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第三十五回東京句会、無事終了いたしました。

参加二十七名。
出席十九名
投句八名。

投句者の中には、急遽ご都合により、欠席になられた方も入っています。
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今回の句評会は、前回同様、始めに皆さんのご評価をお聞きした上で、進行するという形を取りました。
前回のように、お一人ずつ順に評価を聞いていては時間が掛かりますので、
あらかじめ評価用紙を配布し、評価する作品番号、判らなかったり、疑問のある作品番号を書いていただき、整理したうえでお話を聞くというスタイルにいたしました。

評価の集まったのは

その曜日なりのわたしになってくる 芳夫
幸せな村が合併拒絶する 団扇

芳夫さんの作品は、着想が良いという点や共感度が高いところが評価されたところです。
団扇さんの作品は、時事吟として高い評価を得ました。

質問が多かったのは、

骨壷に収まるまではパピプペポ 倫也

下五の表現について、判らない、必然性がないのでは、過去に流行った表現、という意見がありました。
例えば、
「沢山の思いを詰めてます」
の後に
「わ・た・し」「あ・な・た」「うふふ」
のように、他の言葉より雰囲気があるように見えるので、一時よく使われた表現に似ているのではというものです。
作者の方も、他の言葉では陳腐になるので実験的に使ってみたというご意見でした。
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課題吟は「武者震い」
課題としては難しいところ。
詠み込むと、課題の説明臭が出てしまいます。

選者の品子さんも、詠み込まれていない作品を上位に選出されました。

特 内定をくれた電話に立ち尽くす 玉枝
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句評、課題吟の後、以前ご質問のあった「前句附」について、テキストを使って解説をいたしました。
もともと、歌は「問いかけ」があり「答え」があるという呼応のスタイルで発達していきました。
そこから句の附け合い、連歌へと進化していきます。

・附け句が前句に対して従属的地位である時代。

・逆に附け句から前句に連なっていくという従属的地位の変化。

・前句への附け方の概念の変化。

そういう過程で、俳諧が発達していきます。

附け方がより高度なものになっていくと、入門手段としての前句・附け句という二句だけの附け合いや、前句の簡素化が起こり、前句の簡素化はさまざまな附け合いを楽しむ雑俳の発展を促します。
しかし、大衆化は遊戯的要素の拡大を伴い、長期間興味を維持することが難しくなったり、より複雑な遊戯としてのルールを取り込みことで大衆化を削いでいくことにつながります。

こうしたなかで、附け句の独立性と、文芸的鑑賞に耐えうる性質を持っていた前句附が、前句の簡素化と附け句の独立性をより強めたものとして、川柳につながっていくわけです。

そのようなことをお話しました。
従って、「前句附」という出題においては、
十七音字の作品が一句として独立するように詠むべきで、
附け句と一体で初めて意味を成すような作りは、歴史の順からいうとおかしいのではないか、という結論を導きました。

これは、実際にやってみようということで、
東京句会では7月に
前句附「賑やかなこと 賑やかなこと」
という宿題を出すことといたしました。
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前句附は7月ですが、来月6月は第三十六回、丸々三年ということで、吟行会といたします。

6月14日(日)
午前11時に駒込学園に集合。
バスで巣鴨へ移動。
周辺を散策し、昼食後句会場へ戻り、句評会と吟行作品の選と鑑賞を行ないます。

参加希望の方は、句評会で使用いたします自由吟を事前にご投句下さいませ。

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