Loading...Loading...

三ヶ月はアッというまで、東京みなと番傘川柳会の坂牧春妙さんの鑑賞も今月で終わりです。春妙さん、ありがとうございました。

○ 本物かどうか磨けば解る石     あきさくらこ

 形はいいけれど本物かどうかわからない汚ない石。いくつか拾ってきて洗って磨いてみると予想と違ってつまらない石に見えた方が断然美しく光ってきた。人間も、ボーッとしている長男も磨けばイケメンの次男より頼みになるのかもしれません。

○ 囁きを忘れてました蚊の羽音     池田登茂子

 そういえば耳のそばでブーンと聞こえるあの気になる蚊の羽音は何年も聞いていないと思いました。昔はどこでも聞こえて蚊帳の中にも一匹いたりしましたのに。マンションばかりになって何か大事なものを失くしたのでしょう。

○ 昔の夢見たくてテレビから離れ    大須賀ユキ

 今のテレビはなぜあんなに騒がなければいけないのでしょう。連続テレビ小説も昔はもっとほのぼのして楽しく、心に残る番組があったように思います。私は昭和、大正時代が背景だと喜んで見るのですが、クシャクシャ頭で騒がれると直ぐ消してしまいます。

○ 温暖化地球が貯めていた怒り     河合 正秋

 たしかに地球は人間に怒って熱くなっているのでしょうね。あんなに美しくおだやかに春夏秋冬がめぐるように神様がつくって下さった地球をこんなにひどい状態にしたのは人間です。地球の溜めた怒りはきっと今に爆発するでしょう。

○ その席にいるべき人がいる安堵    澁谷さくら

 この句はほんとの幸せな状態を詠んでいるのかもしれません。この平和がいつまでも続いてくれることを人は祈っているのです。

○ 汚染水もらい文句をいわぬ海     新海 照弘

 “海は広いな大きいな”ちょっと位汚染水がまじってもどこかへ消えてなくなってしまうだろうとひそかに皆考えているのかも。でもそのツケがどんな恐しい形でもたらされるか考えなければなりません。

○ 人間の証拠たびたび嘘をつく     竹下 健作

 たしかに嘘ついたことはありませんという真赤な嘘を言う人は一番人間らしいのかもしれませんね。

○ この辺が折れるところと知る夫婦   寺部 水川

 蓮根を見習ってここらで折れておかないと取りかえしのないことになると分かっているのが夫婦なのですね。

○ 長寿国ますます詐偽師忙しい     戸鹿島節子

 長寿で金持の日本人がふえたのでしょうか。せっかくのお金は詐欺サンなんかに渡さずに、息子の声位しっかり覚えましょう。

ポストする LINEで送る ブックマーク
❤️ ひざポン
ありがとう!

気軽にポチっと
どうぞ(無記名)

川柳豊橋番傘1月号『好句往来』”のコメント欄です

  1. 水川 on 2014年1月5日 at 4:55 PM :

    今日はある会の新年会でした、今年の遊びスタートです。

コメントはこちらから

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

Post Navigation

Copyright All rights reserved. SHINYOKAN PUBLISHING illustration by Nakaoka.K