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「二句択一」

9月の誹風会のテーマは、二句の優劣を判断する目を養う研究。
選者にとって最も基本的な力量の養成である。二句の優劣判断が曖昧であれば、とうぜん全体の格付けもその場しのぎになってしまう。

大正15年の「川柳すずめ」は、祖父の時代の柳詩だが、そこに川上三太郎先生主導の句会における上位句の句評により、遊びに過ぎた句会の気分が一変し、ピリッとした文芸的な作者と選者の関係が出来たことが伝えられている。
まさに、選者の「評」こそ二句択一の裏付けとして求められる素養だった。
例会では、次のような例題が出された。あなたなら、どちらに軍配を上げますか…。

【例1】
イ  善人を繋ぐ鎖が置いてある
ロ  脆い鎖が死に場所の横にある

【例2】
ハ  平成の末期の苦苦しい雫
ニ  石棺のしずくと長いはなしする

討論は盛りあがり、ほぼ全員が残った二次会でも盃と一緒に柳論が交わされていた。

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