こんにちは、東京のタケです。
今年は戦後70年。といっても、両親とも戦後生まれなため、戦争のことは本や新聞・雑誌、テレビや映画から得た知識しかありません。
唯一、そんな自分でもつながりを意識するのは、両親の実家で何十回と見てきた、仏壇の上の額の中でこちらを見る軍服姿の祖先(幼い頃は怖かった…)、そして、もう亡くなりましたが、親戚に「戦艦大和」の生存者がいたこと、です。ちょうどPaul Gardner Allen氏が公開した「戦艦武蔵」の動画が話題になっていますが、大和のおじさんに詳しく話を聞いておけば良かったな、と思います。
さて、川柳を中心とする文芸書を刊行する新葉館は、それ以外にも小説、ルポルタージュから絵本まで、さまざまなジャンルを扱っています。
最新刊は大渕美喜雄先生の「天使の庭―いつも喜んでいなさい」、そして西まさる先生の「中島飛行機の終戦」です。
動物好きのタケとしては、「天使の庭」に出てくる猫やハリネズミ(←出てきてすごく嬉しい)を眺めながらニヤニヤするのが日課です(^^)
そして「中島飛行機の終戦」は、戦後70年にタイミングを合わせたかのように、中島飛行機半田製作所の昭和18年~23年にかけての業務日誌ともいえるメモが出てきたことを機に、初めて明かされる多くの事実を1冊にしました。
中島飛行機は、元海軍機関将校の中島知久平氏が、現在の群馬県太田市で創業した航空機メーカー。詳細はウィキペディアなどにも出ており、三菱が設計した零戦の3分の2を中島飛行機が生産した、とあります。
終戦後、GHQによって生産・研究を禁じられ、解体されたあとは、技術者の多くが自動車産業に転進し、富士重工業(スバル)など現存する企業に発展したそうです。
昭和20年8月14日早朝、メモを書いた藤森正巳氏(愛知県半田市にあった中島飛行機半田製作所の副所長兼製造部長、実質的な最高責任者)が、創業者の中島知久平氏との電話のあと、「lost a war」と走り書きをし、直後に「The war ended」と書き直したというエピソードからはじまる本書、狂気の時代に実際に起こった、経営者や技術者たちの苦悩の人間ドラマが繰り広げられます。
とくに私のような戦争を知らない世代の方に、本書が一助となって、戦後70年目を改めてじっくり考える機会が生まれればと思います。
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