

「特選」

富岡の揺れる鳥居に初日射す       七五

「軸」

雲間より天使の高所作業中        帆波 

Ⅲ、2月句会

日時 : 平成30年2月11日(日)

12時30分 光源寺 駒込大観音前に集合(駒込学園の正面を前に見て左側)

事前に句評会用の自由吟を1句お送り下さい。(既発表句でも可)

㋐新葉館宛の場合 期限:10日前まで

新葉館のホームページをご覧ください。

㋑松橋帆波宛の場合 期限:できるだけ1週間前までに

郵送 〒125-0061 葛飾区亀有1-13-1-407   Fax 03-3604-7328

メール honamikp61@gmail.com

内容 : 根津界隈吟行後不忍ふれあい館で句会を行います。

句評会は行いますが、宿題はなく、嘱目吟で句会を行います。

Ⅳ、3月句会

日時 : 平成30年3月11日(日)

内容 : ①句評会

②宿題「落ちる」

③時間があれば五分間吟、難解句鑑賞など

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