川柳マガジンクラブ茨城句会6月例会
川柳マガジンクラブ茨城句会
平成24年6月25日(月)
第64回川柳マガジンクラブ茨城句会が茨城県取手市の藤代公民館で開催された。
出席者は、大谷仁子、山口幸、岡部洋子、浅野ゆき子、本荘静光、高橋まさ、坂倉敏夫、葛西清、中村裕子、市原凡斎、世話人の林比左史、大田紀伊子の12名。当日の宿題と選者、入選句は次の通り。
六月句評会
・特に話題にあがった句
不自由な指まで包む大きな手 葛西 清
通帳の引き落とし額ああ無常 林比左史
咽元にいっぱいつまっている名前 浅野ゆき子
晴れた日にスカイツリーに上りたい 太田紀伊子
人生の今何合目米を研ぐ 岡部洋子
花の名は何語にしても同じ花 高橋まさ
・その他句評会出品作
そよ風がカーテン開ける胸騒ぎ 山口 幸
梅雨晴れ間ポチと一気に土手越える 坂倉敏夫
蟻の群れ私と同じ甘党ね 大谷仁子
梅雨空の雲の切れ間に夏が気になる 市原凡斎
名も知らぬ花台風の後に咲く 中村裕子
三分吟「アジサイ」坂倉敏夫 選
梅雨寒にあじさいの花通学路 市原凡斎
庭いっぱいにあじさい咲かせ母の家 岡部洋子
あじさいの移り気だけが許せない 岡部洋子
やっと咲くすみだの花火きれいだね 浅野ゆき子
六月の主役紫陽花花盛り 浅野ゆき子
紫陽花の様に変化をしてみたい 山口 幸
あじさいの葉っぱにひそむ青がえる 大谷仁子
艶やかなあじさい花の七変化 林比左史
梅雨の間にあじさいの花色変える 林比左史
白あじさい太陽よりも雨を恋う 岡部洋子
紫陽花の陰に小猫が捨てられる 岡部洋子
坂の上紫陽花咲いて誰を待つ 高橋まさ
【秀作】
あじさいの花押花に命とめ 大谷仁子
紫陽花に見とれて散歩時が過ぎ 太田紀伊子
あじさいが色とりどりに艶競う 市原凡斎
【特選】
恋心変える紫陽花七変化 林比左史
軸 アジサイを見世物にして寺生きる
四分吟「螢」林比左史 選
螢かご大事に帰る孫二人 山口 幸
ほたる飛ぶ写真みやげに見せられる 大谷仁子
平成に蛍雪時代死語になる 市原凡斎
身をこがす螢いじらし夏の夜 山口 幸
ほたる狩りプラスチックのうちわ持ち 高橋まさ
闇の中神々しいな螢の火 山口 幸
蚊帳の中ホタルが舞った幼い日 浅野ゆき子
源平の再現らしくほたる舞う 高橋まさ
源氏より平家が好きな螢狩り 岡部洋子
山奥に螢群れてる清水ある 岡部洋子
螢には団扇と浴衣よく似合う 岡部洋子
ホタル呼ぶ幼い日々を思う夜 坂倉敏夫
これで書が読める筈ない螢の灯 本荘静光
梅雨どきの水もしたたる螢草 太田紀伊子
うちわ手にホタル呼ぶ声なつかしい 坂倉敏夫
【秀作】
螢は眺めるもの手には取らないで 本荘静光
螢には愛と情けがよく似合う 岡部洋子
ホタル火の下にあい寄る影二つ 坂倉敏夫
【特選】
かわになが住めない川で里さびし 大谷仁子
軸 ふるさとにホタルが湧いた蛍川
宿題「遺産」太田紀伊子 選
まだ生きてます遺産とは何事か 本荘静光
DNA金品にもまさる遺産 林比左史
遺産などまるで無いけどから元気 市原凡斎
揉めたとか有って無いよな遺産分け 高橋まさ
千年の石仏の顔苔が生え 浅野ゆき子
借金も税も一緒の遺産分け 葛西 清
金銀はないが遺産は孫二人 浅野ゆき子
愛用の帽子はポチへ形見分け 坂倉敏夫
算盤を涙で弾く遺産分け 岡部洋子
両親の生き様私への遺産 中村裕子
【秀作】
憎まれて長生きをして遺産ゼロ 市原凡斎
花畠妻の遺産が真っ盛り 山口 幸
氷河期の遺産食ってる温暖化 高橋まさ
【特選】
セシウムが新たにプラス負の遺産 林比左史
軸 親の遺産なくて兄弟仲が良い
十四字詩「押す」 太田紀伊子 選
PTAの役を押し付け 浅野ゆき子
決断の背を押す母の愛 岡部洋子
メニュー決まって押すは呼び鈴 浅野ゆき子
押しの一手に僕は陥落 林比左史
押してやるから空まで飛べと 葛西清
鍵かけ忘れ押し開けられる 大谷仁子
核ボタン押す光る十字架 坂倉敏夫
ピサの斜塔を押して抑える 高橋まさ
勇み足する引くことは下手 葛西清
梅雨の晴れ間に開いた押入れ 市原凡斎
念を押してもすぐに忘れる 市原凡斎
買う人が居て押している判 山口幸
寝押しが効いたギャザースカート 浅野ゆき子
今日もまた押す母への電話 岡部洋子
少し意固地にベル押し続け 本荘静光
秀句
数の力でゴリ押しをする 市原凡斎
キーボード押す指が震える 林比左史
上ばかり見る街は押上 市原凡斎
押しの一手に負けて結婚 浅野ゆき子
孫も手を添え車椅子押す 浅野ゆき子
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