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今月もまたアップが遅くなりました。11月号から3か月間の鑑賞は、名古屋番傘川柳会の石崎金矢さんにお願いしました。

〇 バラの木の青虫親子食べざかり    大野 文子

 大切なバラの木を青虫がたべているのに、平然と眺めている。しかも、食べざかりとは暖かい視線である。だが待てよ、青虫の親は蝶蝶の筈、兄弟の誤りか。

○ 一日中家に居るのも良いものだ    小川智華子

 元気な御婦人は多忙である。しかし、第5週のある月など、定例会も無く暇な日がある。溜まった新聞を読んだり、棚の模様替えもしてみる。余裕の一日である。

○ 夏休み猛暑と孫のダブル攻め     小沢千代子

 「孫が来て嬉しい帰っていって嬉しい」といった句はあるが、ここではズバリ災難とみている。本当は嬉しいのだが体力が付いていけないのであろう。

○ 飲み込んだ言葉が酒で甦る      田口 勝義

 あのことは、しゃべらないようにしよう。一度は決心するが、ビールが焼酎に変わるころになると、むずむずとしてくる。ついに、しゃべってしまう。

〇 孫たちと畑の中でスイカ割り     波多野律子

 通常、スイカ割りというと海の砂浜を思い浮かべる。この句では畑の中である。察するにじいちゃんが丹精して育てたスイカ畑の中なのだ。夏休み最高の思い出。

○ 気づかれず静かに過ぎた誕生日    戸鹿島節子

 誕生日なんてものは、もう嬉しいとは思わない歳だ。それでも孫の可愛い盛りには、ちゃんと電話をくれた。今年は誰も気付かなかったようだ。やはり寂しいよ。

○ この手紙ポストの前で持ち帰る    戸沢 光子

 手紙を書いているときは迷いがなかった。しかし、ポストまで歩くうちに、ふと、相手を傷つけそうな気がしてくる。ポストまで行ったが投函せず戻ってくる。

○ まだ未練まじめに飲んでいる薬    藤原 緑郎

 もう、ここまで生かされたら未練はないよ、と言いながら処方箋通りにきちんと飲んでいる。おまけにサプリメントもこっそり飲んでいる。そりゃ長生きしたいさ。

○ 仏壇と母が残った遺産分け      安田 志峰

 なんとも切ない句ですなあ。しかも自分の世代が仏壇側の世代になっている。母を老人ホームに入れて、仏壇を団地サイズに買い換えて一件落着。しようが無いか。

  • 夕日落ち庭木に水を蚊には血を    牧野百合子

なんともすごい人の登場だ。我が身を飢えたライオンに与えた聖者の話を思い出す。極楽行きの有力候補。

〇 年寄りを吸っても美味くないぞ蚊よ  山田ヤマトミ

 前句とは異なり積極性は無いけど、全くの拒否でも無いようだ。年寄りでも血液型O型は蚊が好むという噂もある。ご注意を。それにしても、豊橋、蒲郡方面の方々デング熱は大丈夫でしょうか。

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川柳 豊橋番傘 11月号 『好句往来』”のコメント欄です

  1. たかこ on 2014年11月11日 at 6:47 PM :

    順子さん
    「すずか路」鑑賞は来月です。ヒヤッとしました。順番をよく間違うので貼り付けてあるんですよ。
    肩こりや腕がしびれたり、先長くないなあと弱気です。

    キーボードに向うとだめですね。
    少し前まで足が痛かったのですが、どれだけ歩いても平気になったのですが…

    では来月よろしくね。

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