川柳マガジンクラブ茨城句会3月例会
平成25年3月25日(月)
第73回川柳マガジンクラブ茨城句会が茨城県取手市立福祉会館で開催された。
出席者は、木下種子、大谷仁子、山口幸、岡部洋子、浅野ゆき子、坂倉敏夫、高橋まさ、葛飾凡斎、、中村裕子、古利根颯秋、沖紀子、本荘静光、世話人の林比左史、太田紀伊子の14名。当日の宿題と選者、入選句は次の通り。
3月句評会
・特に話題にあがった句
何故ここに立っているのか考える 浅野ゆき子
法王もあまた苦悩の辞任劇 木下種子
すれ違いふと振り返る誰だっけ 葛飾凡斎
裏切りも別れも同じ目で送る 山口 幸
不覚にも足を取られる甘い酒 太田紀伊子
妻愛すもっと愛するよその人 本荘静光
iPS次の論文期待する 坂倉敏夫
春は花野の花でさえ咲き競う 中村裕子
唇に春の訪れ吹出物 高橋まさ
・その他句評会出品作
青空を憧れ仰ぐいぬふぐり 大谷仁子
命日のテレビ涙が留め処無い 林比左史
そのうちに善処しますと何もせず 岡部洋子
苦しんだ恋に終止符髪を切る 沖 紀子
日めくりの後追いをして蛇嗤う 古利根颯秋
三分吟「おんな」 古利根颯秋 選
母ちゃんも昔はおんなやっていた 林比左史
三歳の子も女らし前かくす 浅野ゆき子
おんな捨て何十年も経つ私 山口 幸
嫁姑好きな呼び名に慣れないな 浅野ゆき子
おんなです私もかって恋もした 林比左史
女です苦も楽も積む豪華船 岡部洋子
はつらつと女を出して微笑んで 高橋まさ
男女同権今更ながら声を出す 大谷仁子
女とて涙の武器は止めました 太田紀伊子
苦も楽もおんなの城の台所 岡部洋子
女子会が幅を効かせる旅の宿 太田紀伊子
おんな盛り乱れた姿また魅力 山口 幸
【秀作】
卒業はしません永久に女です 本荘静光
女です慎ましやかで気が強い 大谷仁子
おんな道良いも悪いも彼次第 山口 幸
【特選】
うららかな春の薄着が目に痛い 葛飾凡斎
軸 宙を突く乳房おんなを謳歌する
四分吟「カラオケ」林比左史 選
カラオケに上手も下手もあるもんか 本荘静光
カラオケのリズムを乱す自分流 太田紀伊子
演歌ですやはりわたしは日本人 古利根颯秋
素人ソング歌う天国聞く地獄 本荘静光
ダミ声で唸るだけでも気分良い 高橋まさ
いつからかカラオケ宴の必需品 本荘静光
上司なら感動したと言葉添え 浅野ゆき子
カラオケが取り持つ縁で親友に 太田紀伊子
カラオケに思いを乗せて口説くやつ 葛飾凡斎
アカペラがいい伴奏は要りません 太田紀伊子
聞かされる十八番カラオケ厭になる 山口 幸
浮世の義理下手なカラオケ歌ってる 山口 幸
どうしてもAKBが歌えない 岡部洋子
カラオケに向かって叫ぶ愛ひとつ 坂倉敏夫
カラオケがいつもナツメロクラス会 岡部洋子
【秀作】
あの人のマイクを誰か奪ってよ 沖 紀子
音痴にはマイクがナイフかと見える 木下種子
ほんとうはカラオケなんか大嫌い 中村裕子
【特選】
カラオケでヂュエットしたいあの人と 大谷仁子
軸 聞く人がいてカラオケの場が温い
宿題「無料」 太田紀伊子 選
図書館の本とアイコン良い味方 木下種子
ただなのよ騙した奴を憎めない 高橋まさ
デパ地下の試食満足する小腹 浅野ゆき子
御自由に御汲み下さい井戸の水 中村裕子
若ければヒッチハイクも視野のうち 大谷仁子
大災に大きな力ボランティア 坂倉敏夫
そそられる試食サンプルご招待 沖 紀子
無料券巧みに利用生きのびる 古利根颯秋
原産地送料タダで客を呼ぶ 林比左史
浄土への無料手形はお念仏 葛飾凡斎
【秀作】
嫁入って家事に介護に大奉仕 木下種子
健康へ無料ではまる罠サプリ 葛飾凡斎
楽の種と梅干の種しゃぶってる 山口 幸
【特選】
蔵元の試飲コーナー足取られ 林比左史
軸 無料券頂き時間食べている
*落穂拾い
デパ地下の試食コーナー味の旅
類句あり
〇円に付加料金が付いてきた
「無料」には遠くなる
餌はただ高価な雑魚を釣る羽目に
無料ではない
十四字詩「朝」 本荘静光 選
朝のマラソンコーチ自転車 坂倉敏夫
春眠という朝を貪る 沖 紀子
朝の牛乳長い習慣 坂倉敏夫
能率上げる朝のレッスン 林比左史
年齢のせいです朝シャンで風邪 山口 幸
香り漂う朝のみそ汁 高橋まさ
目が覚めた朝昨日の続き 山口 幸
朝採りいちご元気はつらつ 岡部洋子
三文の徳探す早暁 林比左史
夢が踊って明けの明星 古利根颯秋
目覚まし止めて眠る半時 浅野ゆき子
朝のニュースで今日の計画 中村裕子
逃げた女房に朝が泣いてる 古利根颯秋
朝につながる深夜放送 葛飾凡斎
何はともあれ朝のオクスリ 木下種子
朝寝を叱る庭のおんどり 太田紀伊子
秀句
昨夜の涙消えている朝 木下種子
朝空飛べる翼下さい
Loading...





















































