平成26年12月18日 第31回神戸句会を神戸市立婦人会館で実施しました。
川マガ大阪句会の嶋澤喜八郎さんが、サプライズ出席されました。「山鳥三尺」の名前で事前申し込みされており、どなただろうかと噂していたところで、皆びっくりしました。偽名は「嶋沢」の偏と旁を分けられたそうです。当日の選者をお願いし、また有益なアドバイスをいただきました。喜八郎さんありがとうございました。
また、会終了後、いつもの和韓創作食堂「あんず」で忘年会を行い大いに盛り上がりました。出席者は、代表の長島敏子、鱸紅雷、こやまひろこ、吉田節城、城戸幸二、田中おさむ、矢野野薫、山本としや、毛利きりこ、河合受身、吉田利秋、小池桔理子、今津隆太、小倉しゅういち、宮崎美知代、石川憲政とサプライズ参加の嶋澤喜八郎さんの17名です。
席題 「ひげ」 矢野野薫 共選
「佳句」
つるっぱげ顎と首筋なごりひげ としや
手触りを思い出してる父のひげ きりこ
ひげよりもかみのけふやしくろくする しゅういち
ひげ痛いそれがあいつのプロポーズ 幸二
ポチの髭さわるとしごく迷惑気 桔理子
頭髪がひげに負けてるアーチスト 節城
のびすぎてちょうちょ結びの無精ひげ としや
「秀句」
泥鰌には負けられません俺のひげ 憲政
気弱さを隠していたか亡父のひげ 美知代
「特選」
出稼ぎの父のひげ面痛かった 憲政
選者評
男が世の中に出ると七人の敵がいると言う。家にあっても威厳を保とうとする父。社会で頑張った人がたまたま帰ってくると私を抱いてくれた。そのひげ面をいつもなでていた面影を偲んでいる。
「軸」
校長になるとコールマンひげにする 野薫
席題 「ひげ」 吉田利秋 共選
「佳句」
ポチの髭さわるとしごく迷惑気 桔理子
頭髪がひげに負けてるアーチスト 節城
のびすぎてちょうちょ結びの無精ひげ としや
ひげ一本ほらと指差す得意顔 桔理子
百までもひげ剃りの手間続くのか 隆太
えらいのかないばってはるな長いひげ 美知代
泥鰌には負けられません俺のひげ 憲政
「秀句」
伸びた髭結びぶらんこつくります 喜八郎
サンタさん何年おひげ剃らないの おさむ
「特選」
出稼ぎの父のひげ面痛かった 憲政
選者評
昭和の父は、労働イコールひげだったのだろう。社会をしっかり見据えた素晴らしい川柳です。
「軸」
勝負の日しっかり五回ひげチェック 利秋
宿題 「留守」 石川憲政 共選
「佳句」
オレオレが心の留守に入り込む 敏子
留守電に死んだ息子の金無心 としや
ちよっと留守しますと言うて妻が逝く 幸二
微笑んで留守にしますと言う最期 美知代
三年が経つピンポンを押してから 喜八郎
ひと晩がこんなに長い妻の留守 紅雷
菜園が三日の留守を許さない 紅雷
「秀句」
留守電にただ今パリと入れて置く ひろこ
ルルルルル るるるるるるる 留守らしい 喜八郎
「特選」
居なければいいがとかける詫び電話 幸二
選者評
よーくわかります。電話を手にして、どう詫びようかと逡巡している作者の姿が浮かんできます。
「軸」
留守電に他人行儀な母が居る 憲政
宿題 「留守」 嶋澤喜八郎 共選
「佳句」
お茶漬けが恋し日本を留守にして 敏子
父ちゃんがいないと言えと言ってます おさむ
戸締りはしたか子に聞く旅の宿 憲政
あの人が不在になった胸の奥 桔理子
留守電にただ今パリと入れて置く ひろこ
留守番は止めて太陽追いかける きりこ
役立たずの犬が隣の家守る としや
「秀句」
菜園が三日の留守を許さない 紅雷
ちよっと留守しますと言うて妻が逝く 幸二
「特選」
居なければいいがとかける詫び電話 幸二
選者評
巧みな心理描写が光っています。
「軸」
ルルルルル るるるるるるる 留守らしい 喜八郎
「句評会」 司会 鱸 紅雷
いらっしゃいと兄嫁が言う里帰り(最高点十一点)憲政
遅咲きもこの世に生を受けた自負(十点) 受身
通勤の客に混じって旅に出る(九点) きりこ
左遷地が迎えてくれた紙コップ(七点) 紅雷
是非欲しいご主人様と言うロボ子(六点) しゅういち
不器用な男ひっそり幕を引き(五点) 敏子
朝顔は顔を 夕顔は手を洗う(五点) 喜八郎
里の秋思い出残しダムの底(三点) 節城
面影を抱きしめひとりいる聖夜(三点) 美知代
銀杏散り一人ぼっちになった凧(三点) 利秋
お隣のピアノいつでも同じとこ(二点) 隆太
満月が美しすぎる痛い恋(二点) ひろこ
ふたりには白いメルヘンイヴの夜(一点) 桔理子
茜空すいすい亡母の赤とんぼ(一点) としや
老若が交わる暮れの茶碗酒(〇点) 野薫
デイトレで上がる株価を踊り食い(〇点) 幸二
平行線遂に交わる美女の酌(〇点) おさむ
近況報告
▼選挙の立ち合いで疲れた。各種検査の結果はよかった。あと十年は行けそうだ▼先月は七五三、今月はクリスマスパーティーと孫にお付き合いしている▼川柳に嵌っている。多数の句会に出席し、充実した毎日を送っている▼数年前から年賀状を二十枚に減らしている。この内喪中が三人もいた。こんな歳になったんだと感慨深い▼久し振りに東京に行ってきた▼今年は喪中ハガキが多い。癌治療の方針が変わり、川柳が作れない▼念願の対面キッチンなどの家のリフォームが終わり、反動で盛り上がりのない一か月だった▼年末の恒例の仕事が回ってきた。カーテンの取り替え、窓の拭き掃除など。友人から六回目の年男を機に年賀状を欠礼するとの通知があった。私も区切りを付けなければならないのかなーと考えている▼頼まれて毎朝六時に起きて、孫を小学校に送っている。▼十月十日母が百歳の誕生日を迎えた。来年子・孫・曾孫三十四人が集まってイベントを行う。十年前に作った句「母だけは死なないものと決めている」▼月に一回ビールが飲めるようになった。来年一月二十五日で手術後二年になる▼十日ほど前、神戸新聞社から分厚い封筒が届いた。川柳の年間賞の通知かと思ったが、将棋大会の案内だった。「KOBE波止場町TEN×TEN」で、阪神大震災二十年ー川柳に寄せて 全国公募100選ーあの日から を展示中▼携帯のゲーム(無料版)に嵌っており、目のピントが合いづらくなった。一人が二人に見える。神大付属病院でMRIを撮る。手術するときは勇気を持って臨みたい▼バカチョンカメラを買って楽しんでいる▼「川柳・交差点」にもご出席を。突然やってきて申し訳ない。楽しい時を過ごさせていただいた。一番の出来事は、家からここに来て座るまでズボンのチャックがあいていることに気が付かなかったことだ▼第九を神戸女学院と地元で歌った。川柳句会・忘年会・料理教室(二か所)と、ほとんど晩御飯を作らない生活が続いている。来年は間口を狭くしなければ身が持たぬ▼古希を機に川柳関係の年賀状は欠礼することにした。三分の二に減る
1月句会
1月15日(木)十三時
神戸市立婦人会館
宿題「跨ぐ」 席題一題 各題二句
なお、句評会用の雑詠一句を句会日十日前までに新葉館出版へ投句をお願いします。
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