平成27年8月20日第39回神戸句会を神戸市立婦人会館で実施しました。
小雨の中参加者は、代表の長島敏子、鱸紅雷、河合受身、田中おさむ、矢野野薫、毛利きりこ、吉田利秋、今津隆太、種田淑子、小倉しゅういち、宮崎美知代、城戸幸二、吉田節城、こやまひろこ、嵯峨里かほる、石川憲政の16名でした。
席題「まさか」 嵯峨里かほる 共選
「佳句」
私のユーレイと会う肝試し 淑子
九回の裏に落ちてた神がかり ひろこ
妻が逝くまさか無いよね負の遺産 節城
驚いてあげる何度も聞いたけど 淑子
あの美人声をたどれば男組 受身
返信にハートマークが付いて来た 敏子
中国のまさかが続く事故事件 ひろこ
「秀句」
親友の投資の誘い詐欺なんて おさむ
確信の勝利の球が逆転に 受身
「特選」
まさか私があんな小石に躓いて 敏子
選者評
足を上げたつもりでも何かに躓いてしまいます。筋トレをして足腰をしっかり鍛え元気で暮らしていきたいと思っています。
「軸」
崖っぷちまさかの人の救いの手 かほる
席題「まさか」 種田淑子 共選
「佳句」
ボタン押す核爆発というブザー 利秋
相談所別れた妻とはち合わせ 幸二
返信にハートマークが付いて来た 敏子
古里にまさか温泉湧くなんて 隆太
オレオレにまさか私が嵌るとは 紅雷
九回の裏に落ちてた神がかり ひろこ
中国のまさかが続く事故事件 ひろこ
「秀句」
甲斐性無しと振った男が社長とは 憲政
お隣の坊や夫とうり二つ 幸二
「特選」
阪神がまさか優勝するなんて 野薫
選者評
「まさか」という言葉にこれ以上合う固有名詞はありません。「ネコに小判」「ブタに真珠」「阪神にまさか!」絶妙のコラボにつき特選。
「軸」
美―ナスと名付けたナスがよく実る 淑子
宿題 「不足」 城戸幸二 共選
「佳句」
不足ない暮らしに何故にたまる愚痴 敏子
安保法未だ説明足りませぬ 紅雷
会話不足チューのふたつで済ましとこ 節城
ハイチーズいつも誰かが抜けている きりこ
ひと言が足りずに軋む夫婦ゴマ かほる
黙想で自己の不足を噛み直す 受身
完璧な僕に足りないものは何 美知代
「秀句」
幸せの近道足るを知っている 淑子
穿たれた心の穴に注ぐ酒 淑子
「特選」
すきっ腹抱え夢見た八月忌 憲政
選者評
あの頃はとにかくお腹が空いていました。夢に見たのは銀シャリでしょうか。現実は芋つるがいいところ。
「軸」
二円不足還り締切り間に合わず 幸二
宿題 「不足」 吉田利秋 共選
「佳句」
言い足りず聞き足りぬまま発車ベル 幸二
二円不足還り締切り間に合わず 幸二
不足など言えぬ立場の居候 受身
野菜不足補う今日のサラダバー ひろこ
ハイチーズいつも誰かが抜けている きりこ
安保法未だ説明足りませぬ 紅雷
不足でもないのに使うカテーテル 野薫
「秀句」
不足など妻に言ったらメシがない おさむ
会話不足チューのふたつで済ましとこ 節城
「特選」
完璧な僕に足りないものは何 美知代
選者評
作者は自分のことを何一つ不足なく完璧だと思っている。しあわせな人だろう。リッパです。ストレスもゼロ。
よっ!大統領!
「軸」
あふれ出すスマホと不足する正義 利秋
「句評会」 司会 こやまひろこ
私の血吸ってふらふら蚊がおちる(最高点十八点) 淑子
喉仏ゴクリ 心は決まったか(十五点) 敏子
常識ってなに 青いバラ咲き誇る(七点 ひろこ
澱む空気居合の如く斬る言葉(六点) 受身
夢の中これは夢だと叫んでる(五点) 幸二
生きたいと鳴いて木肌に縋る蝉(四点) 美知代
十年がなんだと言った五十年(二点) 利秋
強面稚風呂入れて好々爺(二点) 節城
味わった苦痛学んだ怒哀楽(二点) しゅういち
六道の辻で一縷の蜘蛛探す(一点) 憲政
サプリさえ生きる頼みとする老後(一点) かほる
深呼吸 腹を括って反旗の手(一点) 紅雷
老兵の今を生き抜く体当たり(〇点)おさむ
あの頃は映画三本立てだった(〇点) きりこ
川柳のマナーうるさくなくて良い(〇点) 隆太
健康が叶いつつある百度石(〇点) 野薫
近況報告等
▼連日の猛暑にも負けず、食欲も落ちず、週一の卓球で大汗をかいている。また、家では冷房を効かせ芥川賞の二作品を読んだ▼八月十六日病気見舞いに境港に帰った。中国道は帰省客の動きと反対のためスイスイと走れた。病人も思ったより元気で一安心▼テレビで助数詞の話を聞いた。「袴」の助数詞は「腰」。刀もそう数えることもあるとか。面白かった▼腸捻転で一週間入院。初めての内視鏡検査。パーキンソン病兵庫県支部会報にエッセー「私と川柳」が掲載された▼今月の初め、リメイク版の映画二本を見た。「野火」は飢えと病に苦しむ兵士の姿を、「ソ満国境」は旧満州に置き去りにされた勤労奉仕隊の学生たちの姿を描いていた。つくづく戦争は怖いもの、してはならぬものと痛感した▼平和美術展への出展も十年目。国会前の集会に「アベ政治を許さない」のポスターを持って参加、「戦争法反対!」と叫んだ。叫び過ぎて声がかれた▼長男家族と二男家族がバラバラで帰省した。家内は色々気を遣って大変だった▼気は心。きらくに頑張ります。病気は病気と割り切って▼お盆前の墓参りの帰りが、名神高速の事故渋滞で帰宅が深夜になりへとへと。体調を崩したが、涼しくなって戻った▼八月に入り、長男の子・四才(女)二才(男)が泊りにきた。先週は二男の女の子二人(三才・一才)が来て、楽しい日々だ▼京都の料亭「菊乃井」を紹介できる人脈ができた。是非一度行ってみてください▼娘家族が帰省するので心待ちしていたが、旅行に行くので犬の世話を押しつけられた▼珍しく二男一家四人が帰省。孫十八才と十六才とはほとんど会話なし。息子は家の不具合修理、ヨメは台所と風呂場をピカピカにしてくれた▼「ガン」の心配なし。検査終了。これで十年は長生きできる確信を掴む。年々暑さに弱く、無理の利かない歳になった。九月は大会が多く作句に四苦八苦する昨今だ▼九月一日から十日までJR大久保駅構内ギャラリーで水彩画と川柳・短歌のコラボ展を開催。続いて十月には明石市内でも予定しているのでただ今製作アタフタ中▼としやさんの代わりに参加させていただいた勉強会で思いもかけぬ方々に巡り合って改めて世間って狭いなあと思った。「ビール好きだから・・・」とのとしやさんの事前連絡で、反省会も楽しかった。生まれて初めて右手首を捻挫。五日間湿布と包帯。いかに右手を使っていたかを思い知ったお盆だった。句会会場の婦人会館が耐震工事のため、来年から利用できない。会場をその間変更せざるを得ない。
九月句会
九月十七日(木) 十三時開始
神戸市立婦人会館
宿題「竹」 席題一題 各題二句
なお、句評会用の雑詠一句を句会日十日前までに新葉館出版へ投句をお願いします
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幸二さん、入選、選者、大活躍ですね。
初めてご容姿、ご尊顔を拝見いたしました。
皆さん大活躍なんですが、幸二さんしか存じ上げないので失礼。