第33回、東京句会終了いたしました。
ご出席24名、ご投句4名でございました。
こいしさん、ヨモギさんが初参加。
今回も、おにぎりを準備、また団扇さんと絵扇さんのご尽力でケーキとコーヒーも。
「食料事情が格段によくなりましたね」との声も・・
句評会では評価が分かれました。
今回は、時事と時候を扱った作品が多かったです。
何ごとも善意にとって太ってる 千枝子
独りぼっちになるのも視野に入れておく 倫也
啓蟄に鉄砲玉の妻がいて 栄子
定年で惜しい人材眠らせる 桃葉
が評価を分け合いました。
課題吟は「負けてたまるか」
選考は闘句郎さんにお願いいたしました。
「負けてたまるか」ですから、結構強い思いが必要となります。
また「負けてたまるか」は七音ですから、これを入れてしまうと
○○に 負けてたまるか ○○だ
のように在り来たりの作品になってしまいます。
特選の作品 闘句郎選
金という魔物に下駄を預けない 倫也
言外に匂わせると広がりが出てきますね。
句評会、課題吟の後は印象吟。
課題はこの間こちらにアップした
「American Freedon. made in china」と書かれたダンボールの写真をモノクロで印刷したもの。
アメリカの自由というモノが、ダンボールに入れられていて、中国で造られている。
写真自体に穿ちがありますので、一切の説明無しで、一人2句、二人選にいたしました。
課題を理屈で理解しないで、感じたことを自分が伝えたい事柄とどうリンクしていくかが印象吟の醍醐味、というか面白さです。
お二方の選考。
それぞれに味わいが違っていてとてもよかったです。
きのこ選
特選 アメリカの自由で飯は食えません 倫也
睦悟朗選
特選 腐臭ユラユラ オフレコの森 帆波
サロンでは、6月に三年を迎える東京句会のイベントに何がいいか、ご意見を伺いました。
染筆、古川柳講演、連作鑑賞・評論会、吟行などを考えていたのですが、
やはり皆さま「吟行」がよろしいようで、来月もう一度詳細を詰めるということになりました。
ご高齢の方も多いですから、そうあちこち回るというのではなく、
何か記憶に残ることを考えたいですね。
それから、
「俳句の切れ字を川柳で使ってはいけないのかどうか。」
というご質問がございました。
これは季語もそうなのですが、
その言葉を季語として使う、切れ字を使うというのは、俳句のルールであって、
俳句の中でのルールが、その言葉を使う場合の「言語として正しい使い方」だと決定している訳ではありません。
従って、川柳の中で
「俳句のルールに則ってその言葉を使用する」ことも
「自分の伝えたいことを伝えるために、俳句のルールには拘らない」ことも、
どちらも作者自身が判断することでしょう。
「切れ字は使わない」という人は使わなければいいし、
使ってみたい人は使えばいい、ということになります。
但し、表現したい事柄、伝えたい事柄のために表現方法の模索が行われるのであって、
「誰かがそういう作り方で上手い作品を作ったから、自分も真似てみよう」
や
「大きな大会で上位に選ばれた作品がこうだから、その表現を真似てみよう」
という動機で、普段の自分とは違う表現方法を採ることではありません。
その人たちは表現したい事柄のために、その表現法に辿り着いたわけで、他人が見掛けを真似ても、表現したい事柄の重さが全く違ってくるわけです。
そんなことをお話しました。
さて、来月は4月12日(日)開催です。
12時30分開場、13時締め切り。
自由吟句評会
課題吟「飛び出す」3句
他、でございます。
たくさんのご参加をお待ちいたしております。 帆波
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