川柳豊橋番傘6月号近詠句からの鑑賞を、中日川柳会の冨田末男氏にお願いしました。
〇 毎日の食事作りもボケ防止 山上 信子
高年になると心配なのは「認知症」があり、その為に「ボケ防止」が、必要になります。「食事作り」は、とても良く、毎日の継続は効果が期待出来ます。防止を忘れない為に、花を植えると良い。ボケの花を。
〇 それぞれにドラマ演じる窓明かり 安西 廣恭
旅先から夜帰る電車の窓から眺めると、沢山の窓明かりに会えます。それぞれの明かりの向こうには、生活のドラマがあるように思います。心象風景で「ドラマ演じる」の表現が良くて、ロマンがあります。
〇 雨あがり雑草たちと競争だ 来本 芳子
雨があがると雑草たちが生き生きしてきます。「雑草たち」は、表現に広がりがあります。「競争だ」は、力強いです。腕まくりして雑草と競い合う。雑草とするのはイクサです。元気を貰える句になっています。「がんばれ」
〇 雨風に負けず予定の外出へ 佐藤 幸子
宮沢賢治先生の「雨ニモマケズ」を思いました。予定通りしっかり行うことは良いことです。雨風をものともしない強い心が、あるからなのでしょう。努力と忍耐も必要です。台風の時は止めた方が良いでしょう。
○ メモ失くし男慌てる市場かご 白井 昭
メモがない、困った様子が見えるようです。市場かごも一緒に慌てる。句は男性だからユーモアが出て良いと思いました。経験のある読者は共感するでしょう。
〇 風を読みその場をうまく通り抜け 鈴木 惠子
風を読むことは、一つの対策で良いでしょう。場を読むことも必要で「うまく」で、経験が生きたのかなと思いました。句とは違い私は、サクラの通り抜けが良い。
○ 作句するどの子もかわい捨てられぬ 中田阿々茶
川柳の六大作家の一人、川上三太郎先生の言葉「わが句はわが子 愛して 誇るな」が、あります。句の考え方は良いです。自句には愛着がありますから。
○ ひと呼吸すれば許せることなのに 河合 正秋
「深呼吸」も、ありますが良いでしょう。何かをキッカケにして変化を持つこと「許せる」がそれだと思いました。教えられる句で、覚えると良いと思いました。
〇 輝いた記憶が老いの自負支え 花井 稔
栄光の記憶が、自信になり誇りにもなる。老いても支えにしてくれる。過去の汗と努力があったからなのでしょう。自負を持つことは良いことで、教えになる句。
〇 素晴しいあしたを予感しています 伊藤紀雍子
あしたを毎日、句のように思うと良いですね。「素晴らしい」の上五は最初の言葉で第一印象が、受けると思います。予感が当たるを期待します。夢のある句です。
末男さん、忙しいなかを有り難うございました。
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