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今般、台湾川柳会と台北俳句会の仲間と表題のメール連句を巻き上げました。四か月もかかりましたが、うち二か月ぐらいが、小生が「放置」したからです…^_^; ゴメンナサイ!

連句との馴れ初めは野田川柳会の松澤龍一先生に「簡単だから」と騙されてはじめました。その後台北俳句会、台湾川柳会双方の同人の磯田一雄先生(雅号楊硯涯)からの誘いで今では日台連句、年に一歌仙の割合で進行しています。

川柳の一人句作りと作業と違い、仲間(連衆)で一つの作品を完成するのが、一番の特徴と言えるでしょう。

本作で小生の第十句の「小王」、台湾では妻の不倫相手、「小三」は夫の不倫相手のこと。四か月かかってやっとできた連句、小生の「放置」に根気よく待ってくれた捌きの楊先生、連衆の方々に御礼申し上げます。連句に興味のあるお方、ぜひ御覧ください。

 

日台連句 「龍山寺の巻」(歌仙)

2015年5月26日起首、2015年10月8日満尾

連衆(付け順)

イスタダ・アリーマン、楊硯涯(捌き)、鳥羽田重直、杜青春、村田倫也

一 句   甍より時雨るる音や龍山寺       イスタダ    冬 発句

二 句     捧ぐる線香散る木の葉髪       硯涯       冬 脇

三 句   舞ひ落ちる色褪せし日々跡もなし    イスタダ    雑 第三

四 句     ふるさとだけは今も変らず      重直       雑 四句目

五 句   天の月心の月と語らいし         青春       秋 月の定座

六 句     精算しろと迫る秋風         倫也     秋 初表折端

七 句   三々五々花野に群れる同期会       硯涯       秋 初裏折立

八 句      肌寒き夜の語り合ふ夢       イスタダ    秋

九 句   ワンルームマンションに愛満ち溢れ    重直       雑 恋

十 句     小三も来る小王も来る        青春       雑 恋

十一句   お日様が勝手にしろと笑ってる      倫也       雑

十二句     どこにしようか明日の波乗り      硯涯     夏

十三句   羽音を殺す鴉の木下闇         イスタダ    夏

十四句     二胡の音聞こえ月の涼しき      重直       夏 月の定座

十五句   足ありも足なしも来る古屋敷       青春       雑

十六句     狐と狸のライバル        倫也       雑

十七句   莚席片付けてより花の宴         硯涯       春 花の定座

十八句      青柳の影ユラユラと揺る        イスタダ       春 初裏折端

十九句   適当に生きてをるなりうららけし     重直       春 名表折立

二十句     最後の旅はブルートレイン      青春       雑

二一句   一陣の風が憂鬱吹き飛ばす        倫也       雑

二二句     見渡す限り雪の平原         硯涯       冬

二三句   飲みかけの熱燗揺らす人恋し      イスタダ    冬 恋

二四句     贔屓チームの今日もまた勝つ     重直        雑

二五句   セクシー女優乗車カードに起用され    青春       雑

二六句     クレオパトラを目指す政権      倫也         雑

二七句   エジプトの王朝運命辿らぬか       硯涯        雑

二八句     十字路に射す弓張りの月      イスタダ  秋 月の定座(引上)

二九句   寅さんと同郷という秋つばめ       重直       秋

三〇句     冷ややかな目の浮世絵髑髏      青春       秋 名表折端

三一句   近づくと火傷しそうな曼珠沙華      倫也       秋 名裏折立

三二句     図鑑片手に余念なき日々       硯涯       雑

三三句    一歩また次の一歩を進む帰途       イスタダ   雑

三四句      青帝でんと居座つてをり        重直     春

三五句   四五年花も嵐も懐かしく         青春     春 花の定座

三六句     御機嫌ようと鶯の鳴く        倫也     春 挙句

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日台連句「龍山寺の巻」 歌仙”にコメントをどうぞ

  1. 山本 由宇呆 on 2015年10月21日 at 6:40 AM :

    青春さま
    連句を拝見して 思わずキーボードに向かいました。
    嬉しいですね。仲間が増えるのは。
    私も 龍一先生に 騙されて 連句の仲間にされています。
    作っているときは苦しいんですが、
    メール連句は自分で時間調節出来るので 有り難いですね。
    忙しいときには忘れますが、
    ちょっとノックしてくれる人もいて、
    終わってからも 仲間意識があって楽しいんですね。
    機会があったら ご一緒したいですね。

     碇星南へフェードアウトして
         朝のブログを開く楽しさ    由宇呆

    では、また。

  2. 杜青春 on 2015年10月23日 at 9:00 AM :

    幽浮先生 コメントありがとうございます
    先生も龍一先生に騙さたのですね。仲間がまた増えてとても嬉しいです
    連句で一番苦労したのは、前句との「距離感」と七七の短句です。
    575でさえも難しいのに更に短く77で考えるとは、その点村田倫也さんが世話人を務める14字詩会はスゴイと思います。
    是非今度一緒に連句やりましょう。でも、一か月ぐらいの放置があるのでご了承を……^_^

  3. 田辺 進水 on 2015年10月26日 at 3:25 PM :

    杜青春さま
    先ほど台湾川柳9が届きました。あとがきが面白いですね、「傾いたポスト」も「くまもん」も「エンブレム」も楽しく読ませていただきました。ポストが傾いたのが杭の所為ではないと知って安心しました。ありがとうございました。

    • 杜青春 on 2015年11月10日 at 10:08 PM :

      田辺先生、わざわざコメントくださり、ありがとうございます。お蔭様で次回作のヒントを得られました。また宜しくお願い致します

  4. 遊人 on 2015年11月2日 at 6:19 AM :

    青春さん、騙した遊人です。時々、松澤龍一と云う偽名を使います。どうせ騙すなら妙齢の美女を騙したかった。日本連句協会に投稿し紹介しました。

    https://www.facebook.com/renkukyokai/timeline

    を覗いて下さい。

  5. 杜青春 on 2015年11月10日 at 10:17 PM :

    遊人さま、コメントありがとうございます。松澤龍一様の方が偽名だったのですね。
    知らなかった。
    心は美女でまだ妙齢の杜青春より

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