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触光川柳社の中山恵子さんにお願いした2回目の鑑賞です。
4月号近詠280句の中から、ドラマになるように組み立てた気配りに感謝です

○ あふれ出る言葉が風に乗れぬまま   伊藤紀雍子
〇 うっかりと本音を言うと礫飛ぶ    郡山 弘子
〇 詰め寄ればそんな約束したかしら   鈴木 順子
〇 論争は赤いボタンの掛け違い     山本三樹夫
○ 諦めを充分用意して告げる     あきさくらこ
 どんなことでも、人と人とが理解し合うためにはかなりの時間と労力がかかる。それぞれの生き方や考え方の違う人間だから言葉として発せられる以前の経験や体験まで理解するのはむづかしい。
○ 病みあがり手順狂わぬ主婦の朝    立山ゆう子
〇 お帰りと家族が言った退院日     戸鹿島節子
〇 病院で待つ間人間模様みる      竹本カヲル
○ 気がかりが解けて余白の時といる   花井  稔
  最近の医師は、インフォームド・コンセントのために患者に重い言葉を平気で告げる。私も「余命三日、三時間後に入院を」と言われあたふたとした。それから三年与えられた命に感謝と敬意を若き医師に伝えている。
○ 終活のシュミレーションはもう済んだ 加藤 哲郎
○ 負けておく快感だってある余生    河合 正秋
○ 今日もまた鍵をさがして日が暮れる  石井さちこ
 「生きて行く」「生きている」ということが老いが深まれば深まる程簡単に考えられなくなります。理想と現実の差は、お互い様お世話様だけでは済まない事が多く高齢化社会に入った日本の葛藤が続く。
○ 子の移動その都度実家家具の山     飯田 怜子
〇 彼の国へ赴任きまったまずマスク    太田 静子
○ もう孫と男同士の話する        小田 善作
 親と子、子と孫の関係がだんだん消失していってしまっている世の中でありながらまだまだ家を保っている、あてにされている現状が多くあります。家族の色々なことがあるのも平和なしるしなんでしょうね。
○ 響き合う人と素うどん食べている    小柳津優子
○ あと少し労り合って渡る橋       寺部 水川
○ 火鉢暮らしぜいたくとさえ思え来る   中田阿々茶
 年をとるということは、失うものが多くなり苦悩も増えて来ます。この先の先には何があるのか皆んな分かっているのです。せめてささやかな物事に満足感を味わって幸せに生きて行きたいですね。
○ 春愁というモラトリアムへドクダミ茶  やまぐち珠美
〇 東京難民ゲルニカを踏みながら     やまぐち珠美
○ あわてずに英知を深め核に鍵       山口タカシ
なかなか世の中、楽観的でいられないのは人間の宿命みたいなものがあるのでしょうか。さあ!心を楽にして
〇 あはは春明るい顔ででかけよう     樋口 りゑ

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