川柳マガジンクラブ茨城新年句会
2010年1月25日(月) 取手市福祉会館
参加者 13名 坂倉敏夫 中村裕子 本荘静光 岡部洋子
葛西清 高橋まさ 木村昭栄 児玉幸子 大谷仁子 山口 幸 浅野ゆき子
(世話人)太田紀伊子 林比左史
「小正月」という題が即吟で出されたがその小正月も過ぎ、早1月も後半である。今年はカナダバンクーバーでの冬季オリンピックの年。熱戦が期待され開催まであと数日にせまり観戦がたのしみでもある。日本海側の豪雪が伝えられているが幸い開催地取手市は安定した気候が続いている。10万人以上の犠牲者を出したカリブ海のハイチを襲った地震の悲報が届く。地球もどこかでくすぶっている。今日は即吟の選を坂倉敏夫さん、太田紀伊子さん。宿題「笑顔」を木村昭栄さんの披講で進める。サロンでは新家完司氏の「川柳の理論と実践」を大田紀伊子さんの解説でスタディ。
火も水も積んで女の豪華船 山口 幸
作者の山口さん「みなさんがいろいろ解釈してくれて川柳の素晴らしさを改めて知った」と感嘆しきり。女の生き方をきれいに表現している。火は不幸、水はしあわせを現わしているとの解釈も。女性の人生を豪華船に例えて無駄のない句になっている。
折り畳み傘のたためぬ失意の日 児玉幸子
誰にでも失意の日がある。傘が畳めぬから失意に襲われたのではない。何もしたくない日がある。ましてびしょぬれになっている傘が失意に追い打ちをかける。
情操を育ててくれた場末館 林 比左史
今のようにテレビが家庭に無かった時代、場末にあった映画館や演芸場は文化を吸収する唯一の場所であった。あの頃みた映画や旅回りの役者の舞台はそれなりに情操を育ててくれた。東映の時代劇も宝物として脳裏にしっかり保存されている。
負けん気が若いつもりですぐに出る 岡部洋子
負けん気・・・多いに結構。若さを保つ秘訣でもあります。時には街でみかけるトラブルにも口をはさみたくなりますが深入りするのは禁物。
性善説信じて開く無人店 本荘静光
みなさん想像したのがよく農家で売っている無人の野菜売り場。お金を入れて新鮮な野菜を買うわけであるがお金を入れないで持っていく人もいるとか。この手の商売はボランティア精神でやらないとストレスを作るようなもの。
3分吟「小正月」 坂倉敏夫 選
秀 小正月そろそろ酒も慎もう 葛西 清
秀 小正月女が腰を伸ばすとき 児玉幸子
秀 股引を二枚重ねる小正月 木村昭栄
特 初詣で老いはゆっくり小正月 太田紀伊子
4分吟「クレーム」 太田紀伊子 選
秀 顔と着物合わずクレーム出している 山口 幸
秀 好きだった妻にクレームつけられぬ 木村昭栄
秀 クレームをつけたい様な預金利子 浅野ゆき子
特 クレームをばねに明日へいきり立つ 児玉幸子
宿題「笑顔」木村昭栄 選
秀 畦道の地蔵の笑みに癒される 浅野ゆき子
秀 遺影にはスマイル写真所望する 太田紀伊子
秀 姑の通夜抑えてもこぼれる笑顔 本荘静光
特 病室の母の笑顔にほっとする 坂倉敏夫
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