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たしかまだ十代だったころ。
英会話の先生とファッション誌の雑談になったことがある。

「マイコはいつも何読んでるの?」
「○×をよく読みます」
「それだけ?」
「えーと、えーと」

答えから言うと、ファッション関係はその1誌しか読んでいなかった。なのに、何を思ったか当時の私は「え~『キャン』なども斜め読みします」と得意げに返した。

その瞬間、その先生の動きがあきらかに一瞬とまった。キョトンとした彼女の表情で、自分のしくじりに気がついたがもう遅い。顔から火が出る思いで、必死に別の話題をふった恥ずかしい記憶。

そう「can」なんて雑誌はない。どこかで聞いたことのある「anan」や「cancam」、あるいはアルバイト雑誌「an」などがごっちゃになって、とっさに新雑誌をつくってしまったというわけ・・・。

ツッコミもせず、自然に流してくれた彼女には今でも感謝している。

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