平成26年11月20日第30回神戸句会を神戸市立婦人会館で実施した。
参加者は、代表の長島敏子、鱸紅雷、こやまひろこ、吉田節城、城戸幸二、田中おさむ、矢野野薫、山本としや、毛利きりこ、河合受身、吉井扇久、みぎわはな、豊野光子、吉田利秋、小池桔理子、今津隆太、石川憲政と初参加の宮崎美知代の18人でした。
席題「追う」 小池桔理子 共選
「佳句」
熱愛と叫び続けるストーカー 利秋
円安を追い風にして信を問う おさむ
美しく老いたい夢追いながら 美知代
デジタルを追ってつまずく紅葉狩り きりこ
逃げ水を追い故郷に辿り着く 憲政
こら待てと言うから逃げただけなのに 光子
何もかも炎と燃えて彼を追う 扇久
「秀句」
指名手配オレはキツネの顔である 利秋
追うたとて所詮消えゆく虹の端 敏子
「特選」
ふり向けば鬼と天使が追うてくる はな
選者評
ふり向いた時に追ってくるのが何かなと思ったら鬼と天使。おもしろいなと思いました。
「軸」
ポイントを追って猟船海走る 桔理子
席題「追う」 鱸 紅雷 共選
「佳句」
追うたとて所詮消えゆく虹の端 敏子
何もかも炎と燃えて彼を追う 扇久
熱愛と叫び続けるストーカー 利秋
追跡へ年に五足の古参刑事 野薫
追いつけ追い越せ昭和の風が背なを押す 憲政
整形をして追手から生きのびる ひろこ
円安を追い風にして信を問う おさむ
「秀句」
追ってくる老い振り払う赤い爪 ひろこ
追伸に肝心なことそっと書く 幸二
「特選」
夢追うて追うて人生道半ば はな
選者評
誰もが追った夢。今も追ってる夢。たいがいは道半ばであると思います。その心情を一言でうまく表したと思います。
「軸」
今風を追った薄着で風邪を引く 紅雷
宿題「空想」 吉井扇久 共選
「佳句」
選挙後に消費税率ゼロになる 利秋
何しよう透明人間一時間 おさむ
今頃は平和な世界だったはず 隆太
空想の恋はメロメロ3D 敏子
星巡り月に腰掛け羽たたむ 桔理子
包装の中を空想して遊ぶ 野薫
恋の予感想う今夜の流れ星 ひろこ
「秀句」
空想に溺れ夜が眠られぬ 野薫
空想がふくらみ爆ぜて夢消える はな
「特選」
同床異夢の夫婦なんです今夜から としや
選者評
意味深い句です。いろいろ想像できるのですが、「今夜から」がポイントですね。
「軸」
地球には平和と愛で満ちあふれ 扇久
宿題「空想」 今津隆太 共選
「佳句」
出土品今はむかしと語り出す 桔理子
空想を中断させた鍋のコゲ ひろこ
万歩計持って月まで散歩する 幸二
ガラス靴ピタリ明日からシンデレラ 美知代
住みにくい世だと河童が愚痴こぼす 憲政
恋多きペンは空想してばかり 美知代
選挙後に消費税率ゼロになる 利秋
「秀句」
空想に遊び二十歳にもどる老母 敏子
戦争も貧困もないこの地球 利秋
「特選」
包装の中を空想して遊ぶ 野薫
選者評
贈り物をもらって何が入っているのか、みんなの共通の空想を表現している。
「軸」
今頃は平和な世界だったはず 隆太
「句評会」 司会 田中おさむ
肚決めるまでは尻尾は伏せたまま(最高点十五点) 敏子
酔っぱらうとよっしゃよっしゃの父が好き(十二点) 憲政
地下街の慣れて自然になる不安(六点) 桔理子
立ち話長くて犬が熱中症(五点) 隆太
百寿者の存在感が座を締める(五点) 扇久
耳を傾けるしかできない力(五点) 紅雷
面白くなくても笑うのが絆(五点) 利秋
逢う度に恋に躍ったカフェの椅子(四点) 美知代
バブルなどもうこりごりよもう一度(四点) 幸二
オブラート包んで本音忍ばせる(三点) 受身
笑いたくてチャンネル回す秋の夜(三点) きりこ
御接待受けて命のことを聞く(三点) 光子
二日前なにを食べたか霧の中(一点) ひろこ
指切りをした女待つクラス会(一点) としや
薬葉を冬に備えて山路ふむ(〇点) 野薫
美人才女男をだます悪の華(〇点) 節城
笑えない川柳 気の抜けたビール(〇点) おさむ
遷宮の新居に馴れぬ大御神(〇点) はな
近況報告
▼初参加。勉強になった。川柳は五年ほど前に婦人大学で始めた。二年ほど前から本格的に取り組んでいる▼作句はパソコンに入れている。七千句ぐらいになったのを機会に千句ほどまとめて初句集「ひとり旅」を作った。西宮北口での第九のコンサートに向けて練習中。先日は神戸女学院の応援で、学生と合唱した▼久しぶりに出席でき、勉強させてもらった▼憧れの対面キッチンにリフォーム。炊事をしながら好きな映画のDVDを観ると言う幸せに酔いしれている▼今日友人の父親のお別れ会に出席してきた。こういった「お別れ」もいいなーと思った▼先日体温計を買った。体にあたるところがくねくね曲がり驚いた▼先日の国民文化祭・あきた の入賞句に暗号句があったそうだ。先輩柳人が、多読とは絶対にその句を作らないために読むものだ、と。心しなければならない▼車で映画を観に行こうと走っていると、県立農業高校周辺に日の丸を持った人が大勢立っていた。県農を訪れる皇太子をお迎えするためだった。そこで一句「皇太子のおなりまさかの昼下がり」▼外出しょうとすると「高齢だから・・・・」といって、すぐに孫などがついてくる。ほっといて欲しい▼川柳に嵌っている。二十二日から三日連続で、赤穂吟社創立二周年記念川柳大会、川柳ニューサロン,きやびん句会に出席▼来月自転車でしまなみ海道を走るため、トレーニングを積んでいる▼兵庫県川柳祭in西脇の事前投句兼題「へそ」で入賞「子の世話に素直にならぬへそ曲がり」▼酒も飲めるぐらいに体が回復してきた。笑う川柳を目指したい▼缶コーヒーを飲む前に缶を振っている。先日ふたを開けていることを忘れて振ってしまった。川柳クレオの兼題「アンネ」の選者をした。アンネの日記を読んでいなかったので、大倉山の図書館で約四百二十ページを読破した。一生分の読書を終えた気分だ▼前兵庫県知事の貝原さんが交通事故で亡くなられた現場が、私のマンションから見える。外国人学校などでお世話になったので、現場に献花した▼十月二十二日から九回検査。十二月には一泊二日の検査。検査日はパソコンで予約ができるので、句会日を外せて助かる▼第四回播磨川柳大会で、事前投句も含め兼題八題のうち四題が入賞。一生の運を使い果たしたかも。十二月句会後に忘年会を実施予定。
12月句会
12月18日(木)13時
神戸市立婦人会館
宿題「留守」 席題1題 各題2句
なお、句評会用の雑詠1句を句会日10日前までに新葉館出版へ投句をお願いします。
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「ひとり旅」読ませていただきましたよ。ジャンルごとの簡単なコメントも面白かったです。
参加者18名ですか、素晴らしい。
東京句会は11月、覚えがないくらい参加者が少なくて15名(欠席投句が8名いますが)でした。負けましたね。
コメントありがとうございます。現在の会場の定員が20名で、これを越えると立見席になるんじゃないかと心配(?)しています。
東京句会さんのように句評会のやり取りをブログに載せたいのですが、今後の目標課題にしています。
先輩柳人から、「句集をどんどん出せ。自分のためにもなるが、後輩のためにも出すべきだ…」とはっぱをかけられています。
今後ともよろしくお願いします。
コメントありがとうございました。
気がつきませんでご返事遅れました。
神戸句会は出来てまだ2年ほどなのによく繁盛しています。
主宰の長島敏子さん(川マガ読者川柳の選者)や石川憲政さんなどの世話焼きも貢献しています。