平成27年9月17日第40回神戸句会を神戸市総合福祉センター(神戸市立婦人会館と同じ階)で実施しました。
あいにくの雨の中出席者は、代表の長島敏子、鱸紅雷、河合受身、田中おさむ、矢野野薫、毛利きりこ、今津隆太、種田淑子、小倉しゅういち、宮崎美知代、城戸幸二、こやまひろこ、小池桔理子、嵯峨里かほる、石川憲政の15名でした。
席題「傘」 矢野野薫 共選
「佳句」
何のこれしき風にふんばる傘の骨 敏子
ブランドの傘は決して忘れない きりこ
傘持って出ると降らないしゃくな雨 紅雷
思春期の落書き想う傘マーク 受身
夕立に妻の久しい迎え傘 紅雷
花柄の傘喜ばす小糠雨 ひろこ
母という傘今さらになつかしい 桔理子
「秀句」
鬱ひとつはらってたたむ今日の傘 淑子
告白はコスモス揺れる傘の中 ひろこ
「特選」
意地張って傘で隠した涙跡 敏子
選者評
「涙跡」より「涙雨」の方が幅広く大人の情景が浮かぶ…が。勝気な人柄がそうさせたのかも知れませんね。
「軸」
松茸の傘を匂うて秋深し 野薫
席題「傘」 石川憲政 共選
「佳句」
傘持って出ると降らないしゃくな雨 紅雷
雨つづくまっ赤なバラの傘を買う 美知代
思春期の落書き想う傘マーク 受身
何のこれしき風にふんばる傘の骨 敏子
中学生相合い傘は透けている きりこ
パラソルがきれいに咲いた御堂筋 野薫
あっさりと別れた傘にまだ未練 かほる
「秀句」
夕立に妻の久しい迎え傘 紅雷
包まれて愛に気づいた傘の中 かほる
「特選」
鬱ひとつはらってたたむ今日の傘 淑子
選者評
明日への希望と自信に溢れた、歯切れのいいリズムのある句だ。このような心境で一日を終えることができれば…。羨ましいです。
「軸」
家族みな傘に入ってぼくは外 憲政
宿題 「竹」 こやまひろこ 共選
「佳句」
ダンディな夫の離さぬ爪楊枝 美知代
竹踏んでやや遅らせる呆けと老い 紅雷
かぐや姫どの竹割れば会えますか おさむ
竹串を誤魔化している串カツ屋 野薫
竹人形降りしきる雪紅い恋 桔理子
嵯峨野路の竹林 別れよく似合う 敏子
尺八になれるか 竹の節の位置 敏子
「秀句」
竹槍があれば鉄砲などいらぬ おさむ
竹ぼうき辛い話は口にせず かほる
「特選」
媚びもせず抗いもせず竹しなう 淑子
選者評
竹のように私も柔軟な心でいたいと思う。なかなか難しいことです。
「軸」
竹やぶに死体真昼のサスペンス ひろこ
宿題 「竹」 鱸 紅雷 共選
「佳句」
熊の手で落葉掃いてる夕間暮れ 野薫
竹籠に蛍一匹初の盆 淑子
竹ひごの父の手作り蛍籠 きりこ
かぐや姫でしたみなさんさようなら 美知代
子育てに竹の子暮らししてた母 幸二
ダンディな夫の離さぬ爪楊枝 美知代
「秀句」
おむすびを二つ包んだ竹の皮 きりこ
媚びもせず抗いもせず竹しなう 淑子
「特選」
かぐや姫どの竹割れば会えますか おさむ
選者評
ほのぼのとした気分にさせてくれる心地良い句です。老境に入ってもメルヘンな気分に戻してくれました。
「軸」
生きのびた竹の子そびえ天を指す 紅雷
「句評会」 司会 種田淑子
欠けてから夫婦茶碗の良さを知る(最高点十一点) かほる
脱け殻は緋色来世もまた女(八点) 淑子
宅配のバイト犬好きを採用(七点) 隆太
恥かいた話が皆にうけている(七点) 野薫
公園の月へ漏らせている吐息(五点) 美知代
自画像は明るい色で描けません(四点) 桔理子
遠吠えが虚しく響く北の海(三点) 敏子
明日こそと唱えたままに黄昏れる(三点) ひろこ
八軒に十人が住む山の里(二点) 紅雷
再婚後戦死の夫帰還した(一点) 憲政
新幹線平和仕様とばれました(一点) 幸二
これ以上苦しめないで拉致家族(〇点) おさむ
誰かいる姿見えまた話声(〇点) しゅういち
何故と問う米に追随生きる道(〇点) 受身
近況報告等
▼中国シルクロード方面へ旅行してきた。楼蘭の美女のミイラ、西遊記現場、兵馬俑、洞窟壁画などおもしろかった▼映画「ジュラシック・ワールド」を主人と観てきた。字幕、3D。金曜日の最終、八時三〇分の上映で、六時頃チケットを買ったが、ほぼ満席で前から五列目の席だった。観にくかったが、すぐ慣れて映画は面白かった。ラプトルという恐竜が犬みたいでかわいかった▼こうべ男女共同参画川柳コンテストで、昨年の最優秀に引き続き、今年も優秀作に選ばれた。「男女とも能力発揮社の宝」 毎週の楽しみは、FMみっきぃの川柳広場を聞くこと▼又又左目が腫れている(血管)との結果、早急に再手術の要ありとの診断。秋風とともに各句会で爽やかに天句に恵まれ気分良くしている。さらに井笠川柳大会で句碑に選ばれた。これを機に精進してまいります。「社説から朝が始まる虫メガネ 題(虫)」▼今日の句会の始めに、技術向上のため今後「選者の反省」をしようとの話があった。今月初めて「すばる」で選者を務めたが、三才の選の在り方について、いろいろ考える事があった▼九月九日台風十八号接近の中、いなみ野学園川柳部と八千代川柳教室との合同句会が八千代で開催された。八十六名と盛会だった。当日警報が出れば中止にせざるを得ず、バス代弁当代約十五万円がパーになるため、胃が痛かった▼十三日は私の喜寿の誕生日だった。前日の十二日は友人達、当日は妻と姉弟、十四日は子供や孫たちがそれぞれお祝いをしてくれて至福の三日間を過ごした▼来月の句会はお休みする。いつもはいなみ野学園を早退して来ているが、十月は一番の楽しみにしている体験発表会があるから。笑いあり、涙ありの仲間の人生を聞けるからです▼十月から自分の会と日時がドンピシャ!に、残念無念の最後の出席となりました。みなさまありがとうございました▼初体験。うどん打ちをしました。足で踏んで結構時間がかかります▼文通をしている友(女性)より、文字がいつもと違うとの指摘を受けた。自分でも書いているときに何か変な感じがしていた。いよいよかなあと心配▼三日前に姫路城を見に行った。三年もたつと白さがくすんでくると聞いたため。テレビで見たのと同じ・・と納得▼「レイルウェイ 運命の旅路」という映画を見た。ビルマで日本軍の捕虜になり非人間的な拷問を受け、戦後もその後遺症に苦しめられた英国の軍人と、拷問に加害した方の日本人の戦後の苦悩――そして時を経ての和解。戦争の悲惨さ、醜さ。絶対に戦争はノーです。(拷問の場面は目をつぶっていました)▼八月は長兄の見舞いに帰り、今月は妹の主人が大腸がん。次々とふる里に帰ることが増え、兄弟姉妹そんな歳になったんだなと思い知らされました▼先月の外科に続いて今度は泌尿器科へ。尿がいかに精神的に作用しているかを知った。勝手な思い込み、取り越し苦労と知って一安心。心って大事と痛感した。
十月句会
十月十五日(木) 十三時開始
神戸市立婦人会館
宿題「新聞」 席題一題 各題二句
なお、句評会用の雑詠一句を句会日十日前までに新葉館出版へ投句をお願いします
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