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川柳マガジンクラブ茨城句会   2009年6月句会報告
報告 林比左史
2009年6月15日(月)取手市福祉会館
参加者 15名 伊藤三十六 植竹団扇 坂倉敏夫 児玉幸子 鈴木広路 高橋まさ 
 山口幸 岡寿男 大谷仁子 木村昭栄 葛西清 本荘静光 野良くろう
(世話人)太田紀伊子 林比左史

 平成19年1月にスタートした川柳マガジン句会も今月開催で30回目を迎えた。それを記念して6月例会は会食からのスタートとなった。JR取手駅の和食レストランUに会員集合。会食後は「ちいさい吟行会」と称し、取手駅東口を出発、名刹長禅寺に参拝して旧宿場通りを抜け、取手本陣跡、利根川の運動公園を散策し会場の取手市福祉会館へ。東京から伊藤三十六さん、植竹団扇さんを迎え賑やかな記念大会となった。通例の句評会にもおふたりの含蓄のある解説を交えての評をいただいた。いつもやっている即吟のかわりに嘱目吟(10句)の提出を課しそれらは植竹団扇さんと山口幸さんに、宿題「切手」は伊藤三十六さんに選者をお願いした。吟行で時間を費やした分、通常より少し早い切り上げとなったが意義のある30回句会であった。

プチプチをつぶして胸の不発弾         鈴木 広路
 胸にあるわだかまり、どうして解決しようか。プチプチを潰して解決している人が結構いる。不発弾の解釈で意味も違ってくるかも。夫もやるが女房がやると深刻になる。句を読んでいるだけですっきりする。最近は包装にプチプチがあまり使われていないようです。

糸垂れる短気眺めている呑気          植竹 団扇
 釣りは短気の人に向いている道楽(?)それはのんびりしていると餌だけとられて釣り上げることができないからとのこと。それを眺めている人も短気。暇だから呑気なのだろう。短気と呑気の対比。そのふたりを眺めている人がさらにいるというから。

千円でごぶさた詫びる墓の前          木村 昭栄
 千円で高速道路を走れることが話題になった。千円になったから墓参りをする。先祖はきっと怒っているだろう。だから詫びているんでしょうと。ガソリン代はかかるけれど。

コーヒーの冷めないうちに言わないと      太田紀伊子
 別れの場面かな、いやプロポーズの場面かな・・・コーヒーが冷めてしまうと今のこのエキサイトな気持ちも下降してしまうから鉄は熱いうちの例えで告白しなくちゃ。やはりこの句は幸せの場面と解そう。

貧乏も遺伝なのかと子の悩み          岡 寿男
 遺伝だとおもう。放蕩が遺伝すると貧乏に通じる。親に負債があれば負の遺産として子が継がされる。反対に親が大金持ちだとその子は資産家となっている。

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