Loading...Loading...

2月号近詠作品の中からの鑑賞を、『好句往来』の名付け親でもある、めいばんの近藤塚王さんに再度お願いしました。1回目は川柳豊橋番傘(第5号)平成18年6月20日発行からの3ヶ月間でした。

○風呂敷が泣いております縦結び     竹本カヲル

縦結びでも、風呂敷を持ち歩くだけ見上げたもの。今どきの、とは言うまい。2・5次元の世界に疎いわれわれ、若者へのコメントはタブー。ただ、マナーだけは一言添えよう。箸の持ち方など、目に余るから。

○ショックです左に腰がゆがんでる    渡辺いく代

分かります。私も、顔のセンターが左にずれているから。若いときは悩んだものだが、企業戦士以降は、それどころでなくなった。まず生き残り、健康第一だったもの。今は “2病”息災で暮らしている。

○みえ張って7万円の歯を入れる     小松くみ子

ご自身、納得されているのが何より。見栄を張る。などと言われることはない。ウン十万円というインプラントをやり直した人を知っている。どうにも気に入らなかったらしいが、世の中、さまざまだと思った。

○敗戦と地震コロナと三体験       佐藤 文児

 織田信長の時代なら、一つぐらいで済んだかもしれないが、おたがい長生きしたもの。100年に1度の出来事を、ことごとく味わうとは。完成度うんぬんより、みごとに時代を切り取っている。

○以下同文それでも読んでもらいたい   寺部 水川

水府さんが目にされれば、膝を打たれただろう。ひもじい子ども時代を送った、昭和前期世代。何事も、省略されることが大嫌い。きちんと、腹一杯食べたいものである。“以下同文”について、私もかねがね消化不良を禁じえなかった。省略されるなら、表彰状など要らないとさえ。ペーソスが感じられ好句。

○方便の嘘は大手を振りたがる      青嶋由紀美

 やましさがあると、人は過剰反応をするものらしい。周到に練るほど、方便の嘘はオーバーになりがち。妙にリアリティーのある嘘というものがあるが、一分の隙もないゆえに、かえって露呈する。赤ちゃんと動物には敵わないと、ある映画監督が言っていた。

○三十分以内とテレビ急かしてる     尾方 静子

失敗談を一つ。テレショップで、30分をやや過ぎて注文したところ、値引率が格段に違っており、あれは本当だったのだと、感心したことを覚えている。それにしても、好感の持てぬCMだと思う。

 

塚王さんとは尾張旭川柳同好会(当時)の月例句会に出席した時、帰りの電車が一緒になる事が多く、下車駅までは川柳話を楽しみました。スタートしたばかりの「川柳豊橋番傘」誌を読んでもらいたくて差し上げました。「順子さん、もうそろそろ鑑賞文を載せるといいと思うよ」とアドバイスをして下さいました。「こういうことは早く始めた方がいい」という風なことも言って下さいました。でも当時の私は、誰にどう頼んでどう進めていったらいいのかさえ分からない。もうその胸にすがるしかないと思い、塚王さんにお願いしました。困惑されていたようでしたが引き受けて下さり、タイトルも考えて下さいました。塚王さん、お陰様で、川柳豊橋番傘誌は4月号で第181号になりました。

久し振りに第5号を読み返しています。手作りで、表紙絵はあじさいに蝶々。自分で塗り絵をするのも楽しみだった、あの頃。

ポストする LINEで送る ブックマーク
❤️ ひざポン
ありがとう!

気軽にポチっと
どうぞ(無記名)

川柳豊橋番傘4月号『好句往来』”にコメントをどうぞ

  1. 雅子 on 2021年4月21日 at 8:57 AM :

    順子さん!おはようございます!
    塚王さんとの懐かしい思い出を、私も陰ながら(うん!うん!)と読ませて頂きました(笑)
    実は私にとっても塚王さんは影の先生のお一人でして、この話はじかにお聞きしています(笑)まだまだ駆け出しの頃に、毎日柳壇に投稿していまして・・・・・取っていないのに読売から毎日とありとあらゆる所へ(笑)掲載日の早朝にはコンビニへいそいそと・・・・
    懸賞マニアが投稿マニアへ転身と言う感じでした(笑)そんな折り、毎日選者の香雪さんを大会で柳友より紹介して頂き、そこからお手紙で?香雪さんよりめいばん教室に誘われました。三か月の予定が楽しくて六カ月に。。。。何とご一緒した岡崎川柳社の山下さんは今でも通われているとか(笑)かたや山下さんは今では会長に。。。めいばん教室では塚王先生と対面で、二人で(川柳とは?のノウハウ)を教わった恩師でもあります。田舎からすてきな大学で、優秀な優等生の山下さんと、とってもおしゃれな塚王先生との、時間にしたら一時間弱のお話かも知れなかったけど。。。。私にとっては貴重且つ夢のようなひとときでした。特に今はコロナで儘ならない中で、何でも一歩踏み出したことの大切さを噛みしめています。

  2. タカシ on 2021年4月21日 at 1:30 PM :

     順子さま。こんにちは。春の風に吹かれ…と言うか、夏のような陽射しですが、お元気に勤しんでおられることと思います。
     雅子さまが毎日柳壇に触れられてたので、チョッとだけ。
     実は、ひっそりと柳壇に応募してるんです。義昭さんに勧められ、選者の鈴花さんの筆になる扇子を見せびらかされたり、そう言えば、律子さんからも後押しされて、時々、ハガキを出してます。
     昨年秋、10月頃、なんと閑雲さんの句もありました。

    ⚪ 採血にドキリナースのやさしい手 (ふれあい)

     もう、想い出に、なってしもうた。

  3. 鈴木 順子 on 2021年4月22日 at 10:40 PM :

    雅子さん、タカシさん、こんばんは
    会社で開いては、にんまりしていました。
    やっとこさで 何とか無事に 今日が終わりました(*^_^*)
    今夜も、朝ドラ「おちょやん」のビデオを(やることがいっぱい残っている…)と思いながらも3回も観ちゃいました。3回目は遅く帰った菜穂さんと一緒にだけど(笑)
    ここんとこ仕事の方が、すったもんだしていて、5月号の入力がはかどらず、気だけ焦っていたんですが、やっと本腰入れられる状態になりました。
    で、もう今夜は寝ることにします。おやすみなさい。

  4. 田口勝義 on 2021年4月24日 at 6:19 AM :

     順子さん おはようございます。 
    すったもんだから少し解放されたとか、川柳がオアシスになると良いですね。
     当地ただ今 秋の紅葉に向けて、萌黄色の真っ盛りです。
    「模様」の課題のヒントになって欲しいけど、回転しません。
    というのも、山ばかりではなく畠も土手も萌黄色なんです。
     デストロイヤーはもう 花芽を持ってしまい慌て気味です。
    朝晩 テントウ虫ダマシらを殺りくして、天国へは行けそうもありませんん。またトンチンカンになりました。 

  5. タカシ on 2021年4月24日 at 2:39 PM :

     順子さま。こんにちは。今日はチョッと岡崎へ来ています。チョッとお借りして、田口さん。この春、暑かったり、霜が下りたり天候不順ですかねぇ。
     妻が初めて植えた「ソラマメ」を、炊いてみたら苦くて食べられない……と嘆いてました。収穫のタイミングが分からないと言うことでしょうか?

     おととい届いた柳多留に、閑雲さんの優しさ溢れる句が……

     ⚪ 争いを忘れて海が凪いでいる

  6. 田口勝義 on 2021年4月24日 at 4:42 PM :

      タカシさま。
     そら豆はアブラムシがびっしり付いてしまい、私は諦めて作りません。
    茹で方にも要因が有るみたいですが、判りません。
    スマホで 「そら豆が苦くなる」と入力したら答えが出るかも。
    お役に立てずごめんなさい。

  7. タカシ on 2021年4月25日 at 1:39 AM :

     田口さま。ありがとう。調べて見ました。多くの人が迷ったのか、苦労したのか、ずいぶん沢山の情報、意見等が出てました。
     どんな分野であれ、名もなき人々による経験等を、世間のために惜しげもなく書いておられますね。
     まもなくGW突入…なんですが、盛り上がらないですね。順子さま始め皆さま、お身体には十分お気をつけください。

  8. 鈴木 順子 on 2021年4月25日 at 10:10 PM :

    勝義さん、タカシさん、こんばんは

    昨日今日、水川さんと5月号の編集を行いました。
    何とか形が整いました♪
    と、というか、実は私がへまをしてしまい…。
    探し物に追われて…無駄な時間を費やしてしまいました。
    この頃はこんなことばかり…、
    娘に何気に置くからだよ、都度都度自身に言い聞かせてから仕舞ったり置いたり片付けたりしなさいと、またまた言われそうなので、ここだけの話しです(笑)

    閑雲さん、去年の秋に退院して、この3月から仕事に復帰することになっていたんだとか。
    退院してからは「川柳作句」が心安らぐ時間だったのかね。あっちからもこっちからも閑雲川柳が掲載された交換誌が届きます。豊橋番傘も5月号は閑雲さんを偲びます。

  9. 雅子 on 2021年4月28日 at 11:06 PM :

    順子さん!こんばんは!
    今日は三ケ日?お疲れ様です!豊番五月号も追い込みで大変大変!と言ってるだけでお手伝いも出来ずごめんなさい。三重のかずこさんからもコメントが入っていて、嬉しい!嬉しい!感激です。
    それと、勝義さん、川マガの如月賞でまたまたの入賞すごいです。おめでとうございます。
    ひょっとして三度目???本当にセンスの良さに脱帽です。
       紙コップ派遣社員の味がする   すばらしいですね~
    今回は水川さん、タカシさんも~お仲間の掲載は嬉しさも倍増です。 今日はこの辺でおやすみなさい!  じゃあまたね~

  10. 田口勝義 on 2021年4月29日 at 6:08 AM :

     順子さんおはようございます。朝一番でこのブログを覗くのが日課です。
    今朝は目を疑うような コメントが飛び込んで来ました。
    雅子さんありがとうございます。最近はローカルな私はこんなもんだと諦めていました。今月もまだなんですよ。尻叩かれちゃいました。
    センスなんて私にはありませんから、ほとんど実感句です。この句も豊川と当地の差を感じて、浮かびました。
    先日 紫光さんの句集を読み返し、横隔膜が捩れるようなセンスは無い。と落ち込んだばかりでした。のんびりと後を追いかけさせていただきます。
    明日投函させていただきます。ありがとうございました。

田口勝義 へ返信する コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

Post Navigation

Copyright All rights reserved. SHINYOKAN PUBLISHING illustration by Nakaoka.K