触光川柳社 中山恵子さん3回目の鑑賞です。
多くの作品にスポットライトを当てて下さり有り難うございました。
○ 夏野菜植える準備の床作り 波多野律子
〇 欠点も好きになってね桜草 戸沢ほたる
〇 葉ボタンがスカイツリーに変身か 佐藤 文児
野菜や草花を育てていると、子育てから老いまでの流れを短時間で共有している気持ちになる。あと一日で収穫という日に虫に食べられたり、日照りが続いて思う様に育たなかったり色々ありますが、すべての事を楽しみにするのが幸せなのだと感じる。
○ 好奇心予定変更なんてざら 立山ゆう子
〇 気にかかる失せてはいない好奇心 中内まつ江
〇 世の中で揉まれた結果今の顔 安藤 義昭
○ ふくらはぎ今日一日をありがとう 鈴木 順子
人とのつき合いの中で様々な変化に対応して行かなければならないけれど、こればっかりはそのつもりでいてもなかなかそうはならない。縁の下の力持ちであったり影に回ってしまう事ばかりであっても受け止め方次第で新しい何かが生まれるはず、期待がもてるはず。
○ 明日壊す家に雑巾かけている 藤森ますみ
○ 重要とマイナンバーをふる戸棚 大野 文子
○ 田舎すぎず都会すぎない街に住む 小田 善作
○ 気付かない位置から監視されてる世 花井 稔
○ 幸せな窓ばかりではない灯り 寺部 水川
戦後のベビーブーム、団塊世代、第二次ベビーブームを経験して今近辺ではあちこち新築ブームです。それでも日本を支えるはずの若者が少なくなりあちこちでほころびの目立つ日本で、老若男女が経済、社会、精神、心理的に思い通りの生活が出来るのか疑問ばかりですね。
○ それなりに夫にも似てわたしの子 本多 雅子
〇 寄り添って昔に戻る月の冴え 船木 正子
○ 前向きに生きると妻が目で押え 白井 昭
○ いつかまた二人で歩く帰り道 砂田 治美
○ 嫌だけど歳経て夫婦相似たり 山田ヤマトミ
ずっとずっと家庭という器の中で安定した家族を保っていたとしても、戦争やテロ、飢え、気候変動による洪水など一瞬にしてその機能が失われたりする。どんなに若いつもりでも肉体的について行けなくなると頑固になったり、出歩くことも面倒くさくなって来ます。何はともあれ精神的に安定している事が大切。
○ 真実の口に手を入れられますか 澁谷さくら
○ うさんくさい自分が左肩に乗る 佐野フサエ
○ 真実は否定してから見えて来る 山本三樹夫
○ 向き変えてみても絆に蹴躓く 小柳津優子
絆と言われるが環境の変化にどう対処してゆくのか。これからの時代に希望を託せる新日本人出現を期待する。
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