
先日、情報提供をお願いした川柳六大家のひとり、村田周魚翁の第三の句碑
お互いの弱いほめあう山の道 周魚
が大山登山道の「大山駅」バス停のところで見つかりました。…
周魚翁のお孫さんの手配で市役所の観光課、道路課、文化財課などを回りましたが、手がかりが得られません。さらに、阿不利神社寺務所で聞き込みましたが、見つかりません。
勘を働かせて、登山道の入口と思しきお土産屋さんで遅い昼食をしながら、店の方に写真をお見せすると「見たことがあると思う」という嬉しい反応です。わざわざご主人を呼んでくださり、写真を見ていただくと、なんと、この店の道のはす向かいに、平成12年まであったというのです。道路の拡幅工事にともない、撤去されたと言うことですが、ありがたいことに、地主の方のご好意により、今でも駐車場の片隅に寝かせてあるといいます。
地主さんとは、古くから大山参拝の導師をされてきた「内海式部」様ということで、すぐにお尋ねして事情を話すと、快く保管してある句碑他の石材を拝見することができました。
失われた川柳史跡の「再発見」です。
地元にとっても「大山参道入口」の碑はランドマークとして愛されまた周魚翁の句も、登山の気分を見事に表した句として手ぬぐいなどの観光PRグッズにもなっていて、道路拡張でこの碑が失われたことを残念に思われていました。
この瞬間、地元にとっても柳界にとっても大切なランドマークが失われたままにしておくことは本意でなく、いつの日か、復活させたいと言う気持の共有が生まれました。
これから、力を合わせて再建に向かいたいと、熱い思いを確かめ合って分かれました。
何事にも「現場」に足を運ばねば、研究も調査も進展しないことを思い知らされると共に、周魚翁五十年忌という節目の年に、この再発見の場に立ち会えたことは、ご一緒した周魚翁のお孫さんの村田行成氏の口から「仏縁」ということが出てまいりましたが、不思議な力に動かされ、今日この地で、お土産屋・清水屋さんの清水氏、導師の内海氏にお目にかかれた巡ぐり合わせに感謝しないわけには参りませんでした。
川柳史にとっても大切な句碑が、再び失われることのないよう、努力していこうと、覚悟を決めたところです。
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ブログ、拝見しました。
一泉さんは尊いことをされておりますね。
〈何事にも「現場」に足を運ばねば、研究も調査も進展しないことを思い知らされる……〉
〈川柳史にとっても大切な句碑が、再び失われることのないよう、努力していこうと、覚悟を決めたところです。〉
仰るとおりです。頭が下がりました。
ありがとうございます。
化け学屋ということもあり、実験・実証がクセで、また、絵具屋の中間管理職をしていたせいか、つねに「現場」がものを考える中心でした。
今年は、周魚翁50年忌です。
周魚師を知らぬ川柳家が多くなった今、もう一度振返るとしにしたいと思っています。
よろしくお願いいたします。
優しい句ですね。行成さんより周魚さんの句集頂きました。