川柳は複雑な人間の感情を自由自在に表現する風俗詩、社会詩、生活詩です。
化けそうな傘貸す寺のしぐれ哉 蕪村
化けそうな傘でもよしかと傘を貸し 古川柳
川柳のほうは会話体で格調が低いと思われる方があるかもしれません。でも二人の話のやり取りは何と生き生きと表現されていることでしょう。それに傘を貸すほうに、ひどいボロ傘だが我慢してくれという温い思いやりの気持ちが感じられます。人情を洞察するとき本当のユーモアの詩が生まれるのですね。
それに人間にかかわることであればどんなことでも読むことができます。五七五音のリズムを基調とするほかには、表現上の制約はありませんから。しかし一つの詩ですから言葉を選ばなければならないのは当然です。同じ内容のことを言い表すのであればできるだけ美しい言葉を見出したいものです。
人間の風俗や習慣はどんどん変わってゆくもので、江戸川柳の中には意味の分からない句がたくさんあります。「かかあ」とか「亭主」という言葉も今日ではあまり使われなくなりました。口言葉はどちらかというと品の悪い表現になってきています。
現代の川柳を作るときに、こうした古い言葉や言い回しをわざわざ使う必要はありません。平易でよく通用する、しかも美しい句語が新しく生まれていますからそのような言葉に置き換えたいと思います。
「うまい」長谷川渓節 選
日本米梅干しにぎり母の味 加代子
褒めないが夫の皿はすべて空 種子
鍋つつく家族揃った至福時 邦博
落語家の啜る仕草で寄る蕎麦屋 勇造
軸 おふくろの煮物に捧ぐ星三つ
「 星 」宮嵜 勇造 選
星占い今日の機嫌が決まります 紀伊子
星影のワルツに泣いてまだ独り 友三郎
偉丈夫のおとめ座生まれ腑に落ちぬ 種子
甲子園の巨星はシャブで朽ちて堕ち 渓節
軸 綱取りに星が足りない二つ三つ
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紀伊子先生
暑中お見舞い 申し上げます。
お久しぶりです(^^)/
つくばね会長を退かれてからも
変わらずのお元気さ!!♪
いつもブログ拝見しながら
スゴいなぁーと、思っていました。
今日は久々に 先生の*川柳考*
傘の句を例に感じさせて
頂いた気がします。
ありがとうございました。
これからも どうぞお元気で(^_^)/
とまとさま
お元気のご様子は「ぬかる道」で拝見しておりました。9月から龍ヶ崎図書館講座が始まります。出ていらっしゃいませんか。「りゅうほう」8月前期号に募集が載るはずです。そのまえの8月2日は自主講座です。
お散歩がてらどうぞ・・・。