一般の人に川柳に親しんでもらうのはなかなか難しい。しかし川柳の読者の裾野を広げていかない限り、川柳の将来は先細りしていくのではないかと思っている。一般の人に川柳に親しんでもらう一つの方法として、札幌川柳社ではここ二、三年札幌市中心部の地下歩行空間で川柳展を行っている。単に川柳を展示するだけではなくて、一般歩行者の目に留まるように色紙にイラストを入れたり、様々な飾り付けをして楽しんでもらおうという趣向である。更に中七川柳に挑戦してもらって、川柳への関心を高めてもらおうという試みも企画した。中七川柳は、「チカホにはOOOOOOO集まって」というもので、このOを埋めてもらおうというもの。チカホは地下歩行空間の愛称だ。多くの市民がこの中七に挑戦してくれて、何と217句もの応募があった。この人たちが直ちに川柳仲間になってくれるほど世の中は甘くはないが、一人でも二人でも興味を持ってくれればと思っている。正に一歩一歩の歩みなのである。
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