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 十二月五日 快晴の会場は暖房不要の適温、師走とは思えない暖かい一日。 100分を費やす句評会に提出された、没句・実験句に、遠慮のない批評が飛び交う。

☆ 山盛りの鰯を買って来て独り 真理子(没句より)
 鰯と独りがマッチして寂寥感が漂っている。
☆ リバーシブルみたいにコンビ続けてる 憲子
 コンビより夫婦が良いのではとの意見もあったが、作者は夫婦に こだわってはいないとの事。 (みたいに)が惜しい。
☆ 会ってきた母は名前を覚えてた 友遊
 (名前)より(私)の方がとの意見に、「施設の母が私の名前を忘れるのだけれど、たまたまその日は名前を呼んでくれたから」
 介護という現実に参加者のほとんどが対峙しているだけに、その 後の言葉が出てこなかった。
☆ 泣きなやと花嫁さんを塗りなおす 孝志(没句より)
 大阪弁が出てくると会場は一度に賑やかになる。
「そらやっぱり、やっぱ『塗りたおす』やで」
「いやいや『塗りたくる』がええで」
 とまあ時には脱線も・・・

  ◎ 宿題「暗中模索」に掛かる。
 太田のりこ選
秀句 目を閉じてごらんしっかり見えてくる 真理子
   探知機はカイゼルヒゲの先っぽに 憲子
   わたくしの居場所をさがす地図がない 友遊
特選 百色の闇と出会ってまだ抜けぬ 真理子
 板垣孝志選
秀句 探知機をカイゼル髭の先っぽに 憲子
   美しく老いる暗中模索して 順啓
   百色の闇と出会ってまだ抜けぬ 真理子
特選 昏いなあ勝手に箱に入れられて のりこ
       互選最多得点句
   百色の闇に出会ってまだ抜けぬ 真理子

☆印象吟(写真参照・揺らすと七色の紙吹雪になる)
    最多得点句
 配り終え今しあわせの雪が舞う 友遊
サンタクロースの橇が空っぽだと気がついた作者に拍手で終回。
 次回は1月9日(第二日曜日) よいお年を~  

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