川柳マガジンクラブ東京句会 第126回例
第126回川柳マガジンクラブ東京句会が5月14日に東京都文京区「駒込学園」にて開催されました。出席者は、お世話役の植竹団扇さん、松橋帆波さん及び大谷仁子、小野六平太、菊池順風、菊池眼鏡、佐道正、菅野直訓、高塚三郎、高田以呂波、唯夕、辻直子、土屋喜代子、長谷川溪節、丸山松枝の各氏と星野睦悟朗の16名、欠席投句は城内光子、古川博人(初投句)、丸山芳夫、水野絵扇各氏の4名でした。
当日の句評会の結果及び宿題、席題の選者、入選句などは次の通りです。
Ⅰ、自由吟互選と句評会
句の上の数字は3句ずつ選んだ互選の得票数です。ゼロ票句は植竹団扇さん、松橋帆波さん、佐道正さんがコメントしました。発言者の前に?をつけたのは、疑問等があって発言した人です。
老忘れ自信過剰が墓穴掘る 直訓
母の日に母の絵を描く幼稚園 六平太
?唯夕「父の日なら考えることもあるが」
正「母の日は休みではないか?」
直子「普通母の日には絵をあげるのでは。母をその日に描かせるのかしら」
作者「母の日に描かせるのです。でもある会で当たり前ではないかと言われた」
・・・いろいろ出ましたが、そういうところがあるらしい。
団扇「年中行事になっているのでしょうね。父としてはうらやましい」
だんまりの心はマグマかお悟りか 仁子
明日は明日今日は可もなく不可もなく 直子
唯夕「いいですねえ」
作者「いいと思ったら入れてくださいよ」(みんな大笑い)
さらに作者「ちょっとしらけ鳥で。やっぱり同じなんだろうなあって」
1 地獄にも天国 天国にも地獄 帆波
六平太「余りよくわからないが。目から鱗?」
正「そんな甘いもんじゃないということか」
作者「地獄にいても感じ方には差がある。天国だって格差はあるだろう」
団扇「仏教的には、地獄にも仏天国にも閻魔」
1 もう五月後は野となれ山となれ 唯夕
直子「5月病とかを越えればあとは問題なく」
団扇「この人は1月から考えているのでは」
正「あきらめが早いのか」
帆波「1月からと思ったが、4月かもしれない」
作者「1月からです。連休休んだ後は惰性で行くとか」
1 弱暖房車いまだ出会ったことがない 団扇
1 連休の明けに仕事の波が無い 絵扇
・・・どういうことかわからなかったが作者はお休みでした。
1 豊洲ダメ目利きするどい女将さん 三郎
2 赤の他人距離が縮まり似る不思議 順風
睦悟朗「会のやり方など?」
松枝「夫婦のことでしょう」
団扇「犬も飼い主に似てくる」
作者「夫婦のことです。でも自分のことではありません」
2 爪の垢煎じて飲むとほろ苦い 溪節
・・・選んだ人もよくわからないと言ったが、作者は団扇さんの「爪の垢」の句に触発されて作ったそうです。
2 ヤクルトのようにジョッキを飲む力士 光子
・・・眼鏡、正、団扇、帆波さんたちがヤクルトのようにが良いと。
2 書くたびに辞書を引かせる鬱と薔薇 睦悟朗
2 ふわふわの布団ソラマメ過保護だな 松枝
3 抗えど時はすべてを過去にする 博人
・・・同感です、と選んだ方がいましたが作者は欠席でした。
4 今君が僕の日記にデビューする 芳夫
溪節「たまにはこういう句を作ってみたい」
直子「似たような句を作るが、デビューするが良い」
順風「青いレモンの味がする、みたいな明るい句」
眼鏡「若い感じがいい」
団扇「初デートか」
正「今…というのがわからない」
作者は珍しく欠席でコメントが聞けませんでした。
4 包丁を研ぐと準備と狙われる 喜代子
?六平太「時事吟でしょうか」
・・・選んだ三郎、直訓、唯夕、順風さん達は共謀罪の句と受け止め共感。
作者「先週トマトが切れなくて包丁を研いでいて浮かびました」
5 「銀座」にて日本語聞いてホッとする 以呂波
・・・似たような経験者が多く5票入りました。
作者「だんだん居心地が悪くなってきました。たまに日本語が聞こえるとホッとした」
5 漫画でもやはりわからぬ物理学 眼鏡
・・・私も苦手だった、そうだと思うなど共感者多数。
団扇「先生の経験者として。わからないということがわかればよい、ということもある」
作者「マンガでわからせようと思っても、ということに気づき」
6 泣き声も他人の孫だとお耳障り 正
・・・時事句としても大いに共感された。
作者「孫の句を作ってみようと思った」
Ⅱ、宿題
宿題は「そっくり」で小野六平太さんの選でした。
「佳句」
和田アキ子真似るコロッケ命懸け 団扇
旅土産どこでも萩の月もどき 正
血筋かい何かにつけてこうるさい 三郎
冷蔵庫空っぽにして孫は去り 溪節
飼い主によくよく似てるブルドッグ 唯夕
双子ですつむじで見分けられてます 帆波
カニかまをカニと信じる庶民の子 光子
わが総理ちょび髭つけりゃ総統に 溪節
血が濃いか三代続く左きき 仁子
歴史観過去を学ばず懲りもせず 直訓
「客」
そっくりと言って両者に嫌われる 眼鏡
同じ文どちらの方がカンニング 正
娘から妻の口調で叱られる 睦悟朗
煮え切らぬ男のような通り雨 直子
メロディーをパクる常習犯がいる 芳夫
「三才」
よく出来た贋作ですと鑑定士 睦悟朗
そっくりな名句が既にありました 眼鏡
髭剃れば父生やせば祖父に似る寝顔 帆波
「 軸 」
似顔絵は本人よりもそれらしい 六平太
Ⅲ、五分間吟
宿題の特選だった松橋帆波さんの出題及び選で五分間吟を行いました。題は「マイク」でした。
「佳句」
マイク持つ前に十八番を歌われる 睦悟朗
小指上げ部長が歌う天城越え 正
昼の鬱夜ヒトカラで吹き飛ばす 睦悟朗
運動会マイクの音も晴れやかに 仁子
事故現場突然受けたインタビュー 以呂波
マイクなしでも聞きとれる君の声 眼鏡
マイクのせいにするか今日の演説 唯夕
ピンマイク切ったつもりが愚痴流れ 順風
カラオケのマイク黙って持ち帰る 団扇
歌う前にマイクを叩く癖がある 団扇
「秀作」
曇天を嫌うマイクの試験中 団扇
あいづちをうつが話を聞かぬアナ 六平太
バラだけで一生食えるマイク真木 正
「特選」
ごたごたをマイク静かに聞いている 直子
「軸」
マイク持つ小指忘我の境地だね 帆波
Ⅳ、難解句鑑賞
参加者が提示した難解句を鑑賞した。
くつ下の柄がとってもかわいそう 坂本高士
太った人にはかれて柄が変形する。脱ぐと裏は変な模様。男の場合あまり柄は見えないことが多い。などの意見が出たが、よくわからなかった。
恥の字を猫がまたいでいきました 坂本高士
恥ずかしいことばかりでもう猫も気にしなくなった。自分だけが恥と思っているが周りは気に留めていない。などの意見が出たがこの句も難しかった。
お豆腐になろう愛されてるうちに 作者不明
お豆腐のように白くなる。壊れやすくても大事にされるようになろう。お豆腐はどうやっても食べられる、そんな素直な人になろう。愛されているうちにしっかり絆を造ろう。・・・・・・
お仲間だろう しきりに指を折っている 植竹団扇
川柳を作っている。
Ⅴ、6月句会
日時 : 平成29年6月11日(日) 12時30分開場 13時開始
事前に句評会用の自由吟を1句お送り下さい。(既発表句でも可)
㋐新葉館宛の場合 期限:10日前まで
新葉館のホームページをご覧ください。
㋑松橋帆波宛の場合 期限:できるだけ1週間前までに
郵送 〒125-0061 葛飾区亀有1-13-1-407 Fax 03-3604-7328
メール honamikp61@gmail.com
場所 : 駒込学園
内容 : ① 句評会
② 句会
当日出題の特別課題。(事前準備は不要です)
Ⅵ、7月句会
日時 : 平成29年7月9日(日)
内容 : ①句評会
②宿題 「マグロ」 3句
③時間があれば席題で五分間吟など
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