遅くなりました。 『好句往来』は3カ月間をお願いしていて、阪本きりりさん最後の鑑賞です。
○ 梅ちゃんが頑張る今朝は頑張れる 藤城 嘉幸
朝ドラなのか。毎日のヒロインの動向に励まされる作者。頑張る、頑張れると断言をくり返した表現が切実ですらある。句にして一層自分を鼓舞している。
○ 昨夜のオカズこっそり一人ボケテスト 藤原 一志
こっそりと一人でやるテストには色々あって皆涙ぐましい。でもこの努力が今日の私に表れているはずだ。
○ まだ何かあるのか海は凪いでいる 藤原 緑郎
あの大津波の日より海の顔色が気になる。荒天でも穏やかでも。いや凪いでいるからこそ、何かの前兆ではと不安に胸とどろかせるのだ。
○ 真四角が五角になった人間味 本多 春子
黙っていても主張を貫き通す真四角。ごろりごろりと転がっていける五角。一つ角を増やすだけでイメージが変わる。そこに人の匂いが産まれる。
○ 幼子の泣き声と待つ回る寿司 牧野百合子
入った以上は待たねばならぬ回転寿司。待っている間に他所の家族の姿が目に入る。幼児の泣き声、親の怒声、入り混じってなんだか切ない。
○ 死んだふりあなたも馴れて来た芝居 水谷 一舟
こういう人が一人いると楽しい。だがそろそろ見馴れてきたようだ。すでに芝居だとバレているではないか。本番での成功を祈るしかない?
○ 砂時計三分間のセレモニー 脇田 雅美
短いようで長い三分。セレモニーの中身はわからないが、砂時計、つまり時を見つめることなのかもしれない。セレモニーとしたことで特別な無為の三分となる。
○ 長いこと気になっていた冬を消す 小柳津優子
作者の冬って何だろう。やっと消せる、でも飛び上がるほど嬉しそうでもない。だから人知れず消したんだね。
○ 待ち合わせ老人ばかり町の駅 櫻井 トシ
老人が駅の風景に溶け込む、ずっとそこに居るように。誰を待っているのか、待っているだけなのか。
○ ときめきを覚えるこころ淡くなる 竹下 健作
はしゃぎ過ぎた季節のときめきは、今はもう無い。淡く柔らかい静かなときめき。ゆっくりと鼓動の後をついてくるようなときめき、素晴らしい。
○ 古い地図広げて老いの物思い 田中 豊泉
古い地図から見えてくる未来もある。その宝の山から様々な知恵を若者に授けてやってほしい。
今日は、浜松教室でした。 そして、無事に給料支払いができました。
明日もう一日気がかりがありますが、追いつめられてた気分が少し落ち着きました。
1月4日、東日新聞に『川柳豊橋番傘』12月号、11月句会吟の中から1人1句ずつ掲載していただきました。
1月7日、東愛知新聞に『川柳豊橋番傘』10月号の中から1人1句ずつ掲載していただきました。感謝です。
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こんばんは。さて、新年句会はたくさんお客様がいらっしゃるようで、新年会を含めて楽しみです。わたしは正月ぼけからかいま遅かれ川柳の課題に取り組んでいます。平凡でつまらない句しか浮かびません。トホホです。