川柳マガジンクラブ茨城句会3月例会
平成24年3月26日(月)
第62回川柳マガジンクラブ茨城句会が茨城県取手市の取手市福祉会館で開催された。
出席者は、大谷仁子、山口幸、岡部洋子、中村裕子、浅野ゆき子、本荘静光、高橋まさ、坂倉敏夫、葛西清、世話人の林比左史、太田紀伊子の11名。当日の宿題と選者、入選句は次の通り。
3月句評会
・特に話題にあがった句
孤立死を防ぐ小さなお節介 岡部洋子
底辺で組むスクラムははじけない 太田紀伊子
欲ばらず目線平らに続く趣味 高橋まさ
愚痴聞いてくれる下弦の月が好き 葛西 清
混迷のままで未曾有な年明ける 坂倉敏夫
・その他句評会出品作
天下り入れて会社に箔つける 林比左史
高齢を言い訳にして自己嫌悪 浅野ゆき子
ファックスで歯切れの悪い彼の舌 山口 幸
北海道見果てぬ道をかけ抜ける 中村裕子
電線の隙ない椋のサスペンス 大谷仁子
おぼろ月恋もおぼろの散歩道 本荘静光
三分吟「春雨」本荘静光 選
ばらの芽の紅さにやさし春の雨 岡部洋子
冷たくて恋も出来ない春の雨 葛西 清
春の雨ぬれて歩けば風邪をひく 中村裕子
春雨の似合う年頃とうに過ぎ 大谷仁子
鍋の中具の春雨が多すぎる 林比左史
春の雨けむるようだと言った人 高橋まさ
ロマンスが見えた昔の春の雨 山口 幸
ただ一つ知ってる端唄は春雨 太田紀伊子
寒々と春の雨降る弥生月 高橋まさ
春雨が育む万物嬉しいな 岡部洋子
菜種梅雨桃も桜も湿りがち 林比左史
春雨じゃ言ってもらった時もある 山口 幸
人 うっかりと濡れていられぬ春の雨 山口 幸
地 春雨のサラダにしよう温い日だ 太田紀伊子
天 また逢える鼓動を濡らす春の雨 岡部洋子
軸 月遅れ聞くだに寒き春の雨
四分吟「坂」山口 幸 選
しのばずにさだまさし聞く無縁坂 本荘静光
坂下の店で一服皆を待つ 浅野ゆき子
夫婦坂歌の文句とはいかず 浅野ゆき子
下り坂調子に乗って転んでる 葛西 清
女坂ならば優しい情が涌く 岡部洋子
坂を上り身体の具合確かめる 坂倉敏夫
さっそうとヤングは越える登り坂 太田紀伊子
坂道を上る下るは時の運 高橋まさ
なんだ坂こんな坂にあるまさか 岡部洋子
こんな坂と登った昔懐かしい 大谷仁子
アップダウン車でも気が重くなる 本荘静光
地震以来小さな坂が増えている 太田紀伊子
人生の坂はいつでも中途です 岡部洋子
坂道を譲り合ってる夫婦道 太田紀伊子
日の当る坂道だけを登りたい 中村裕子
人 この坂を登り切ったら未知の国 本荘静光
地 坂などは気にせず買った分譲地 林比左史
天 しみじみと母恋いている女坂 岡部洋子
軸 流した涙無駄でなかった女坂
宿題「地震」太田紀伊子 選
地震予知分からないから旅をする 浅野ゆき子
震災後一人で帰る仮住い 山口 幸
震度七想定内と危機煽る 高橋まさ
井戸の水三十度超え震度四 中村裕子
すわっ地震病臥の母の盾となる 岡部洋子
また余震落ち着けの声震えてる 岡部洋子
地が揺れて花も叫んで散ったのか 山口 幸
被災地の子等頼もしいインタビュー 大谷仁子
直下型睨み住宅ローン組み 林比左史
にわとりと卵か断層と地震 本荘静光
人 地震などなかったように値上げ案 坂倉敏夫
地 体験の震度六なら笑ってる 林比左史
天 遺産分け余震の予感兄いもと 浅野ゆき子
軸 震度二かなと園児まで慣れる日々
没句鑑賞
防潮堤口惜しがってる背の高さ
防潮堤は津波や台風に必要なので直接地震が感じられない。
震度五も余震と思えば怖くない
中八である
甘えるな地震被害は自己責任
下六です
我が身より東海村を案じます
案じるのは東海村だけじゃない
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