第37回東京句会無事終りましたぁー
今回のご参加は28名。
ご出席22名。ご投句6名。
今回は所要で団扇さんが欠席なので、
絵扇さんが受け付け。
竜雄さんが司会進行。
三十六さんが得点集計。
とそれぞれに、役を分担していただきました。
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句評会で話題になった作品。
ゴーヤ見てウルトラマンが飛んでくる 芳夫
は、印をつけた6名が6名とも「判らない、疑問点がある」とされました。
ゴーヤの表面の感触が怪獣の肌を連想させる、という作者の説明で理解が進みましたが、「ゴーヤを見たのはウルトラマン」という読みのところで難解となったようです。
畠ごと野菜ジュースが買いにくる 淳隆
は、中七の表現がしっくりきた人と、そこを疑問とした人に分かれました。
握手した笑顔ピリオドかも知れぬ 桃葉
表現されている状況が、読み手によって広く深く変化していきます。儚さや切なさを感じさせる、いい作品です。
すぐ折れる花折れぬ花雨が降る 冬馬
よく見る川柳とは造りが違っています。二つの文のぶつかり合いが新鮮な印象を与えました。
忘れたい事へ時間という薬 きみ
この日最高の評価を得ました。似たような想はあっても、下五の造りの良さが圧倒的でした。
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続いて課題吟。
今回の課題は、前句附「賑やかなこと 賑やかなこと」
前々回にテキストを使って学んだ事を土台に、作句、選考を進めました。
句の独立性の観点から、
前句「賑やかなこと 賑やかなこと」
がなくても通用する事。前句の内容を説明するのではなく、広がるような作品。
そのような作品を選出する事を心掛けました。
選考は、五十嵐淳隆氏と私、帆波です。
佳作、秀作はそれぞれの既視感の違いなどから、重なる作品が少なかったのですが、特選句はどちらも文句なしに同じ作品に決定しました。
「賑やかなこと 賑やかなこと」五十嵐淳隆選・松橋帆波選
特選 風評を煽りメディアの打つ太鼓 利江
作品の独立性、伝達性が高く、前句がなくとも通用する事、またある特定の出来事に収斂することなく、完結性においても句の広がりを損なっていない点が評価に繋がりました。
最後は五分間吟。
課題吟特選の利江さんに、出題と選考をお願いいたしました。
五分間吟「意地悪」小倉利江選
特選 意地悪な天使の矢から逃げられず 帆波
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さて、来月は8月9日(日)12時30分会場。宿題締め切り13時です。
宿題は「原子力」3句詠です。
なんだこりゃ?・・という課題でしょ。(・∀・)
でも理由があるのです。
「原子力」という言葉は、意味の限定が強く、音字数も五音です。
過去の例で見るとこのような課題は、課題そのものを上五や下五にそのまま取り込む頻度がものすごく高くなっています。
つまり、
原子力 ○○○○○○○ ○○○○○
○○○○○ ○○○○○○○ 原子力
という姿の作品が多くなるということです。
そこで、なるべく「原子力」を上五・下五に置かない句作りをしてください、とご説明しました。
そういうルールで、とまでは縛りませんが、こういった形で頭を絞るのは、今後の作句に対するヒントを掴むことに繋がると考えています。
さて、どんな作品が生まれることでしょう。
来月を楽しみにしています。(帆波)
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