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川柳マガジンクラブ茨城12月句会

平成二十四年十二月二十四日(月)
第七十一回川柳マガジンクラブ茨城句会が茨城県取手市立福祉会館で開催された。
 出席者は、木下種子、大谷仁子、山口幸、岡部洋子、浅野ゆき子、坂倉敏夫、高橋まさ、市原凡斎、木村昭栄、本荘静光、古利根颯秋(初参加)、中村裕子(欠席投句)、世話人の林比左史、大田紀伊子の十四名。当日の宿題と選者、入選句は次の通り。
十二月句評会
・特に話題にあがった句
性格がチビたせっけん捨てさせず    岡部洋子
リーダーがいるのだろうな渡り鳥    林比左史
義理欠くも欠かさず続く医者通い    坂倉敏夫
地でやればよいと悪役渡される     本荘静光
電飾が社会の闇を隠さんと       木下種子
クリスマスイエスキリストそっちのけ  大谷仁子
・その他句評会出品作
我儘を言えばやっぱり寒い冬      高橋まさ
浮気浮体週刊紙で知る言葉       太田紀伊子
惜しまれて惜しまれて逝く中村屋    市原凡斎
詰め放題主婦達見せるど根性      木村昭栄
わしゃ知らんどうぞ勝手に 原発基   浅野ゆき子
原発停止健康平和笑顔         古利根颯秋
病が癒えて吊り革しかと握りしめ    山口 幸
家修理寿命とローンヤジロベー     中村裕子

三分吟「音」 岡部洋子 選
音楽会行って熟睡できました      木村昭栄
台所俎板機嫌良く弾む         高橋まさ
里の夜星空さえて音もなし       大谷仁子
ぼくの音クラシックから演歌まで    本荘静光
騒音も聞き方によりシンフォニー    林比左史
風音で眠れぬほどの老いじゃない    大谷仁子
音立ててくずれる積木マイホーム    浅野ゆき子
北風に五体の軋む音がする       市原凡斎
選挙カーうるさいだけの十二月     木村昭栄
音のする方に寄ってく呑み仲間     山口 幸
ホホホホホ魔女の悪戯音に消え     古利根颯秋
包丁の音で母の機嫌を知る娘      山口 幸
【秀作】
 フトン干す音が弾んで好天気     坂倉敏夫
 手の鳴る方行ってはみたが迷い道   木村昭栄
 都合の良い音だけ聞ける地獄耳    本荘静光
【特選】
 音も無くウイルス忍び寄ってくる   浅野ゆき子
軸 建前と本音じゃんけんぽんしてる

四分吟「クリスマス」本荘静光 選
チキンよりビーフが好きなXマス    岡部洋子
煙突が無いから窓を少し開け      木村昭栄
トナカイは俺だと亭主赤ら顔      岡部洋子
クリスマス一緒にしたいお正月     林比左史
サンタさんわたしの心操って      古利根颯秋
樅の木のいつしか軒を越えている    岡部洋子
クリスマス関係ないと老夫婦      坂倉敏夫
電飾もお手伝いして聖夜くる      太田紀伊子
教会がうるさいというクリスマス    林比左史
仏教徒といいながらもケーキ買う    太田紀伊子
クリスマス賛美歌を聞き心凪ぐ     大谷仁子
赤い靴サンタもはいてクリスマス    高橋まさ
大人でももらうとうれしプレゼント   林比左史
無理しても丸いケーキのクリスマス   高橋まさ
クリスマス待たず昭和の心逝く     古利根颯秋
【秀作】
トナカイは明日はリストラされるのか  浅野ゆき子
トンネルの前で戻ったサンタさん    木村昭栄
イヴの夜ママがサンタにキッスした   林比左史
【特選】
クリスマスだけは知ってる三歳児    山口 幸
軸 キリストが泣くかこの世のクリスマス 

宿題「名刺」 古利根颯秋 選
晴れがまし息子の名刺額に入れ     木下種子
母ちゃんの名刺代わりはきゅうり漬け  浅野ゆき子
バンザイで消えた肩書き名刺から    木村昭栄
職辞めて名刺代わりは保険証      坂倉敏夫
名刺並べ一期一会をより分ける     太田紀伊子
営業を辞めてもやたら名刺出す     本荘静光
政党を変えた名刺が三枚目       市原凡斎
白鳥の降りる村です名刺出す      山口 幸
暮らせます名刺なくても十五年     浅野ゆき子
何種かの名刺を整理定年後       中村裕子
【秀作】
土に生き名刺代わりの鍬を振る     岡部洋子
名前だけしがらみ消えた名刺です    山口 幸
衣更え心当たりのない名刺       市原凡斎
【特選】
名刺など使い途ない半世紀     中村裕子
軸 ハート型ピンクを添えてママの媚び

十四字詩「風」 林比左史 選
スカートめくる風の悪戯    木村昭栄
消えない記憶思い出す風    山口 幸
師走の風に泣く民主党     本荘静光
風が運んだ恋の種蒔く     古利根颯秋
肩で風切る若い日活      林比左史
風が笑って風車鳴る      山口 幸
風の子元気赤い頬っぺた    大谷仁子
心の火傷癒やすそよ風     岡部洋子
風の便りで嫁に行った娘    林比左史
筑波おろしに我が家がたがた  木下種子
島風恋し奄美三線       大谷仁子
世間の風は腰低くして     木下種子
北風吹くと落ち葉にぎやか   大谷仁子
隙間見つけて風の道草     高橋まさ
風の言葉が好きなタンポポ   岡部洋子
秀句
アジアの風が読めぬ日本    市原凡斎
恵みの雨を連れて台風     木村昭栄
風を読めない金も持てない   本荘静光
【特選】
花粉運んで風は役終え     林比左史
軸 風と組むから風と仲良し

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