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川柳マガジンクラブ東京句会9月例会

9月9日(日)第73回が開催されました。
今回の参加者はお世話役の植竹団扇さん、松橋帆波さん含め23名、欠席投句が8名、合計31名でした。
帆波さんから月刊誌川柳マガジンから、第10回川柳マガジン文学賞の結果、新鋭☆柳壇卒業が顔写真付で載った本間千代子さん、川柳マガジンクラブ句会通算得点で上位にいる静枝さん(1位)、正さん(3位)、大仏さん(6位)などの紹介がありました。

1、自由吟互選と句評会
句評会は出席者が3句ずつ選びますが、結果はゼロ票7句、一票5句、二票8句、三票5句、五票4句、七票1句でした。
今回も、句評会の互選ゼロ票の句は掛け合いで論評しました。静枝さんとしげるさんが担当しました。
1・1、ゼロ~一票の句より
  今回は、「わからない」という人が多い句があったのでそれらを取り上げてみます。
   親鸞を遠く離れて本願寺  六平太
しげる「よくわかりませんでした」
静枝「よくわかりませんでした。信仰心がないのにお寺さんを見に行くと言うことかしら」
疑問符をつけた利江「教義を理解出来ないままお参りすることかしら」
同じく三十六「遠くはなれて、がよくわからなかった」
同じく游子「よくわかりませんでした」
帆波「昨年750回忌がありました。750年経って、親鸞の頃より長年たって建物やいろんなものが立派になったが、本義はわからない人が多くなったようです」
こいし「何か内紛もあったのではなかったですか」
作者の六平太「たいていの宗教は教祖の思いと離れてしまう。教祖はあばら家に住んでみんなを救おうとしたのですが、・・・」

   暑苦し無いとさみしい蝉時雨  以呂波
ゆめか「その通りだなあと思いました」
帆波「暑苦し で切るのでしょうが、関西弁で 暑苦しない で切ることも出来るのでややこしいのです」
利江「続けて読んでしまって意味が取れませんでした。帆波さんの説明でよくわかりました」
作者の以呂波「ああ、そういう風にも取られるのかと今思いました」

甚平に浴衣が笑う衣紋掛け  朔太郎
静枝「凄くよくわかります。孫が来るのを待っている様子でしょうか」
しげる「よくわかりませんでした」
疑問符をつけた玉枝「分かりにくいです」
同じく芳夫「甚平に の「に」が分かりませんでした。「を」なら分かるのですが」
作者の朔太郎「たまたま甚平と浴衣がかけてあった。組合せがゆかいだった」

   思い切りヌード眺める露天風呂  栄子
しげる「心情はよくわかりますが、ちょっとストレートすぎるかなと思います」
静枝「ヌードを眺める、とは男性でもちょっと、思い切り眺めるのは無理があるか思います。女性同士でも遠慮します」
帆波「女性が女性を見るのでないとおかしいと思います。例えば年配の女性が若い人を見るとか、ですからこの句の成り立つ部分が狭いと思います」
団扇「露天風呂がヌードを見ているとも取れますが」
さんざんみんなを悩ませたあと作者を聞いてみんなが「え!!」
作者の栄子「最近恥ずかしそうに入ってくる人が少なくなりました。堂々と隠さず入ってくるからこちらも見ることになります」
思い違いをしていた?男性諸氏「そう言えば男でも最近ぜんぜん隠さずに入ってくる人が多いなあ」

台風は女名前でやって来た  くんじ
六平太「昔そうでした。西洋の女性名でしたが、日本語だとどうなるのかなあ」
帆波「今はアジアの台風はアジアの国の持ち回りで名前をつけていますが日本では通常使いません。ですからかつてはということが句の言外にあるのです」
作者のくんじ「昔はキャサリン台風などと言いましたが」
筆者注:戦後、サンフランシスコ講和条約が発効した1953年の第3号まではアメリカ式の女性の名前が付いていました。今は日本では発生順に番号で呼んでいますが、実はアジアの14カ国が10個ずつ名前を提案して、順に使うことも行われています。例えば今年の5号は日本の提案したテンビン(天秤座のこと)でした。

1・2、二、三票の句より
   心中に飼っておきたいカメレオン  倫也
しげる「直感的に面白いと思いました」
游子「私も直感的に面白いと思いました。カメレオンは左右違う方向を見ています」
唯夕「生き易いのだろうと思いました」
こいし「4句目でした。面白いです」
疑問符をつけたムツゴロウ「心の中にだけ飼っておいてそれでどうするのでしょう」
同じく利江「心の中はむしろ筋を通したものを持つのではありませんか」
帆波「カメレオンがカタカナでやわらかくなっています。表面は変えても心の中は変えないということでしょう」
作者の倫也「高倉健をTVで見ていたら役者はカメレオンじゃだめと言っていました」

大騒ぎするなよ魚逃げるから  こいし
游子「釣のことでしょうか。それとも、大きなことを起こすときに先に下馬評にあがると駄目になることがあるということでしょうか」
品子「釣からいろんな解釈ができると思います」
睦悟朗「竹島、魚釣島などを詠んだ時事句ではないのですか」
「ああそうか」の声。
作者のこいし「井上信子の「国境を知らぬ草の実こぼれ合ひ」のような句をと思って作りました。北方四島、竹島、魚釣島のことです」

   地球儀のあちらこちらについた染み  しげる
順風「紛争、財政危機、まさにこんな状況ですね」
桃葉「戦、原発、などなど。次の世代に引き継ぐのが心配です」
以上の票を入れたお二人以外に多数のご意見が出ました。
団扇「作者は染みで何を言いたかったのでしょう」
三十六「染みでなく傷とすると意味が変わりますね。地球儀はたくさん作りました」
帆波「以前紛争に関連して川柳でたくさん作りました。使い倒された感があります」
利江「私も作りました。地球儀は地球そのものでは無いと教えられ作らなくなりました。地球は3文字、地球儀だと作りやすいのですが、安易になってしまいがちです」
どうもベテラン勢からこれだけのご意見が出てしまうと、歴の浅いしげるさんや筆者は沈黙です。

1・3、高得点句五票句4句
楽しんでいますと笑顔の予選落ち  品子
順風「笑顔の予選落ちが気に入りました」
桃葉「テレビの

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