3月号の鑑賞も、大垣川柳会会長の草野稔さんです。
○ 苦労したまたかと頭垂れて聞く 太田 静子
人の苦労話ほど心にしみるものはありません。でも、何度も同じ話を聞かされ、それが自慢話となるとうんざりです。
○ 故郷に恋の生まれた駅がある 加藤 逸笑
プラットホームで待っていたら、おさげ髪したあの娘と目があいました。ドキドキ恋をしました。故郷の駅にレモンのような思い出がいまも甦る。
○ 雪空に動けぬほどの厚着して 山本 聖子
今年の寒さは格別です。還暦を過ぎるとこたえます。毛糸の帽子に分厚いセーターを重ね、更にコートやジャンパーを着てもブルブル。達磨になりました。
○ あの時が嘘のようだよ高笑い 山田 優
「ヨイトマケの唄」を紅白歌合戦で聞いて感動しました。私の母も、泥だらけになって土方の仕事をしたことがあります。あの頃のカアチャンの歌が今も聞こえる。
○ 決定権すべてを妻に握られる 油谷 克己
定年を過ぎると同時に妻がタクトを握りました。此の頃は妻の顔色を伺う毎日です。家でゴロゴロも駄目らしい。あの頃に戻ってみたい。
○ 治りません率直に言う若い医師 小田 善作
正直は美徳かもしれません。でも、嘘も方便とも言います。若い時は誰もが曲がった事は嫌いです。それでも「治りません」はいけませんね。言葉も医術ですよ。
○ 見る角度変えれば敵も味方かも 尾方 静子
敵だと思う人、苦手だと思う人いますよね。でも角度を変えて見ると、意外に優しかったりして。そんな一面に触れると親しく感じたり。それでも苦手な人いる?
○ 私小説書くには恋はまだ足らぬ 水谷 一舟
恋はさまざまな味がする。苦い、すっぱい、甘い。そんな複雑な思いがやがて甘美な味わいになると言う。一舟さんの恋はまだ現役です。私小説読んでみたいです。
○ 後二枚景品欲しく無駄使い 堀川万紗子
年末年始に買い物をすると、抽選券が貰えます。五百円で一枚、六枚たまると案内所あたりで抽選が一回出来ます。あと二枚足りない。分かっていても無駄使い。
○ 贅沢をバッグに詰めて旅に出る 西岡 英昌
時には贅沢をするのもいいですね。あなたにとって贅沢とは何でしょう。お洒落をして、美味しいもの一杯食べて、温泉につかる等々。旅でストレス発散は最高?。
○ アドバイス妻からもらう隠し芸 新海 照弘
新年会。お酒が入るとまさかの人が隠し芸。でも、隠し芸って簡単ではありません。隠し芸のアドバイスを妻から貰う。いいですね。明るい家庭が目に浮かびます。
実は、「合同句集とよばん」を、1月31日申請期限の『平成24年度豊橋市郷土関係出版物補助』へ、申請書を出していました。
おかげさまで、「~郷土関係出版物選考委員会による選考の結果、補助金額を決定しましたので通知いたします~」の嬉しい封書が届きました。
趣旨は、「市民が自費出版する郷土関係出版物に対して、出版経費の一部(印刷刊行費の10%以内で、最高10万円を限度)を助成する事により、本市の出版活動を盛んにし、市民文化の振興を図る)、というものです。
そして、今朝の東日新聞に、「郷土関係の自費出版物 豊橋市が5件に補助」という見出しで、5冊の本の写真が載っていて、私たちの愛し子は、まん中のとっても良い位置で美人さんに写ってます。 とっても幸せです。
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