最近、アリの本を探している。書名も著者もわからず、分かっているのは少しの内容のみ。だからネットでは探しにくい。
先日も時間があいたので書店へ。
書店へ行くと職業病もあってか、まずは短詩型文芸コーナーへ足がむいてしまう。そして小社から出ている刊行物を探し、棚の整理に、オビ(腰巻き)のズレを直してまわる。そして棚から三歩離れ、「新葉館の川柳書たちよ、ぼろぼろになるまで読んでくれる、いい人のもとへ行くのだ!」と独りごとを言ってしまう。
そのときだ、「川柳マガジン」を立ち読みしているロマンスグレーなとても素敵な超スーパージェントルマンを発見した。その方、えらく熱心に読んでいたので、これは買うのでは! マガサンがお嫁に行く瞬間が見られるのでは! と、少々興奮気味になり、それから10分が経過…。うむ~、立ち読みが終わらない。
負けてたまるかと、それから更に10分…。まだ終わらない。ナガイ…。どれだけ立ち読みですますつもりだ。と、そのとき、ナイスミドルが目をつむりながら天井を見上げ、ブツブツ言いだした。
ん? そういえば一体どのページを読んでいるのだろう、と思い、さり気なくナイスミドルの横へ。
「はいはい、ああ、それで」と大納得したわたし。その方の開いていたページは「虫くい川柳」だった。
そして、それから更に10分が経過…。
結局根負けした私はお嫁にいく(かもしれない?)マガサンを見送ることが出来ず、さらにアリの本のこともすっかりと忘れ、社に戻った。
社に戻ってからは何故か妙な敗北感が襲ってきた。あと、10分ぐらい待つべきだったか…。
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