実は、『川柳豊橋番傘』平成27年12月号から3ヶ月間の『好句往来』を加藤鰹さんに依頼した時に、
12月の今は小康しているのでいいが、実は○○さんも○○さんも○○さんの依頼もお断りをしていて、みなさんに申し訳ない…と逡巡された後で、
このブログに載せない事を条件に引き受けてくださいました。
12月号の鑑賞、掲載2月号が鰹さんの最初で最後の『川柳豊橋番傘』の鑑賞文となりました。
鰹さんのバトンを受けて下さったのは、たかね川柳会の望月弘さんです。
鰹さんとの約束(載せない)がしっかりインプットされてて、すっかり忘れてしまっていました。
弘さん、心穏やかでない時に無理なお願いを受けて下さり有り難うございました。
望月弘さんにお願いしました3月号掲載の鑑賞文です。
○ 黒猫よじっと睨むな心まで 山田ヤマトミ
隣りの家にも真っ黒な猫がいて時々うちにも遊びにくる。猫は瞬きもしないでじっと睨むように見つめる。ほんとうに心の中まで覗かれているように感じ、それが真っ黒な猫だと怖くなる。
○ 誰の子か母親だけが知る怖さ 尾方 静子
母親には似ているが父親には似ている所が無いとなると、問題がややこしくなる。血液型やDNAの鑑定が必要になる。タレントの場合は週刊誌の格好のネタだ。
○ 捨てたのに落としましたとお節介 鈴木 順子
古衣の処分に困った知人が、オートバイの荷台にゆるく結えてわざと落したら、荷物が落ちましたと教えてくれたと話していた。親切とお節介は紙一重のようだ。
○ ままごとで孫の子どもにさせられる 竹本カヲル
ほほえましいではないですか。可愛い孫の為なら「ママの言うことを聞いておイタをしちゃあダメでちゅよ」なんて諭されるのもうれしいものです。
○ バレてます嘘つく君のルーティーン 尾崎千津子
○ やさしさの中にも嘘が入れてある 壁谷 けい
ルーティーンは五郎丸で知れ渡った。嘘つく時の仕草は完全に見破られている。嘘も方便と言われるが、場合によってはやさしい嘘が必要なことが多々ある。
○ 寄り合いにお茶出す順を違えない 立山ゆう子
会社や事業所では、次長や係長のように階級に従ってお茶を出すのが一般的だ。合理的に湯汲み場の近くから配ったら注意されたという話もある。「寄り合い」という言葉も懐かしいが、町内の寄り合いでも順番に固執するとは、少々驚いた。
○ 別腹と言ってた付けがついて来る 中内まつ江
○ サプリより腹八分にし医者いらず 山本三樹夫
美味い物は別腹に入れるとよく言う。菓子や炭水化物を多く摂りすぎると太ったり糖尿の心配がある。サプリメントもいいだろうが、腹八分でよく噛んで食べれば健康も保てるし、何よりも長生きの秘訣だろう。
○ その先は酒が不味くて語れない 田中 豊泉
酒は楽しく飲めば百薬の長だが「こんな事は言いたくないんだけど……」となると酒も不味いし悪酔いをしてしまう。いい友といい酒を飲みたいものだ。
○ 不揃いの野菜味には自信あり 戸鹿島節子
青森の柳人からリンゴを戴いた。「形はよくないが、知人の作ったリンゴで味は良いです」と添え書きがあった。その通りおいしかった。近所の農家から規格外れの野菜をよく貰う。大きくなりすぎたりしているが、形より獲り立ての新鮮さが魅力で味もすばらしい。
Loading...


















































