歌舞伎座5月公演夜の部は「恋湊博多諷–毛剃」現在の海賊ソマリアではロケットもあり自衛隊まで出動する騒ぎですが、この毛剃九右衛門(團十郎)が持主である船は優雅な密貿易船。そこへ小松屋宗七(藤十郎)が乗りあわせる。
密貿易の現場をみてしまった小松屋宗七(藤十郎)は海に投げ落とされる。奇跡的に助かり、恋仲の傾城小女郎(菊之助)のいる博多の廓奥田屋にたどりつき小女郎(菊之助)と再会。異国情緒あふれる作品を華やかな顔ぶれで上演。菊之助がきれい。
「夕立」子猿七之助(菊五郎)は落雷で気を失った御守殿の滝川(時蔵)をものにし、夕立の降る中、手に手を取って立ち去ってゆく。退廃的な気分濃厚な清元の踊りが良い。
「神田ばやし」これは長屋の人情話。濡れ衣がはがれるまでを多彩なメンバーが織りなす念仏講。家主彦兵衛(三津五郎)女房おかね(右之助)隠居のおらく(市蔵)桶屋の留吉(海老蔵)講中の金がなくなったことから話が始まる。陽山(亀蔵)とその娘おみつ(梅枝)と濡れ衣の晴れた留吉と結ばれる。宇野信夫作の近代版。
「おしどり」長唄と常磐津 三味線3謡4人の囃子は素晴らしかった。
喜瀬川(菊之助)の行司に河津三郎(海老蔵)と股野五郎(松緑)
鴛鴦の精の雄と雌になって華麗な踊りを見せる。早変りが見事。最後に鳥の柄になって華麗におしどりを舞う。
まさに肉体労働と思う。お疲れ様。帰宅は11時。
夢の世界にひと時浸れた。
文芸春秋3月号で「歌舞伎座取り壊し・私は許せない」と中野翠さんが書いている。銀座の町並みが変わってしまうと嘆いている。
その歌舞伎座は取り壊しまであと344日その前で一枚。
2013年になるとか、新築こけら落としが楽しみ。
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