3月1日、川柳発祥の地・台東区発「川柳コンテスト」(浅草国際通り公栄会主催)が浅草ビューホテル特設会場で行われました。
第6回目、「浅草」をテーマに競った2500句あまり。
一次、二次選考を勝ち残った51句が披講され、3人の審査員によるポイントと合議によってグランプリ以下15句の受賞句が決定、表彰されました。
披講に先立ち、ウィーピング ウィロウズによるジャズの演奏があり完封を吹き飛ばすような爽やかな歌声が浅草の空気を震わせます。
ジャズシンガー池の本和美さんの歌声ならぬ川柳の披講に、3人の審査員がポイントの札を掲げます。そのたびに拍手やわらいが会場を覆いました。
グランプリは、
浅草の煮込みがほどく人見知り
たんなる食べ物をよんだ句のように見えますが、浅草という特別な地域に渦巻く国際的にも人間模様でも多様性な人類の煮込み。そこから生まれる人間関係は、また格別のものがありましょう。
何回も応募して初めて受賞した肩の歓び、初めて応募して受賞した方の驚きなど、ここにも人間模様がしっかりありました。
川柳発祥の地の地元商店会が主催し、発祥の地の行政・台東区が後援。全国から集まった川柳が、社会の中で生きた文化として人をつなげる行事。川柳という文化の在り方の一端がここにありそうです。

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浅草の煮込みがほどく人見知り
煮込みの「煮え具合」と「心の距離」の対比、浅草の相席文化、江戸っ子の「人懐っこさ」、それらを「ほどく」で表した粋な表現だと思いました。
公募川柳もしっかりした選をすると良い句が残る。そういう機会を増やす川柳界であってほしいと思います。